SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS Sports
シグマから発売された「150-600mm F5-6.3 DG DN OS Sports」はフルサイズ対応ミラーレス専用設計の超望遠ズームレンズです。高い解像力や機能を備えつつ、近寄ることのできない被写体に近づいたり、圧縮効果を使った迫力ある画を造り出すといった超望遠レンズならではの楽しみ方が可能です。
※撮影:2021年

レンズ重量は2100g(三脚座込み)ではありますが、望遠側で4段分の手振れ補正OS機構が働いてファインダー像がピタリと止まり、構図決めの負担もそれほど感じることなく撮影に専念できます。
カメラ:
α7III
絞り値: f/6.3
露出時間:1/1250秒
ISO:3200
露出補正:-0.3
露出モード:シャッター優先

絞り値: f/7.1
露出時間:1/1600秒
ISO:320
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先


撮影位置からかなり離れた滑走路から飛び立った飛行機の主翼裏に、ジェットエンジンがクッキリ映り込んでいる様子も捉えています。ピカピカに磨かれ念入りに整備されている飛行機なのでしょうね。
カメラ:
α7R IV
絞り値: f/6.3
露出時間:1/1250秒
ISO:200
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:シャッター優先

雲を突き抜けながら上昇を続ける旅客機を捉えてみました。焦点距離は540mm。薄い雲にふんわり包まれながら雲に突入していく雰囲気がよく伝わってきます。飛行機を包み込む霧のような雲の様子も感じられます。
カメラ: α7R IV
絞り値: f/8
カメラ: α7R IV
露出時間:1/1600秒
ISO:320
露出補正:±0ステップ
露出モード:シャッター優先


映える写真は女神の背後に東京ベイブリッジを入れるのが撮影アングルの定番ですが、あえて芝浦方面のビルやマンションが背後に映り込むアングルで切り取ってみました。焦点距離は約200mm、ズーム域の短い焦点距離側の解像力も抜群でブロンズ製の女神像表面の凹凸感も細微に描写しています。



アップではなく最短の150mmで幾重に重なるワイヤーが画面一杯に写してみました。広範囲にわたって細かなワイヤーが細微に写し出され、最短側の高い描写力を確かめられました。


開放値F2.8のボケ味により、周囲の環境を良い加減で取り込んでいます。

絞り値:f/6.3
露出時間:1/1250秒
ISO:200
露出補正:+0.3ステップ
露出モード:シャッター優先
絞り値: f/6.3
露出時間:1/500秒
ISO:200
露出補正:±0ステップ
露出モード:シャッター優先

絞り値:f/6.3
露出時間:1/2000秒
ISO:200
露出補正:+0.7ステップ
露出モード:シャッター優先

動物園内で超望遠ズームレンズを持って撮影を楽しんでいる方々を多くお見かけしました。このレンズも動物園での撮影で大活躍することでしょう。
サトウキビを咥えながら撮影者を見つめるこのチンパンジーは、何を思っているのでしょうか。
カメラ:
α7R IV
絞り値: f/6.3
露出時間:1/800秒
ISO:400
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:シャッター優先

カメラ:
α7R IV
絞り値: f/6.3
露出時間:1/800秒
ISO:400
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:シャッター優先

カメラ:
α7R IV
絞り値: f/6.3
露出時間:1/640秒
ISO:200
露出補正:±0ステップ
露出モード:シャッター優先
絞り値: f/6.3
露出時間:1/800秒
ISO:200
露出補正:±0ステップ
露出モード:シャッター優先

水面を激しく移動し続けるペリカンの姿をステッピングモーターと高精度磁気センサーを搭載したAFが次々とピントを決めてくれたので、構図決めに専念することができました。
飛び散る水しぶきの一粒が細微に写し出されていて、6000万画素を誇るα7R IVの高解像力を十分に引き出せるレンズ性能だと確信しました。
素早く不規則に動き回るペリカンを撮影する際、新たに採用されたズームトルクスイッチがとても役に立ちました。ズーミング動作がスムーズに動くSと重くタイトになるTの2モードが選択できるのでこの撮影ではSを選択し、激しい移動を繰り返すペリカンをレンズで追いかけると同時にスムーズなズーミングも同時に行い、最適な構図を狙い続けることができました。
カメラ: α7R IV
カメラ: α7R IV
絞り値: f/5.6
露出時間:1/2000秒
ISO:200
露出補正:±0ステップ
露出モード:シャッター優先

今回SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS Sportsを使用して、その思いは確信に変わりました。600mmの焦点距離は近寄ることのできない被写体を惹きつけたり、非日常的な超圧縮効果をねらったり、1本持っていれば面白い写真がたくさん撮れます。写真を楽しみたい方にはもちろんのこと、本格的な撮影を目指している方にも自信を持ってお勧めできる1本です。
カメラ:
α7R IV
絞り値: f/6.3
露出時間:1/320秒
ISO:640
露出補正:±0ステップ
露出モード:シャッター優先