GRID（グリッド） トートバッグM LUXXe（ラグゼ） コヨーテ SLX-GTTMCY

工夫満載のトートバッグ、ただし細かなところの改善が必要

コンパクトデジタルカメラやバッテリー、三脚など撮影機材一式や、その他の携行品を収納するのに使っています。
機材収納は可動式の仕切板2枚のついた、インナーボックス。蓋付きでファスナーまたはマジックテープで閉じることができます。バッグの内側の面ファスナーでインナーボックスを固定できます。
インナーボックス蓋の内側には、中央が開口しているメッシュポケットがありますが、使用中に収納物が開口部からインナーボックス内に落ちてしまうので、使い勝手はよくありません。開口部にファスナーか、ゴムで閉じる構造が必要だと思います。
メッシュポケットはバッグ内にも2つありますが、ここも閉じるものはないので、やはり閉じる構造になっているとよいと思います。
バッグ両側面外側のポケットはマチつきでポケットの口がゴムになっているので、大きめのペットボトルや折りたたみ傘の収納に向いています。またバック内側にもポケットがあるので、スプレー缶などの収納もできます。
バッグ前面にはファスナー付きのポケットがありますが、深さが浅いため、収納できるものは限られます。バッグ全高に近い深さがあれば、ガイドブックやパンフレットなどの収納ができるのですが。
底面には脚がないので、床など置いたときの安定はよくありません。底面には三脚を付属ベルトで固定が可能ですが、これを使うと置いたときの安定がさらに悪くなり、三脚ケースのないときは三脚が傷つくこともあるため、あまりおすすめできません。バッグを二層構造として、底面の下に三脚用の収納部を設けるのがよいと思います。
大きな特徴として、バッグ背面の蓋のファスナーを開ければ、インナーケースから機材を取り出すことができる点があります。
蓋内側には14インチ程度のノートパソコンも収納可能なので、バッグを掛けたまま取り出すことができます。ただそのような使い方は頻度は少ないかもしれません。
全体としては、いろいろ工夫がされている印象ですが、メッシュポケットが閉じられないなど細かな点での改善が欲しいと思います。
サイズ的には、現在使用している機材からすると余裕があり、三脚もインナーボックスの上に横にすれば収まります。
バッグ背面にキャリーカートのハンドルを通すことができるため、移動は楽になりました。