（クラシック）/ プタシンスカ：冬物語、合奏協奏曲、マンカーラ 【CD】

ワルシャワ出身の作曲家・打楽器奏者マルタ・プタシンスカ。ポーランド、フランス、アメリカで研鑽を積み、ルトスワフスキ、ブーランジェ、メシアンらに師事しました。マリンバ協奏曲や≪風の声≫をはじめとする打楽器作品やオペラで高い評価を受けており、シカゴ交響楽団やポーランド国立放送交響楽団のほか、世界中の演奏家から委嘱を受けています。ISCMやザルツブルク音楽祭などでも作品が紹介され、1998年からはシカゴ大学で教鞭を執っています。収録曲の「冬物語」は、1985年にリスボンで初演された室内管弦楽作品。シェイクスピアではなく、シュルレアリスム絵画に着想を得た幻想的な音楽です。ヴィヴァルディの「冬」の要素を取り入れながらも、夢と現実が交錯する独自の音響世界が展開されています。他にはユーディ・メニューインの80歳を祝して作曲された「合奏協奏曲」、古代エジプトの数字遊びに由来する「マンカーラ」、2008年の国際ハープ・フェスティバルで初演された「フルートとハープのための二重協奏曲」、静謐な雰囲気を持つ「エウリディーチェの夢」、静と動、対照的な2つの楽章を持つ「SE-TA」を収録。 (C)RS

【収録曲】
Disc-1
1．冬物語 - オーケストラのために
2．2つのヴァイオリンのための合奏協奏曲 I．Allegro con anima
3．2つのヴァイオリンのための合奏協奏曲 II．Andante espressivo， con tenerezza
4．2つのヴァイオリンのための合奏協奏曲 III．Allegro con brio
5．マンカーラ - 2つのヴァイオリンのために
6．フルートとハープのための二重協奏曲 I．Jeu des couleurs： Allegro moderato
7．フルートとハープのための二重協奏曲 II．Jeux du rythme： Vivo gioioso e molto ritmico
8．エウリディーチェの夢 - 2台のハープのために
9．SE-TA （セクエンツァとタランテッラ） （2つのアコーディオン、打楽器と弦楽オーケストラ版） Sequenza： Lento maestoso
10．SE-TA （セクエンツァとタランテッラ） （2つのアコーディオン、打楽器と弦楽オーケストラ版） Tarantella： Vivo， molto energico


録音：2024年5月26-31日、2024年6月20日、2024年6月28日 Concert Hall of the Fryderyk ChopinUniversity、ワルシャワ