ガローテ･ペール･エ･フィス ブルゴーニュ ピノ･ノワール 2021 750ml【赤ワイン】

赤ワイン / ミディアムボディ
ブルゴーニュ地方
使用品種：ピノ・ノワール

■ガローテ・ペール・エ・フィス（ポール・ガローテ）
ヴォルネイとムルソーの村に挟まれたモンテリーは、コート・ド・ボーヌでも特にコストパフォーマンスに優れたワイン産地で、うまく探せば隣接するヴォルネイやムルソーに引けを取らない秀逸なバリューワインを見つけることが出来ます。「白ワインの帝王」と言われるコント・ラフォンやコシュ・デリもこの地で赤ワインを造っており、愛好家の間では、優れた名品が眠る産地として知られています。

昔からリードするのが、『モンテリーの祖』ポール・ガローデです。モンテリーの名を広く世に知らしめた人物で、アペラシオンを一から築き上げ、今日までモンテリー協会会長として精力的に活動を続けてきました。ムルソーで4世代に渡る家族経営のドメーヌを運営し、かつてコント・ラフォンの契約農家も務めていました。現在コント・ラフォンは、栽培から醸造まで自社で一貫して行っていますが、ドミニク・ラフォンが当主となる前は、ブドウを契約農家に任せていました。このためガローデのワインはコント・ラフォンの影響を強く受け、芳醇で余韻の長い複雑な味わいが特徴です。

素晴らしいドメーヌを見出し世に知らしめたのが、アメリカで最も良心的で有能なワイン輸入商としてロバート・パーカーに高く評価されるピーター・ヴェザンです。パリ在住のブルゴーニュ・ワインのエキスパートで、無名ながら優良なドメーヌを探し出す能力に非常に長けています。ミシュランのワイン版といわれるワインの格付け本『クラスマン』でも、 ポール ガローデのワインは、コストパフォーマンスに優れたワインとして評価され、「ストックを買い占めるべし」と絶賛されています。

モンテリー、ムルソー、ピュリニィ・モンラッシェの畑で収穫された平均樹齢25年の若いピノ・ノワールで造るブルゴーニュ・ルージュ。完熟したピノを完全に除梗し、天然酵母で長い時間をかけて自然発酵させ、12〜18ヶ月かけて澱と共に熟成させています。香り豊かでバランスが良く、若いうちから飲みやすい味わいながら、5〜15年間の長期熟成力を備えたワインに仕上がります。

外観は、美しく艶やかなルビー色。よく熟れた小粒で凝縮された果実のアロマが香り、エレガントでキメ細やかなタンニンが感じられる可憐なワイン。飲み始めは樽由来のオークの香りが感じられるが、木を焦がした強い香りやヴァニラの香りとは違う、甘くスパイシーな香辛料を思わせる香り。摘みたてのチェリーや、シロップに漬けた苺のチャーミングな果実のアロマとのバランスが絶妙で、美しいテクスチャーが口内に広がる。