USB3.0E-P2-PCIE

外箱記載の対応OSはWin8までだが、Win10でもOSが自動認識してドライバのイ無しで動きました。

Lenovoのデスクトップ機V530（Win10　home）にて使用。PCには標準装備でUSB3端子が２個付いていますが、２個ともフロント側にあるので、「たった1500円でリア側にもUSB3端子が２個追加できるなら」と思い、本製品を購入しました。玄人志向のホムぺの当製品紹介ページではWindows10に対応と書いていますが、いざ届いた製品を見ると外箱に記載の対応OSはWin8まで、中に入っている紙切れ一枚のマニュアルではWin7まででした。Win10でも動くのか不安がよぎりましたが、PCIeスロットに装着して電源を入れると、ドライバのインストールを要求される事もなく、OSが自動認識して無事に動作しました。本製品に付属のドライバ用7cmミニCDは使わずじまいですが、それはWin7以前の古いOS用のドライバを収録していると推測します。

本製品基板の内部側にはペリフェラル４ピン電源のコネクタ（IDE型ハードディスクの電源コネクタ）が付いていて、PC内部側で電源を接続する必要があります。説明書きには「絶対に接続が必要」な旨が書いていますが、ウィキペディアのＵＳＢ３の項目によると、「PCI　Express　x1のマザーボードからの最大供給電力は10Wであるが、USB3.0の2ポートに規格上限の電力を供給すると9Wとなり、余力に乏しい。このため、多くのPCI　Express　x1のインターフェイスカードには、電源ユニットからの電力線を接続する補助電源端子が備わっている」だそうです。当製品の基板自体の消費電力が１Ｗ以下であれば、PCIeスロットからの最大電力供給10Wで、ＵＳＢ３ｘ２個の最大電力供給を賄える計算です。接続する全てのＵＳＢ機器が最大電力の4.5Wを食う訳でもないでしょうから、「オレは低消費電力のＵＳＢ機器しか接続しない」という人は、電源の内部接続は省略しても問題ないと思われます。私は電源の内部接続を省略した状態で、ＡＣアダプタ電源方式の外付けハードディスクドライブを接続して動作する事を確認しました。

しかし、電源の余裕がギリギリというのはよろしく無いので、私は当製品の内部電源コネクタにも電源を接続しました。その場合、問題となったのがコネクタ形状でして、前述のように当製品のコネクタはペリフェラル４ピン（IDE型ハードディスクのコネクタ）ですが、私のPCの内部デバイス用電源コネクタはSATA型でした。その上、既に3.5インチ内蔵ハードディスクを増設済で、接続するSATA型電源コネクタも使い切っていました。そこで、ＰＣパーツ店でSATA型電源コネクタの二股ケーブルとSATA型→IDE型の変換ケーブルを買ってこようかと思案していたところ、南米の大河の某通販サイトで、SATA型→（IDE型＋SATA型）の二股ケーブルを見つけて、送料税込み390円で入手しました。

内部電源コネクタがSATA型のみの新型ＰＣでも当製品と合わせて1900円以下でUSB3端子を２系統増設できましたので私は十分に満足です。私は、この製品で増設したUSB端子にUSB3対応外付け3TBハードディスクドライブを２台接続して、問題なく動いています。ならば評価は星５つ、と言いたいところですが、Win10の対応状況やドライバの必要の有無に関してホムペやマニュアルの情報提供が不十分なので、星一つ減点とします。

玄人志向USB3.0

少し古めのマザーボードでUSB3.0を使えるようにしたかったので、価格も手ごろで満足しています。