

あなたに合う
ドライヤーが見つかる
2種類を徹底比較
ドライヤーで乾かすと髪が傷むというのも、今は昔の話。近年は毛髪の研究が進み、髪が傷みにくいだけでなく、しっとりうるおいを与えてくれたり、サラサラな指通りに仕上げてくれるドライヤーが続々登場しています。
そこで今回は、ビックカメラオリジナルのドライヤーの中から、髪へのやさしさをうたう個性的な2製品を徹底比較!あなたにピッタリのドライヤーはどちらか、参考にしてみてください。

美容家電ライター田中真紀子
美容家電と白物家電の最新情報をいち早くキャッチし、様々なメディアで執筆する専門家兼ライター。自宅でも常に200近い家電に囲まれ、実際に暮らしに取り入れながらその魅力を発信する。All About白物・美容家電ガイド


細かな風量調節に温度調節。
サロン仕様のような、本格派。コイズミ
BLDCドライヤー SalonSense300(サロンセンス300)
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風温、風量の組み合わせは
30通りサロン仕様のフォルムとブロンズカラーに高級感を感じるものの、見たところはシンプルなドライヤー……と思いきや、電源を入れた瞬間驚きました。黒いパネルに見えたサイドのディスプレイがパッと表示され、風温5段階、風量6段階ときめ細かく選べるようなのです。そこでハンドルにある「+」「−」ボタンを押してみると、風量、風温が変化するとともに、ディスプレイの「SPEED(風量)」「TEMP(風温)」のメモリも変わって分かりやすい! こんなドライヤー、初めてです。
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時短を叶えつつ、
サラサラの仕上がりにさっそく濡れた髪を乾かしてみました。まずはそのパワーを体感したいと思い、風温5、風量6といずれもマックスにしたところ、強い風がまっすぐ根元に届いているのを感じます。さらに乾かしているうちに、「あ、これはマイナスイオンが出ているな」と実感するほど、髪がサラサラに。温度は少し熱く感じましたが、セミロングで毛が細い筆者の髪は、わずか4分18秒で速乾(通常は5〜6分)!
時間に余裕があるときは、風温を下げれば、髪をいたわりながら乾かせるし、自分好みの使い方ができるのは魅力です。 -
SCALPモードとノズルで
頭皮ケアもしかし、ただ風量・風温が調節できると言われても、どんなときに、どのレベルを選べばいいのか、迷ってしまう人も多いかも。その点このドライヤーには、あらかじめ風量と風温の組み合わせが決められた5つのモードが搭載されており、簡単に切り替えることができます。たとえば頭皮をケアしたいなら「SCALP」モードを選べば、ワンボタンで風温0(冷風)、風量は3に切り替え。頭皮をもみほぐす頭皮ケアノズルもあるので、髪を乾かすついでにケアに取り組めます。なお本体の重さは約610gありますが、ノーズが軽いので左右に振りやすく、軽やかに使いこなせました。


ナノイオンの風で
髪と頭皮をやさしくケアする。
マクセル
ナノイオン搭載セラミックコーティングドライヤー
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髪をいたわるナノイオンと
遠赤外線続いて、マクセルのセラミックコーティングドライヤーを使ってみました。陶器のようなマットな質感にピンクゴールドのアクセントが上品な印象で、置いておくだけで洗面台を素敵に演出してくれそうです。
ドライヤーの吹出口を見ると、ナノイオン吹出口、そしてハニカム構造の遠赤外線グリルが搭載されており、これまた髪に優しそうな仕様。
遠赤外線は、髪の水分に吸収されると熱に変わり、内側からも乾かしてくれるので、低温でもしっかり髪が乾かせる性質があります。
操作はシンプルで、ハンドル裏側のレバーで風量を「TURBO」と「SET」から選び、前側のレバーで「COOL」「CARE」「HOT」を選ぶだけ。TURBOにすると風温が少し下がりますが、1.9m3/分の大風量と遠赤外線効果で一気に乾かせそう。 -
しっとり、とろけるような
手触りにさっそく「TURBO」×「HOT」(約80℃)で髪を乾かしてみたところ、コイズミのような地肌にまっすぐ届く勢いとは違い、広範囲に広がるような大風量が髪に吹き付けます。感動したのが、ナノイオンによるうるおい感! 風を当てた先からどんどん、手触りがしっとりなめらかに変わってくるのです。大風量と遠赤外線の相乗効果か、こちらも4分50秒と短時間で乾燥完了。軽くつや出しスプレーをかけたようなしっとりツヤツヤな仕上がりになりました。なお吹出口に遠赤外線グリルが搭載されているため、ノーズ側に重量感を感じますが、日常使いには問題ないレベル。折りたためるので引き出しや棚にすっきり収納できます。
2製品を使ってみて
今回使った2製品は、いずれもマイナスイオンやナノイオンを搭載しているため、指通りよくまとまりやすい仕上がりになると実感しました。さらに風温や風量を調整したり、遠赤外線を搭載したりすることで速乾でき、忙しい朝でもササっと使えるものばかり。使い勝手や仕上がり、価格など独自の特徴があるので、それぞれの違いをチェックしつつ、ご自分に合った1台を選んでみてください。