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ソニー α7R4 約6,100万画素のフルサイズミラーレス

令和最初にソニーが世に送り出すαシリーズ「α7R IV」が9月6日に発売されました。有効約6,100万画素の新開発35mmフルサイズCMOSイメージセンサーを搭載した驚愕の高画素機は、α史上最高の解像性能と豊かな階調性を実現しながら、高性能AFと高速連写性能を小型軽量ボティに収めています。圧倒的なスペックをグリップやボタン操作性を確認しながら撮影に行ってきました。


α7R4_01新宿へ向かう途中、時折雨が降っていたのですが、到着したときにはすっかり止んで真夏の日差しが戻ってきました。高層ビル群に向かう途中、木漏れ日の差す頭上の街路樹を撮影してみました。真夏の日差しが差し込む木の葉が色鮮やかに精細な描写で画面全体に写し出されました。α7R IVのグリップは中指が当たる部分に深い窪みができたため、ホールディングが格段に進化しました。被写体を見上げるような角度で構えても違和感がなくカメラを支えることができてストレスを感じることなく撮影に集中できました。
カメラ: α7R IV
レンズ: FE 24-70mm F2.8 GM
絞り値:f/10
露出時間:1/100秒
ISO:125
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先
焦点距離:43mm



α7R4_都庁第一本庁舎東京都庁第一本庁舎前の東京都庁都民広場から、本庁舎をカメラ背面のチルト式液晶モニターを引き起こしてローアングルで都庁全体が写るような構図で撮影しました。この角度で撮影された都庁の写真がたくさんありますが、6,100万画素のα7R IVで撮影した画像から伝わる高細微な解像力が作り出す臨場感に圧倒されます。
カメラ: α7R IV
レンズ: FE 12-24mm F4 G
絞り値:f/16
露出時間:1/125秒
ISO:125
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先
焦点距離:12mm



α7R4_都庁第二本庁舎東京都庁第二本庁舎の正面玄関の脇に立ち壁面を、空に向かって見上げて撮影してみました。都庁を設計した丹下健三氏は外観を「コンピューターチップをイメージ」してデザインしたそうですが、α7R IVの超高画質な描写力によって、壁面がまるでコンピューターグラフィックで作成された廊下のような錯覚に陥り、まるでSF映画に出てくる仮想世界の通路のような異空間に迷い込んだような気持ちになりました。
カメラ: α7R IV
レンズ: FE 12-24mm F4 G
絞り値:f/16
露出時間:1/100秒
ISO:100
露出補正:±0ステップ
露出モード:マニュアル
焦点距離:24mm



α7R4_都庁おもいでピアノ都庁展望台には都民から寄贈を受けたピアノが設置されています。都庁舎を訪れる方々がピアノを演奏し又は演奏を聴くことを通して思い出を作ってもらおうと設置された『都庁おもいでピアノ』には、趣旨に賛同した世界的デザイナーの草間彌生さんが装飾を施しました。この日も次々とピアノを演奏する人たちが現れ、筆者もプロ顔負けの演奏を楽しんだのですが、鍵盤上を優雅なダンスのように舞う演奏者の指に惹かれて「FE 135mm F1.8 GM」を装着して指のアップを狙ってみました。f1.8の絞り開放でピントは浅かったのですが、進化したα7R IVのAFは盤上を舞う指先をしっかり捉えてあたかも奏でる音楽が伝わってくるようです。
カメラ: α7R IV
レンズ: FE 135mm F1.8 GM
絞り値:f/1.8
露出時間:1/500秒
ISO:400
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



α7R4_エスカレーター新宿の次に向かったのは銀座。何気なく乗ったエスカレーターに心が惹かれ撮影しました。手前に広がる床板(カバーステップ)、光を鈍く反射する移動手すり、人が乗るステップなどエスカレーターの様々なパーツの質感をシャープに写し出された画像を確認して、“これが6,100万画素の描写力”と思わず唸りました。光量がやや足りなくISO感度は3200でしたが問題ありません。
カメラ: α7R IV
レンズ: FE 12-24mm F4 G
絞り値:f/16
露出時間:1/160秒
ISO:3200
露出補正:±0ステップ
露出モード:マニュアル
焦点距離:12mm



α7R4_都会の空それにしても都会の空は狭い、と感じてシャッターを押しました。細微感溢れる“クール”な描写で写るレンガ模様や観葉植物が植えられた壁に囲まれて、なおさら空が小さく見えます。
カメラ: α7R IV
レンズ: FE 12-24mm F4 G
絞り値:f/11
露出時間:1/125秒
ISO:500
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:マニュアル
焦点距離:12mm



日没時間が近づく東京駅に降り立つと、皇居方面のはるか彼方におおきな積乱雲が立ち上がっていました。α7R IVはα7R IIIに比べて暗部の階調表現も改良されているそうで、夕日に照らされたビルの壁面やガラスの暗部も細かく描写されています。
カメラ: α7R IV
レンズ: FE 85mm F1.4 GM
絞り値:f/2
露出時間:1/1250秒
ISO:100
露出補正:-1.3ステップ
露出モード:絞り優先



α7R4_東京駅正面陽が暮れて東京駅のライトアップが始まりました。東京駅の中央部にて地面に置いたカバンを三脚替わりにし、α7R IVをそのカバンの上に置いてISO感度を低く抑えた長時間露光で撮影すると、レンガで覆われた東京駅の佇まいがまるで目の前にあるかのように写し出しました。夜景撮影でしたが、ISO感度を抑えたことで階調も豊かで解像力も文句なしに素晴らしい仕上がりに。6,100万画素の描写力に改めて驚かされました。
カメラ: α7R IV
レンズ: FE 16-35mm F2.8 GM
絞り値:f/10
露出時間:5秒
ISO:100
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先
焦点距離:17mm



α7R4_東京駅南ドームライトアップされた東京駅南ドームの質感も細部にわたって鮮明に表現されています。α7R IVは新たに露出補正ダイヤルの中央にロックボタンが設置されました。ロックボタンを押さないと露出補正ダイヤルは動かないのですが、風景や夜景撮影など露出補正を頻繁に使用する撮影現場では不本意にダイヤルが動いてしまうミスがなくなることでしょう。
カメラ: α7R IV
レンズ: FE 85mm F1.4 GM
絞り値:f/2.8
露出時間:1/15秒
ISO:1000
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先



α7R4_峰谷橋都会での撮影が続いたので自然を求めて奥多摩へ撮影に向かいました。峰谷橋は奥多摩湖が竣工された昭和32年に建設されたアーチ橋で、鋼材に打ち込まれたリベットが歴史を感じさせます。6,100万画素から生み出される絵からはアーチ橋の質感や背後に写る奥多摩湖の雰囲気がしっかり伝わってきます。
カメラ: α7R IV
レンズ: FE 12-24mm F4 G
絞り値:f/10
露出時間:1/250秒
ISO:100
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先
焦点距離:12mm



α7R4_麦山浮橋撮影で訪れたときは設備の不具合による補修工事のため橋が通行止めになっていました。橋を渡ることは断念し道路上から手持ち撮影で写真に収めました。高画素のカメラだと何気ない風景でも撮るのが楽しく感じます。浮橋の雰囲気も充分に伝わる写真が撮れました。(※補修工事はすでに終了し通行止め解除になっています)
カメラ: α7R IV
レンズ: FE 12-24mm F4 G
絞り値:f/10
露出時間:1/200秒
ISO:200
露出補正:-1.3ステップ
露出モード:絞り優先
焦点距離:21mm


α7R4_留浦浮橋『留浦浮橋』は変わりなく歩いて渡れます。『麦山浮橋』とは3.2kmしか離れていないのですが、がらりと雰囲気が変わります。撮影する直前まで雷雨があったのですが山の上にはまだ雲が残っています。こちらも手持ちでの撮影ですが、ホールディングの良さで構図を決めることも楽に感じました。
カメラ: α7R IV
レンズ: FE 12-24mm F4 G
絞り値:f/10
露出時間:1/200秒
ISO:200
露出補正:-1.3ステップ
露出モード:絞り優先
焦点距離:21mm



α7R4_月夜見第一駐車場からの眺め奥多摩周遊道路をドライブして奥多摩湖や周辺の山々が見渡せる「月夜見第一駐車場」に立ち寄りました。長野県方面に続く山々の稜線がダイナミックに幾重にも重なり合う光景にしばし時を忘れて見入りましたが、シャッターを押すことはだけは忘れません。選択した135mmの画角もぴったりですが、手前の陰になっている山の樹木を細かく写し出した暗部の再現力が進化していることを確かめられました。
カメラ: α7R IV
レンズ: FE 135mm F1.8 GM
絞り値:f/8
露出時間:1/1000秒
ISO:200
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:絞り優先



α7R4_蓮2雷雲が近づき周辺が薄暗くなってきた状況で蓮の花を撮影したのですが、どのカットも豊かなトーンでしっとりと写り込み、α7R IVは高画質だけが売りではなく豊かな階調も併せ持った表現力の豊かなカメラであるとわかりました。
カメラ: α7R IV
レンズ: FE 135mm F1.8 GM
絞り値:f/2.8
露出時間:1/6400秒
ISO:400
露出補正:-1.7ステップ
露出モード:絞り優先


α7R4_蓮3カメラ: α7R IV
レンズ: FE 135mm F1.8 GM
絞り値:f/2.8
露出時間:1/640秒
ISO:250
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先



α7R4_サッカー場遠景での描写力も確かめてみました。筆者の地元にある展望台から隣接するサッカー場で少年たちが練習している様子を撮影すると、グランド一面に刻まれたサッカーシューズのスパイク跡びっしり細かく写りました。
カメラ: α7R IV
レンズ: FE 135mm F1.8 GM
絞り値:f/6.3
露出時間:1/640秒
ISO:50
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:絞り優先



α7R4_田んぼアート
埼玉県行田市が毎年行っている田んぼアート。田んぼをキャンパスに見立て色彩の異なる複数の稲を植えて巨大な絵を作り上げます。田んぼに広がる新元号『令和』の大きな文字を展望台から撮影しました。ガラス越しで若干鮮明さに欠けますが稲の葉の細かい様子がしっかり写っています。新元号『令和』時代にソニーが最初に世に送り出すαシリーズの7R IV。高画素数ミラーレス一眼を牽引していくマスターピース(傑作機)となるに違いありません。
カメラ: α7R IV
レンズ: FE 135mm F1.8 GM
絞り値:f/11
露出時間:1/20秒
ISO:100
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先


α7R4_クロップα7R IVではクロップ撮影でも2,620万画素と画素数を十分キープ。もう少し望遠が欲しいときなど積極的に使いたい機能です。高感度時もしっかりとディテールが残っており、高画素機ながら高感度も両立してくれます。
カメラ: α7R IV
絞り値:f/6.3
露出時間:1/100秒
ISO:3200
露出補正:-1.0ステップ
露出モード:絞り優先
焦点距離:600mm(クロップモード900mm相当)


α7R4_連続撮影1離陸する飛行機を狙ってみました。リアルタイムトラッキングに対応や位相差AFのカバー域も広がり高画素機ながらAF性能も向上。離陸から機体が画面いっぱいになり、はみ出すまでAFを追随しつつ連写。ほぼピントも食いついており、機体が画面いっぱいのこのカット、原版を等倍で見たときには飛行機のディテールの再現性に息を飲みました。
カメラ: α7R IV
絞り値:f/7.1
露出時間:1/2500秒
ISO:400
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:絞り優先
焦点距離:529mm


α7R4_動体撮影2同じくリアルタイムトラッキングにて向かってくる185系踊り子号を。フレームインしてからAF追随、連写で捉えました。AF性能や10コマ/秒の高速連写はもちろん、バッファも向上しているのもポイントです。
カメラ: α7R IV
絞り値:f/7.1
露出時間:1/2000秒
ISO:400
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:絞り優先
焦点距離:262mm



作例を撮影して感じたのは解像性だけでなく豊かな階調も併せ持った画質の素晴らしさ。グリップの窪みを深くすることでフォールディングが向上したことやシャッターユニットが進化したことによる心地よいシャッター音、各操作ボタンの押しやすさや露出ダイヤルのロック機能など、細部にわたってブラッシュアップされたα7R IVを操作してみてカメラとしての使い勝手も大きく進化していていることを実感しました。

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