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BicCamera Photo World フォトコンテスト

今回実施いたしました「BicCameraPhotoWorld2025フォトコンテスト」は、
自由部門・ネイチャー部門・U18部門・スマートフォン部門の4部門で作品を募集し、
カメラ、スマートフォンと機材は問わす、様々なジャンル・年代のお客様より、
応募総数53,785点と大変多くの作品をご応募いただきました。
審査員による厳正なる審査によっての最優秀賞・ゲスト審査員賞・各部門の受賞作品を決定いたしました。


開催に際して
BicCamera Photo Worldは、アナログとデジタルを問わずに写真文化の発展への貢献を目的に、
新しくスタートする写真コンテストです。
写真プリント、デジタルでも応募可能な「自由部門」「ネイチャー部門」、
スマートフォンで撮影の「スマートフォン部門」、18歳以下対象の「アンダー18部門」の4部門で構成され、
あらゆる作品ジャンルに幅広く対応したフォトコンテストです。
そして、これら4部門の中からもっとも優れた写真には最優秀賞として
100万円相当の副賞が贈られます。
受賞者には表彰や副賞をはじめ、授賞式への招待、作品展の実施、
ビックカメラドットコムや店舗での展示を通し、多くの方々に見ていただけるような機会を設け、
写真作品が持つ “感動” “新しい視点” をお届けするお手伝いをいたします。
写真愛好家の皆さまも、これからステップアップしていきたい方、
これから写真を始めていきたい方、多くの皆さまにご参加いただけますと幸いです。
受賞作品
最優秀賞
自由部門
自由部門 総評 熊切 大輔 先生
記念すべき第1回のコンテストということもあってか本当に多くの、そしてバラエティに富んだ作品が集まりました。
そんな中で自由部門は身近な題材を写した作品が多かったように感じます。何気ない日常も写真はドラマチックに変えてくれます。
そんな写真表現の魅力を存分に活かした作品揃いでありました。身の回りを、それも人を活かした作品はその人物たちの表情が肝になります。
金賞の「それ、あたしの」は、おやつ直前の何気ない瞬間ですが、被写体の思いが伝わる一瞬の表情を見事に捉えることができました。
そこに魅力的な光が照らし、より印象深い柔らかい構図が生まれました。他の入賞作品も魅力的な瞬間、表情を切り撮った作品が多く、ストレートな写真の楽しさあふれる自由部門となりました。
金賞
それ、あたしの | 近藤 真波 さん
ネイチャー部門
ネイチャー部門 総評 織作 峰子 先生
地球には美しい風景がたくさん存在しています。そして様々な生物が生息しています。
見知らぬ生態や存在を発見させていただきながら、生きるための厳しく時には愛くるしい生き物たちの行動や表情など、地球愛を感じる作品たちと向き合う審査会でした。
膨大な生き物たちのふとした仕草や表情に感動し、写真芸術には欠くことのできない「光線」が、生き物たちに更なる息吹を与えられ、素晴らしいアートの世界へと昇華しました。
地球という美しい星の中にある自然風景や生き物を、これからも大事にして行きたいとの思いが、我々人間に芽生えてくれることになるきっかけになるフォトコンテストであることを願っています。
金賞
遊び仲間 | 増田 晋一 さん
アンダー18部門
U18部門 総評 ハービー・山口 先生
私は中学生の時に写真部に入部したのですが、運動会や遠足での同級生、または家族を撮ることで精一杯でした。
もっと深い自分の内面とか、現代美術的とかコンセプトといったものは希薄でした。U18の応募作を拝見すると、時代は変化していると実感します。
審査員である私が勉強されられることもあります。若い時代の感性をフルに発揮し、成る程と思わせる作品があるのです。彼らの将来への期待も膨らみます。
作品創りで大切なのは@今しか撮れない写真、A自分しか撮れない写真という2要素だと改めて実感します。是非、彼らの作品を温かく見守って下さい。
金賞
叫び | 荒井 七実 さん
スマートフォン部門
スマートフォン部門 総評 山口 規子 先生
スマートフォン部門では、様々なジャンルの作品が集まりました。
何気ない日常をドラマチックに表現した作品、光と影を美しく表現した作品、気づきの瞬間を捉えた作品など、どれも甲乙つけがたく楽しい審査となりました。
共通して言えることは、スマートフォンという身近なツールが生み出す写真表現は、常にフットワークが良く、作者の感情が湧き出た瞬間からシャッターを押すまでの時間が短いことです。
よって、構図を考えるよりも、心の動きを優先して撮っているという点で、「なんか、この写真、いいよね」というような不思議な感覚で、見る人を魅了します。
昨今では電話をかけるよりも写真を撮る方が多いというスマートフォン。そこから生まれる写真表現に未来を感じるフォトコンテストでした。
金賞
なつまつり | 河原 利花 さん
ゲスト審査員賞
受賞作品展の
お知らせ
今回の受賞作品を展示した作品展を実施いたします。是非皆様お誘いあわせの上、ご来場ください。
日時:2025年6月12日(木)〜6月24日(火)
11時〜19時まで(最終日は16時まで) 水曜休館日
場所:ギャラリー 路草
東京都豊島区南池袋2-25-5 藤久ビル東五号館14階
http://gallery-michikusa.jp/access/

テーマ
テーマは自由です。プリントもデータもどちらでも応募可能です。
風景写真など自然を題材とした作品はこちらにご応募ください。
プリントもデータもどちらでも応募可能です。
スマートフォン部門で撮影した写真限定、データ応募フォームにてお気軽にご参加ください。
18歳以下の方が応募可能な部門です。
プリントもデータもどちらでも応募可能です。
賞品
※ビックカメラギフトカードまたはビックカメラ商品券でのお渡しとなります。
審査員

審査員長
熊切 大輔
1969年東京生まれ。東京工芸大学短期大学部を卒業後、夕刊紙日刊ゲンダイ写真部に入社。その後フリーランスの写真家として独立。
雑誌や広告などでドキュメンタリー・ポートレート・食・舞台など「人」が生み出す瞬間・空間・物を対象に撮影する。
作品は様々なテーマ、アプローチをもってスナップ写真で「東京の今」を切り撮りつづけている。
2023年5月に公益社団法人日本写真家協会第8代会長に就任。写真界の発展のため改革や新たな挑戦を始めている。
写真コンテストの審査や様々な写真講師なども務めており、学生への写真指導など未来の写真家の育成にも力を入れている。
公益社団法人日本写真家協会 会長

審査員
織作 峰子
1982年より写真家・大竹省二氏に師事。
1987年独立。世界各国の風景や人物を、独自の視点と感性でとらえ続け、国内外で写真展を多数実施。
2018年・2021年・2024年には銀座・和光ホール(現セイコーハウスホール)にて展覧会を開催。
海外政府観光局から依頼された撮影のほか、テレビ・雑誌、講演でも幅広く活躍中。
大阪芸術大学教授、写真学科学科長
公益社団法人 日本広告写真家協会 業務執行常務理事
一般社団法人 日本写真著作権協会 理事

審査員
ハービー・山口
1950年、東京都出身。中学2年生で写真部に入る。大学卒業後の1973年にロンドンに渡り10年間を過ごす。
一時期、劇団に所属し役者をする一方、折からのパンクロックやニューウエーブのムーブメントに遭遇し、
デビュー前のボーイ・ジョージとルームシェアをするなど、ロンドンの最もエキサイティングだった時代を体験する。
そうした中で撮影された、生きたロンドンの写真が高く評価された。
帰国後も福山雅治など、国内アーティストとのコラボレーションをしながら、常に市井の人々にカメラを向け続けている。
多くの作品をモノクロームの、スナップ・ポートレイトというスタイルで残している。 その優しく清楚な作風を好むファンは多く、
「人間の希望を撮りたい」「人が人を好きになる様な写真を撮りたい」というテーマは、
中学時代から現在に至るまでぶれることなく現在も進行中である。
写真発表の傍ら、エッセイ執筆、ラジオ、テレビのパーソナリティーなど。

審査員
山口 規子
栃木県生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。
文藝春秋写真部を経て独立。女性誌や旅行誌を中心に活動。透明感のある独特な画面構成に定評がある。
「イスタンブールの男」で第2回東京国際写真ビエンナーレ入選、「路上の芸人たち」で第16回日本雑誌写真記者会賞受賞。
近著に「トルタビ〜旅して撮って恋をして?〜」や写真集「柳行李」「I was there.」「KIKORI木は長い夢を見る」など。
その他、旅や暮らしに関する撮影書籍は多数。
公益社団法人日本写真家協会 副会長

ゲスト審査員
COWCOW善し
お笑いコンビCOWCOWのツッコミ担当。「R-1ぐらんぷり」では5回決勝に進出するなど個人でも活躍している。
カメラを趣味とし「よしもと写真部」を結成するなどの活動を行っている。
協賛

熊切 大輔 先生 コメント
写真表現は瞬間を切り撮って永遠にします。動画などでは「その前、その後」が写りますが、写真では見ることができません。 だからこそ、それを見る人の心のなかで想像し、思い思いのストーリーを感じることができるのです。
本作はそんな物語を妄想できる作品表現になっています。シルエットで構成された画は良い意味で抽象的な表現となり、影絵のようなイメージを作り出します。 木の葉を舞い上げるような動きは無重力を思わせるような演出になっており、不思議な感覚におちいります。 逆光による光の表現で現れてゴーストの輪と観覧車の円と韻を踏んであり偶然が生み出すデザイン的構図の面白さが生まれています。 それら様々な要素が全てぎゅっと詰まって内容の濃い、映画のワンシーンのような作品表現に至っています。
最優秀賞
森の遊園地 | 林 純一 さん