SIGMA 24mm F3.5 DG DN Contemporary
シグマIシリーズの広角単焦点レンズ「24mm F3.5 DG DN Contemporary」。重量230gと非常に軽量・コンパクトながら、金属素材の削り出しにより重厚な重みが伝わるプレミアム感のあるレンズです。
優れた解像力と本体の質感を両立した使い勝手の良いレンズをご紹介します。
優れた解像力と本体の質感を両立した使い勝手の良いレンズをご紹介します。


背景全てを完全に溶けてしまうような大きなボケでは雰囲気が消えてしまう場合もありますから、スナップ撮影にはいい塩梅です。



傘立てのキーナンバープレートに可能な限り接近、ご覧の通り素晴らしくシャープな切れ味。F3.5なので溶け出したようなボケではありませんが美しいボケ方で、右上の点光のボケが形の整った円形に近い丸ボケになっています。やや逆光気味の撮影でしたが画面はすこぶるクリアで、高精度グラスモールド非球面レンズ、そしてSLDガラスや高屈折率ガラスが使用されている光学性能の高さを実感しました。
カメラ:
α7 III
レンズ:
24mm F3.5 DG DN
絞り値:f/3.5
露出時間:1/500秒
ISO:100
露出補正:+0.7ステップ
露出モード:絞り優先

カメラ:
α7 III
レンズ:
24mm F3.5 DG DN
絞り値:f/3.5
露出時間:1/30秒
ISO:1000
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先

カメラ:
α7 III
レンズ:
24mm F3.5 DG DN
絞り値:f/8
露出時間:1/160秒
ISO:100
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先

レンズ:
24mm F3.5 DG DN
絞り値:f/3.5
露出時間:1/800秒
ISO:100
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:絞り優先

無補正でも周辺減光はほとんど目立ちませんが、カメラの周辺光量補正を使用すればほぼ完ぺきに抑えられます。画面の歪みはカメラ内補正によってほぼ抑えられるので歪みもほとんど認められません。
カメラ: α7 III
カメラ: α7 III
レンズ:
24mm F3.5 DG DN
絞り値:f/3.5
露出時間:1/125秒
ISO:100
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先

レンズ:
24mm F3.5 DG DN
絞り値:f/8
露出時間:1/400秒
ISO:100
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先

レンズ:
24mm F3.5 DG DN
絞り値:f/14
露出時間:1/60
ISO:100
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先

カメラ:
α7 III
レンズ:
24mm F3.5 DG DN
絞り値:f/18
露出時間:1/20秒
ISO:1600
露出補正:±0ステップ
露出モード:マニュアル

カメラ:
α7 III
レンズ:
24mm F3.5 DG DN
絞り値:f/22
露出時間:1/200秒
ISO:160
露出補正:±0ステップ
露出モード:マニュアル

川端康成が『浅草紅団』の中で「言問橋は直線の美しさなのだ。言問は男だ。」と書いたように力強い骨格が広角レンズの描写力によってより力強さを増しているように描写されています。広角レンズを一本持って散歩に出ると新たな発見と出会えるのも楽しいですね。
カメラ:
α7 III
レンズ:
24mm F3.5 DG DN
絞り値:f/16
露出時間:1/160秒
ISO:400
露出補正:±0ステップ
露出モード:マニュアル

所有する満足感に溢れているこのレンズを携行して街歩きをしているだけで満足感を感じます。目にしたちょっとした発見にもスッと写真を撮りたくなるのも、このレンズの魅力だと感じます。
カメラ:
α7 III
レンズ:
24mm F3.5 DG DN
絞り値:f/11
露出時間:1/80秒
ISO:100
露出補正:±0ステップ
露出モード:マニュアル

ほんのわずか補正するだけでこれだけ写真の雰囲気が変わるもの、元のレンズによる描写力・再現力が高いからです。美味しい料理は良い素材が欠かせないように、このレンズは撮って出しで最良と呼べる素晴らしい素材を撮れるからこそ、少しの補正でも十分美しい画像が得られると確信しました。
カメラ:
α7 III
レンズ:
24mm F3.5 DG DN
絞り値:f/16
露出時間:1/30秒
ISO:640
露出補正:-1ステップ
露出モード:絞り優先