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ソニー α7R II実写

フルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼α7シリーズ、α7RII。本機は、これまでのαシリーズにて培われてきたノウハウが一台に凝縮された、現行αのフラッグシップモデルといえるスペックを有しております。(歴代αからの技術を引き継ぎor進化した内容を下記にまとめました)
α6000……ワイドAFエリア(179点⇒399点)
α7II……5軸手ブレ補正(42MPに進化しつつも4.5段分を維持)
α7R……高解像(36MP⇒42MP)
α7S……高感度(ISO102400を維持)、ハイダイナミックレンジ、サイレントシャッター、4K動画(外部記録⇒内部記録)
まさに良い所取りの本機、実機を手にすることが出来ましたので早速試写に向かいました。驚異の高解像の画像を、是非ご覧ください。

夏の木の葉
ソニー α7R II 作例画像 01
拡大画像
ソニー α7R II 作例画像 01_l
絞り値:f/2
露出時間:1/500秒
ISO:400
露出補正:-0.7
驚きの高解像、驚きのボケ味です。ピントを合わせた葉と、それを連ねる枝の存在感が、美しい背景ボケもあってまるで目の前で揺れているかのような雰囲気を出しています。右の画像は、画像中央の葉を拡大したものになります。ここまで拡大しても細やかなところまで描写し切っているのは流石だと思います。等倍で拡大しますと、葉脈まで見えてしまうんですよ。

古いお堂
ソニー α7R II 作例画像 02
絞り値:f/2
露出時間:1/20秒
ISO:400
露出補正:-1
高画素であるという事は、情報量が多いという事。達磨さんの手前の藁紐のささくれや、梁や壁の木の質感といった細かいところや、シャドウ部も潰れる事無く見事に描写。殆ど見たままです。

夏の木々
ソニー α7R II 作例画像 03
絞り値:f/8
露出時間:1/500秒
ISO:400
露出補正:-0.7
情報量の多いカットをもう一枚。シャドウ部は潰される事なく、更に等倍拡大してみると葉の一枚一枚の輪郭まで細かく描写。

風鈴
ソニー α7R II 作例画像 04
絞り値:f/2.8
露出時間:1/50秒
ISO:400
露出補正:-0.7
大型センサーを搭載しているだけあって、大きく背景をぼかして。ふと目に付いた、年季の入った竹組の屋根にぶら下がった青銅の風鈴。夏の日差しの中、そこだけ風鈴の音が涼しげな雰囲気を演出してくれる、そんな空気感を見事に表現出来ました。

ソニー α7R II 作例画像 05
絞り値:f/4
露出時間:1/30秒
ISO:400
露出補正:0.3
高画素ながら手振れ補正搭載で室内での撮影も安心

ソニー α7R II 作例画像 06
絞り値:f/4
露出時間:1/30秒
ISO:400
露出補正:0.3
少々ハイキーに撮ってみました。

ソニー α7R II 作例画像 07
絞り値:f/8
露出時間:1/800秒
ISO:400
露出補正:-0.7
ガラスごしながら驚きの高解像度。等倍で確認すると、ビルや街路樹のディテールはもちろん、案内標識の文字まで判別できます。

鳥居
ソニー α7R II 作例画像 08
拡大画像
ソニー α7R II 作例画像 08_l
絞り値:f/1.8
露出時間:1/400秒
ISO:400
なんだか不思議な世界に迷い込んだかのような雰囲気を醸し出す、連なる鳥居。そんな非日常感溢れるカットですが、高解像が繰り出す世界はどこまでも精緻です。拡大画像をご覧ください。手で触った時の感触さえ想像できそうなくらい、目の前にあるかのうような現実感のある描写力です。

ソニー α7R II 作例画像 09
絞り値:f/5.6
露出時間:1/250秒
ISO:400
露出補正:-0.3
風に揺れる幟の布の繊維までしっかり描写

ソニー α7R II 作例画像 10
絞り値:f/8
露出時間:1/400秒
ISO:400
露出補正:-0.7
少々しぼんでいる朝顔。葉っぱの産毛までわかる程

ソニー α7R II 作例画像 11
絞り値:f/8
露出時間:1/400秒
ISO:400
露出補正:-0.7
暑い午後、日陰のコンクリートが冷たいのでしょう。ちょっと距離のあるにゃんこですが、拡大してみると毛先まで見事に分かります。

寄ってくる都電
ソニー α7R II 作例画像 12
絞り値:f/4
露出時間:1/320秒
ISO:400
露出補正:-0.7
画像処理エンジン「BIONZ X(ビオンズ エックス)」による高速処理により、AFの被写体追尾性能は非常に高いです。ここぞというタイミングでシャッターを切りましたが、問題無く車両への合焦をキープ。

ソニー α7R II 作例画像 13
絞り値:f/4
露出時間:1/320秒
ISO:400
店先のレトロなバケツも、このように素晴らしいサンプルカットになります。レンズの性能も相まって、奥に行くにしたがって進む自然なボケ味や、爪でこすれば剥がせそうなくらいリアリティのある塗装剥げ痕が、本機の実力を物語っています。

αシリーズの集大成、モンスターマシンながら、扱いやすいフラッグシップ
初のフルサイズセンサー搭載のミラーレスカメラ「α7」が発表されてから2年近く経ちました。当時はまさかこのボディサイズで35mmセンサーが……なんて驚いていましたが、歴代αシリーズの良い部分が集約されたとなれば、いついかなる場面においても高水準なパフォーマンスを発揮してくれます。
今回撮り歩いてきて感じたのは、撮れる画に対して、持ち運びの楽な事!フルサイズ機、従来ならもっと重たい機材を持ち歩いていた事を考えると……この利便さは一度味わうと病み付きになります。スペックはモンスターマシン、それだけ撮影はシビアになりがち、もちろん気をつけるべき点は多くありますが、5軸手振れ補正、高速なAFやレスポンスがしっかりとアシストしてくれます。圧倒的な解像度の静止画はもちろん、本体のみで撮影可能な高画質4K動画など、フラッグシップにふさわしい性能と高画質。高価ながら価値のある1台、ぜひお手に取ってみて下さい。
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