12cmフルレンジスピーカーユニット　FE126EN [フルレンジ（1ウェイ）スピーカー]

素材の味を大切にしたいのです。

料理に例えてみました。
本来は、「フルレンジ高能率ブックシェルフスピーカーでジャズを聴きたい」です。
そこで、フルレンジで高能率のブックシェルフスピーカーを探したのですが、丁度良いものが見つかりませんでした。
と言うことで、自分で組み立てることにしました。組み立てと言っても、ボックスは組み立て済みですので、スピーカーをボックス(BK125WB)にネジ止めするだけです。
結果は、いい音です。抜けの良い、明るい、元気な音です。
以下(半分、愚痴になってしまいますが)、気になる方は読んでみて下さい。
マルチウェイと低能率の欠点について(全て、個人的な感想です)、
まず、フルレンジかマルチウェイ(２ウェイや３ウェイ)か、ですが。
例えば、２ウェイスピーカーでは、２つのスピーカーから出る音に時間差が生じ、原音に忠実でなくなります。
さらに、高音域と低音域を分けているので、つなぎ目が生じます。
さらに、高音域と低音域を分けるためにネットワーク回路という、余計な電子部品が必要です。
アンプとスピーカーの間にコイルやコンデンサが入っているので、良いはずがありません。
次に、能率（出力音圧レベル）についてですが、能率が３ｄＢ低いと、同じ音量を出すには２倍のア
ンプ出力（Ｗ）が必要です。例えば、９３ｄＢのスピーカーと８４ｄＢとでは、９ｄＢの差があり、３ｄＢ当
たり２倍ですから、２ｘ２ｘ２＝８倍のアンプ出力が必要です。
よって、低能率のスピーカーを大出力のアンプで補おうとして、音が歪んでしまう可能性があります。
また、能率の低いスピーカーは、音の消え際が、滑らかでなく、あるレベルからストンと消えてしまうそうです。
一般的に、９０ｄＢ以上必要という見解を聞きます。
と言う訳で、フルレンジ高能率スピーカーの素晴らしさが理解いただけましたでしょうか。
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補足
１．マルチウェイとするのは、周波数帯域を稼ぐためでしょうね。
２．能率については、最近のスピーカーの傾向らしいのですが、比較的小型のブックシェルフ型でも、
十分な低音を出せるようにするため、能率が犠牲になっている(低能率)ようです。８０ｄＢ台が殆どです。