シャトー ディケム ハーフ 2019 375ml【白ワイン/貴腐･アイスワイン】

白ワイン / 貴腐 / 極甘口
ボルドー地方 / ソーテルヌ地区
使用品種：セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン

■シャトー ディケム
世界の貴腐ワインの頂点に君臨する「シャトー　ディケム」。もちろんソーテルヌの格付けにおいても、ただひとつだけ“プルミエ・クリュ・シュペリュールにランクされています。シャトーでは通常6〜8週間かけて150人もの摘み手が、最低でも4回の時期に分けて、完全に熟したブドウのみを一粒一粒収穫。

そうして厳しく選別されらブドウから造られたワインでも、樽熟成の段階でディケムとして世に出すにふさわしくないと判断された物は生産量を減らしてでも容赦なく切り落とします。そうして造られるワインは、何と1本の樹からたったのグラス一杯。新樽で3年以上熟成され、その間に20％以上も減ってしまいます。そこからさらに最良の樽だけセレクト、約4年後に出荷されます。

■ヴィンテージ
2019年は暑かった夏の影響で一部セミヨンでは過熟感が出ました。そこでディケムではソーヴィニヨン・ブランをブレンドするという過去行ったことのない品種構成を試みることで、フレッシュ感をしっかりと出し、酸が十分にのった味わいに仕上げることができました。口当たりでは軽やかさを演出しつつも、深みの要素ではこれまでに全く劣ることのない複雑さ、そして驚くほどの余韻を伴うワインになりました。

フレッシュなアプリコットや白桃、マンゴーやパイナップル、パパイヤのような南国系フルーツ、バナナリキュールやイチジク、ハチミツ、白い花などの複雑でゴージャスなアロマ。口に含むと、香りと同様に甘美で凝縮した深い味わい、若干強めながらも上質な酸が感じられます。非常に優雅な雰囲気が、長い余韻にまでしっかりと醸し出されています。間違いなく貴腐ワインの最高峰であるディケム。ロバート・パーカー氏によると飲み頃は何と、収穫後10〜100年も続くとされ、その熟成ポテンシャルは計り知れないものがあります。