bluetooth イヤホン カナル型 Beoplay ダスティーローズ BEOPLAY-H5ROSE [ワイヤレス(左右コード) /Bluetooth対応]

B&O PLAYの先進性を象徴する、ブランド初のBluetoothイヤホン「H5」は、発売以来全世界でセールスも好調な人気モデル。

防滴/防塵加工を施し、スポーツ時の汗や屋外でもある程度天候を気にせずに使える。

コントロールボックスは本体に内蔵。音楽を聴かない時は耳から外し、ハウジング背面に乗せたマグネットを重ねてペンダントのように装着も可能。充電は、個性的なデザインの専用器“チャージングキューブ”を使用。

スマホとペアリングして使う際には、モバイルアプリ「Beoplay App」も活用したい。音楽再生操作や音量調整の他、タッチ操作で直感的に音質調整ができる「Tone Touch」機能も便利だ。

今回はXperia XZにペアリングして試聴した。色付けがなくニュートラルなサウンドで、ワイヤレスの限界を感じさせない情報密度の濃さとS/Nの良さは、どんなジャンルでも実感できる。

宇多田ヒカル「Fantome」収録の『道』では、ボーカルの細かいニュアンスが引き立つ。音の輪郭がシャープで余韻も爽やか。広々とした空間に響く音像の定位も鮮明で、低音のビートも切れ味が鋭い。過度な量感ではなくタイトなアタック感で中低音域の存在を際立たせる。

Spotify配信のホール・アンド・オーツ「Private Eyes」から『I Can’t Go for That(No Can Do)』を聴きながら、アプリのイコライジング機能も試した。Tone Touchの画面から、円形の白いオブジェクトをEXCITED、BRIGHT、WARM、RELAXEDと4つのポジション間、任意の位置に動かすリアルタイムに音色が変わる。

EXCITEDの真ん中あたりではボーカルの音像がシャキッとして、特にハイトーンが煌びやかだ。反対にWARMへ動かすとベースラインがふっくらと量感が出る。カスタマイズした設定値は、よく聴く楽曲やリスニングシーンごとに保存すれば4種類のプリセットと一緒に繰り返し使える。

H5は、B&O PLAYが誇る最先端のオーディオ技術と、バング・アンド・オルフセンの時代から練り上げてきたチューニングノウハウが融合した集大成といえるだろう。

文：山本 敦

※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。