バッティストーニ 東京フィルハーモニー交響楽団/ オルフ/世俗カンタータ『カルミナ・ブラーナ』 【CD】

「カルミナ・ブラーナ」は、ドイツの作曲家カール・オルフの代表作であり、力強いリズム、印象的なメロディー、そして大規模な合唱とオーケストラの融合により、クラシック音楽の中でも特に人気の高い作品です。特に冒頭の「O Fortuna」は、映画やCMなどでも頻繁に使用され、クラシックファンのみならず、一般にも広く知られている人気曲です。歌詞は、ドイツのバイエルン地方にある修道院で発見された11〜13世紀の古い詩歌集の写本がもとになっており、「春」「酒場」「愛」をテーマに、当時のヨーロッパの民衆のエネルギーが感じられるもので、その若々しい奔放さに驚かされます。混声合唱、少年合唱、ソプラノ・テノール・バリトンのソリスト、大規模なオーケストラという大編成で、クラシックらしい迫力のあるサウンドが繰り広げられる一方、中世の人々の日常の細やかな描写もあり、劇的な構成と多様な感情表現が味わえる名作といえるでしょう。オペラ指揮者として卓越した統率力を持ち、歴史や文学にも造詣が深いバッティストーニが、今回満を持して東京フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会で取り上げ、収録に臨みました。 (C)RS

【収録曲】
Disc-1
1．運命 それは世界の女帝 おお 運命よ （合唱）
2．運命 それは世界の女帝 運命のもたらした傷を 私は嘆く （合唱）
3．春 春が素敵な顔を （小合唱）
4．春 全てを太陽が暖める （バリトン独唱）
5．春 さあ見てごらん （合唱）
6．緑の野原で 踊り （オーケストラ）
7．緑の野原で 気高い木々に （合唱と小合唱）
8．緑の野原で 小間物屋さん ちょうだいな （2人のソプラノと合唱）
9．緑の野原で 輪舞 （合唱）
10．緑の野原で 世界中が俺のものでも （合唱）
11．酒場で 胸の中は滾（たぎ）っている （バリトン独唱）
12．酒場で 昔は湖にいたものさ （テノール独唱と合唱）
13．酒場で 俺は修道院長だ （バリトン独唱と合唱）
14．酒場で 俺らが酒場にいる時にゃ （男声合唱）
15．恋の庭 キューピッドは飛び回る （ソプラノ独唱と少年合唱）
16．恋の庭 昼も夜も すべてのものが （バリトン独唱）
17．恋の庭 少女が立っていた （ソプラノ独唱）
18．恋の庭 俺の心は （バリトン独唱と合唱）
19．恋の庭 兄ちゃんと姉ちゃんが （3人のテノール、バリトン、2人のバス）
20．恋の庭 おいで おいで さあおいで （二重合唱）
21．恋の庭 秤にかけてみよう （ソプラノ独唱）
22．恋の庭 歓（よろこ）びの時が来た （ソプラノ独唱、バリトン独唱、合唱と少年合唱）
23．恋の庭 愛しい貴方 （ソプラノ独唱）
24．白い花とヘレナ ようこそ 最も美しい女（ひと） （合唱）
25．運命 それは世界の女帝 おお 運命よ （合唱）


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