■世界中の映画館を知り尽くしたJBLのサウンド技術をホームシアターに投入
無声映画に音を加えるためにスピーカーを開発したのがJBLの始まりであり、JBLはブランド誕生以来世界中の様々な映画館にて採用されています。現在もJBL PROFESSIONALのスピーカーは、最新の「Dolby Atmos」対応シアターでも数多く採用されており、高い信頼と実績を獲得しています。映画館のサウンドを知り尽くしたJBLが新たに発売するサウンドバー「BAR5.0 MultiBeam」は、ご自宅でも最新の音響設備を搭載した映画館にいるかのような、ダイナミックで立体的な音響空間を創り出します。
■JBL独自のリアルサラウンド技術と最新のバーチャルサラウンド技術のハイブリッド方式によって圧倒的な没入感を実現
本モデルは、最大総合出力250Wのデジタルアンプで、小型筐体に凝縮された5基のスピーカーと4基のパッシブラジエーターを力強く駆動。JBL独自のMultiBeam 技術による「リアルサラウンド」とDolby Atmosによる「バーチャルハイト」のハイブリッド式サラウンドサウンドにより、今までにない、本格的な音の包まれ感と自然な3次元的な空間表現の追加を高次元で融合、圧倒的な広がりと没入感のあるシネマサウンドを実現しました。
<「リアルサラウンド」を創出する5基のスピーカーと4基のパッシブラジエーター>
本モデルの最大の特徴は、MultiBeam技術によって「音のビーム」を放射し、壁に反射させることで実際に左右後方からサラウンドの音声成分を再現するビームフォーミングスピーカーを2基搭載している点です。この2基のビームフォーミングスピーカーは、水平方向の音の拡がりを創出する前方左右チャンネルと、ユーザーの後方の音の包まれ感を担うサラウンド左右チャンネル双方の音声成分を担っていますので、コンパクトな筐体サイズからは想像もできないような広大なサウンドステージを空間に描き出します。
■自動ルーム測定機能「AMC」技術の搭載
壁までの距離を正しく測定する「AMC(Automatic Multibeam Calibration)」技術を搭載。ビームフォーミングスピーカーから放射された「音のビーム」を正確に壁に反射させるために、本体に内蔵された測定用マイクとスピーカーを使って、本体と壁との距離や壁材の違いによる反射速度の違い、空間の広さ測り、設置場所や空間に依存せず常に最適なサラウンドサウンド効果が得られるよう自動で補正することが可能です。
サウンドバーとして別格の音の回り込み、映画館の音響を彷彿とさせる
JBLは言わずとしれた米国を代表するスピーカーの名門ブランドだが、そのエンジニアがJBLPROFESSIONALとして映画館スピーカーのサウンドチューニングを手掛けている。その『忠実なシネマサウンド』を体感できるように設計されたのが、Bar 5.0 MultiBeamだ。
本機の音の回り込みは、サウンドバーとして別格。まずバーの実際のサイズよりも広く展開するサウンドフィールドが映画館の音響を彷彿とさせるし、独自の「MultiBeam技術」により音を壁反射させるため、ハッキリと背後まで音の回り込みと移動が伝わる。
音が頭上を抜けていく移動感も、粒立ち良く再現していく。重低音も無闇に部屋を揺らすものではなく、パッシブラジエーター4基による振動キャンセルを効かせた迫力あるサウンドだ。『ボヘミアン・ラプソディ』の終盤、ウェンブリー・スタジアムの演奏シーンでは、スタジアム外の俯瞰からステージへとカメラが移動する場面で、まさに包み込まれるような臨場感が味わえる。
本格的な映画の音を追求したいAVファンや映画ファンは、自宅に本機を導入してみてはいかがだろうか。
文:折原一也
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。
サウンドバーとしての音作りがとても上手い。ピュアオーディオ用のスピーカーでは、映像なしの音だけで音作りをするが、この サウンドバーは映像とのマッチングを考慮して、映像と共に音作りしたと思われる。映像との相性がひじょうに良いのである。
低域が雄大で、ピラミッド形の安定的な周波数特性を持つ。とてもキャッチーな音調がで、セリフやサウンドイフェクト、そしてミュージックという映画音響の要素に巧みにアクセントを与え、明瞭で明確なサウンドを聴かせてくれる。同時に、しっかりとした剛性感も感じられる。
ビーム放射によるイマーシブサラウンド音場再現が可能だが、2チャンネルソースでも、拡がりと奥行きのステージ感が豊潤で、映像と一体になる臨場感体験が得られた。エンターテイメントに徹したヴィヴットなサウンドだ。