ユリアス・アザル（p）/ スクリャービン＆スカルラッティ：ピアノ作品集 【CD】

1997年、ドイツ・フランクフルト近郊のタウヌス山脈の音楽一家の長男として生まれたピアニスト、ユリアス・アザル。幼い頃から独学でピアノと即興演奏を学び、後に、ハンス・アイスラー音楽院とクロンベルク・アカデミーに入学。メンデルスゾーン国際ピアノコンクールをはじめとする数々のコンクールでの受賞歴を持ち、現在ロンドンのウィグモアホール、ウィーン楽友協会、ハンブルクのライスハレ、東京のサントリーホールなどの一流コンサートホールに招かれる注目の若手ピアニスト。2023年にドイツ・グラモフォン（DG）との専属契約を結び、今作がアザルのDGデビュー・アルバム。神秘主義思想を表現したロシアの作曲家、スクリャービンと、555曲の鍵盤ソナタで知られるイタリアの作曲家、スカルラッティの作品を選曲しています。2人の作曲家を過去、現在、未来の時空を旅する旅行者に見立て、スクリャービンのソナタの終楽章（葬送行進曲）のQuasi nienteの部分をプログラムのオープニングとクロージングに位置するとともに、曲間をつなぐ自作の間奏曲（TRANSITION）を2曲収録しています。 (C)RS

【収録曲】
Disc-1
1．プロローグ（ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品6 第4楽章：葬送行進曲よりQuasi Niente）
2．ピアノ・ソナタ ヘ短調 K．466
3．前奏曲 作品11 から第20番 ハ短調
4．ピアノ・ソナタ ハ短調 K． 56
5．ピアノ・ソナタ ハ短調 K． 58
6．ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品6
7．ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品6
8．ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品6
9．ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品6
10．ピアノ・ソナタ ヘ短調 K． 238
11．TRANSITION I
12．練習曲 作品8から第11番 変ロ短調
13．前奏曲 作品11から第21番 変ロ長調
14．ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K． 544
15．前奏曲 作品16から第4番 変ホ短調
16．TRANSITION II
17．前奏曲 作品11から 第14番 変ホ短調
18．前奏曲 作品16から第1番 ロ長調
19．前奏曲 作品11から第6番 ロ短調
20．ピアノ・ソナタ ロ短調 K． 87
21．エピローグ（ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品6 第4楽章：葬送行進曲よりQuasi Niente）


MQA-CD/UHQCD/グリーン・カラー・レーベルコート/録音年：2023年4月/収録場所：ベルリン