TCL-10 5G Chrome Blue 「T790H2ALCJP11」6.53型 Snapdragon 765 メモリ/ストレージ： 6GB/128GB nanoSIMx1 ドコモ/au/ソフトバンク対応 SIMフリースマートフォン

必要十分な性能

今まで使っていた端末に不具合が生じたため、購入しました。今後キャリアの変更を検討しているため、どのキャリアでも使えるSIMフリーの端末を捜していましたが、この機種は条件にピッタリでした。普通に使う分には何も問題なく、更にはいずれ5Gが使えるようになっても大丈夫。カメラも特に過不足ない性能。液晶もキレイです。

有機ELのProより個人的には好印象の液晶ディスプレイで処理性能も高い。細かい部分で詰めが甘い。

一時期Proを所有しましたが、有機ELの表示にはイマイチ馴染めず、スペック的にも
所有しているフリースマホと殆ど変わらなかったので、5Gにはほぼ用がなかったものの
普及クラスより１ランク上のSnapDragon765を搭載した本機への買替えとなりました。

処理速度は今までのフリースマホと比較すると体感できる程高速化しており、主に使用
していた画像編集アプリより更に処理が重い画像編集アプリが余裕で動作し、某ベンチ
マークアプリでのスコアも倍以上となっていました。
また、Proで馴染めなかった有機ELディスプレイはIPS液晶に置き換えらたものの、表示は
寧ろしっくり来る印象で、スペック的には今までのフリースマホと殆ど変わらないにも
関わらず、発色が広帯域化されなおかつギラつきの抑えられた表示が素晴らしいです。

カメラについてはメインカメラ性能が素晴らしいもののポートレートでの深度カメラによる
ボケ合成が苦手な印象。フリースマホでは問題無く画像合成できる状況でもなかなか条件が
合致しないようで、被写体との距離を取れと促すメッセージを表示しボケ描写に至りません。
もっともメインカメラの素の描写が素直なので、無理にポートレートを使用するまでもない
かも知れません。

表示能力と処理速度に秀でた本機ですが、NFCや5GHz帯のWi-Fiには対応しているものの
おサイフケータイは非対応。防水でもありません。
またauのバンドには対応していますが、Proやliteと同仕様であればUQモバイルかBIGLOBE
でなければau回線SIMでの音声通話はできません（※mineoのau回線　VoLTE対応SIMでは
データ通信のみ可能）。その割にドコモ回線は4Gは使えるのに5Gはハード的に非対応という
良くわからない仕様です。

また、表示性能にはかなり拘っている本機ですが一見ステレオっぽいスピーカーはPro同様
モノラル（※下部にスピーカーのような箇所が２つあるものの、音が出るのは右側のみ）で、
横にしても本体下部のスピーカーからしか音が出ないというのも？な点です。