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SONY α7III

フルサイズミラーレスの歴史を築いたα7シリーズ、その世代ごとに革新的な機能を搭載していて驚かされましたが、昨年の高画素機α7RIIIの登場から数か月、α7シリーズでスタンダードな位置づけとなる、いわゆる「無印」7の三世代目、α7IIIが登場しました。2420万画素のフルサイズ、裏面照射型センサーを搭載し、AF/AE追従最高約10コマ/秒の高速連写に加え、撮像エリアの約93%をカバーする693点像面位相差センサーなど、画質、高速性、AFとメーカーのキャッチフレーズの通り、まさに妥協なき進化を遂げているといえる先代を大きく上回るスペック。早速、撮影する機会をいただきましたので、撮影に出かけてきました。



ソニー α7III 作例1
カメラ: α7III
絞り値:f/7.1
露出時間:1/2000秒
ISO:400
そのAF性能と連写を試すべく、早速動きものを。連写はH+で秒間10コマ、AF-C、フレキシブルスポットMにて撮影。ちょうど桜が満開の陸橋は結構な撮影者、その頭上からティルト液晶を活かしてひょいと腕を上げてかなりラフに撮ってしまったのですが、結果はバッチリ電車を追従し、ベストなタイミングで切り取ることができました。



ソニー α7III 作例2
カメラ: α7III
絞り値:f/7.1
露出時間:1/1000秒
ISO:400
スイスイと水辺を行く水鳥をロックオンAFで。広くカバーする像面位相差AFが画面端まで被写体を捉え続けます。



ソニー α7III 作例3
カメラ: α7III
レンズ: FE 24-105mm F4 G OSS
絞り値:f/8
露出時間:1/1000秒
ISO:200
アイレベルでは背景に建物が入るのでローアングルで建物を隠し、空を大きく入れて。ティルト液晶は便利です。そしてピントは手前のナズナへ。ピント位置を拡大した状態でのAFも可能で、拡大時画面中央の十字線によりよりピンポイントにピントを追い込みやすく、小さな草花にピントをジャストに合せて。花や葉もシャープでありながら空へ向かってのアウトフォーカス部などフルサイズならではの立体感。



ソニー α7III 作例4
カメラ: α7III
絞り値:f/8
露出時間:1/800秒
ISO:400
風に揺れる桜をロックオンAFにて。見事に桜にピントを合わせ続けてくれました。



ソニー α7III 作例5
カメラ: α7III
レンズ: FE 24-105mm F4 G OSS
絞り値:f/4
露出時間:1/8秒
ISO:2500
ボディ内手振れ補正も5軸、約5段の補正と心強い。薄暗いシーンでもその威力を発揮。手持ちでのスナップも協力にアシストしてくれます。



ソニー α7III 作例6
カメラ: α7III
レンズ: FE 24-105mm F4 G OSS
絞り値:f/8
露出時間:1/5000秒
ISO:400
クラシカルな車のボンネット。露出を切り詰めて少しアンダー気味に撮影。ボンネットの細かいキズや質感もイメージ通りの仕上がりに。



ソニー α7III 作例7
カメラ: α7III
レンズ: FiRIN 20mm F2 FE MF
絞り値:f/2
露出時間:25秒
ISO:2500
富士山の向こうから夏の大三角形と天の川が昇ってきました。今回は同時記録のJPEGを少々調整したカットになります。高感度、長秒ノイズリダクションはOFF。ポラリエにて追尾、ソフトフィルター使用です。バッテリーはNP-FZ100と大容量になりました。3月とはいえ、夜中は氷点下になりましたが安心して撮影ができました。



ソニー α7III 作例8
カメラ: α7III
絞り値:f/8
露出時間:1/2500秒
ISO:400
夜中に富士山を撮影後、日中も富士山バックで撮影しようと撮影ポイントまでやってくると富士山は雲隠れしてしまいました。構図を変えようとしているとお目当ての電車が来てしまったのですが、高速なAFと連写で難なくとらえることができました。



ソニー α7III 作例9
カメラ: α7III
レンズ: FE 24-105mm F4 G OSS
絞り値:f/8
露出時間:1/800秒
ISO:400
年季の入った消火栓。そのザラザラとした質感を見事に再現。フルサイズならではの立体感も魅力です。そして、このFE24-105f4Gレンズも広角〜中望遠をカバーし使い勝手もよく、α7IIIにもベストマッチなレンズです。



ソニー α7III 作例10
カメラ: α7III
レンズ: FE 24-105mm F4 G OSS
絞り値:f/8
露出時間:1/500秒
ISO:400
標準域でサイドから。電車はもちろん、背景の木々の葉もとてもシャープ。画素数は2420万画素ということで、実用充分な画質を兼ね備えていると感じます。



ソニー α7III 作例11
カメラ: α7III
絞り値:f/5.6
露出時間:640
ISO:400
ラストはそこそこのスピードで駆け抜ける電車を、AF-Cで追従し連写でシュート。夕暮れ間近のシーンながらしっかりと追従し、先頭にバッチリピント。AFも信頼できます。そして、やはり10コマ/秒の連写は動体の撮影時は心強いです。電車の撮影では車体下と、パンタグラフがフレームアウトさせたくありませんが、今回のように前よりにパンタグラフがある車両などはフレーミングとタイミングに気を使います。手前のコマでは左の空白が気になりますし、次のコマではパンタグラフがフレームアウトしてしまいます。10コマ/秒の連写でジャストな位置を捉えることができました。


まとめ
α7III、まずは動体を中心にいろいろなシーンを撮ってみましたが、その進化した性能と画質で、多くのジャンルで活躍してくれる1台だと思います。更なる即写性や高速性はα9、より高画素はα7RIII、そしてそれぞれの良いとこどりで非常にバランスの良いα7III、この性能、が画質を「新基準」と謳う本機種は、一眼の歴史を変える1台になるといっても過言ではないと感じます。