■高性能 D/A コンバーター「CS4398」 数多くのマランツ製スーパーオーディオ CD プレーヤー、ネットワークオーディオプレーヤーでの採用実績があり、使いこなしを知り尽くしたシーラスロジック「CS4398」を搭載。
DSD 信号のダイレクト D/A 変換と 192 kHz / 24 bitの PCM 信号に対応し、情報量の豊かさと空間表現力に定評がある高性能 DACです。
■HDAM搭載フルディスクリート・アナログ出力回路 D/A コンバーター以降のアナログステージは、ハイスピードで情報量豊かなサウンドのために、SA8005 と同様の回路構成によるフルディスクリート回路を採用。
マランツ独自の高速アンプモジュール HDAM及び HDAM-SA2 によって電流帰還型フィルターアンプ兼送り出しアンプを構成しています。
サウンドマネージャーと音質担当エンジニアによる試作、試聴を繰り返して細部に至るまで徹底したサウンドチューニングを施すことにより、
定評ある CD6005 のサウンドからさらにディテールの再現性を向上させました。
■シンメトリー・レイアウト 左右チャンネル間のクロストークやレベル差はサウンドステージの再現において不自然さの原因になります。
CD6006 では精緻で立体的なサウンドステージを再現するために左右チャンネルのアナログ出力回路をシンメトリーにレイアウト。
等長、平行配置を徹底し、チャンネルセパレーション、空間表現力を高めています。
■カスタム・ブロックコンデンサー アナログ回路電源用のブロックコンデンサーは音質を決めるうえで最も重要なパーツの一つです。
そのため開発過程において幾度も試作と試聴を繰り返し、製品ごとに最適なものを選択しています。
CD6006 には、ニチコン社と共同開発したマランツ専用のカスタム・ブロックコンデンサーを採用しています。
■ハイスピード・ショットキーバリアダイオード 電源はトランスからブロックコンデンサーを経由しブリッジ回路へと供給されます。
マランツではいち早く、このブリッジ回路の重要性に着目し、改良をおこなってきました。
CD6006 にはハイスピードなショットキーバリアダイオードを採用。
トランスからダイオードまでハイスピードで安定した電源供給がCD6006 のパフォーマンスを確かなものにしています。
■ゲイン切替機能付き高音質ヘッドホンアンプ ハイスルーレートオペアンプと HDAM-SA2 型のディスクリート高速電流バッファーアンプを組み合わせた本格的なヘッドホンアンプを搭載。
情報量が豊かで鮮度の高いサウンドを実現しました。
新たに 3 段階のゲイン切替機能を搭載し、接続するヘッドホンのインピーダンス、能率に合わせて最適なゲインに設定することができます。
■金メッキ出力端子 L / R 独立タイプのアナログ出力端子を余裕のある間隔で配置。
大型の RCA プラグを使用したケーブルも容易に着脱できます。
アナログ出力端子と、同軸デジタル出力端子には経年変化や信号の劣化を防止する金メッキ加工が施され、高品位な接続を実現します。
■iPod / iPhone、USB メモリー対応フロント USB-A 入力 USB メモリーからの音楽ファイル再生と iPod / iPhone とのデジタル接続に対応する USB-A 端子をフロントパネルに装備。
iPod の充電にも対応しているため、バッテリーの残量を気にせず音楽再生を楽しめます。
iPodの充電中に CD6006 がスタンバイモードに入っても、iPod が完全に充電されるまで充電を継続します。
マランツが“6000”系をリニューアルし、CDプレーヤー「CD6006」とプリメインアンプ「PM6006」を発売した。
CD6006は「CD6005」の後継機。心臓部のDACチップはシーラス・ロジック社製「CS4389」で、デジタル入力はPMC 192KHz/24bitまで対応する。アナログ回路は上級機「SA8005」と同様の構成のフルディスクリート。この部分はマランツのサウンドマネージャーと音質担当エンジニアが試作と試聴を繰り返して追い込んでいる。
“6000”系はマランツのオーディオ・エレクトロニクスのラインナップ中、下から二番目にランクされる。しかしながら、このクラスのオーディオ・エレクトロニクスはユーザーに大きな喜びを与えてくれるのである。
文:石原 俊
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。