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SIGMA 20mm F1.4 DG HSM | Art【ソニーEマウント】

世界初の開放F値1.4を持つフルサイズ用超広角レンズ「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM|Art」。首を長くして、このFEレンズを待ち望んでいた方も多いと思いますが、2018年のCP+で告知されましたように、「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM|Art【ソニーEマウント】」が、いよいよ追加されましたのでご紹介させていただきます。Artラインの集大成とも言えるこのレンズは、最新の光学設計により、歪曲収差や倍率色収差を極限まで補正し、絞り開放から高性能を発揮します。また、これまでご紹介させていただいた他のFEレンズと同様に、レンズごとにチューニングしたAF駆動制御プログラムと高速通信により、ミラーレスカメラ専用レンズと同等の高速AFやAF-Cモードを実現しています。

世界に比類ない大口径超広角レンズの描写力とその表現力とはいかがなものか。広角レンズに相応しい被写体を求めて、スポーツ施設や美術館、高原へと足を運びました。それでは、作例をご覧ください。




カメラ: α7II
絞り値:f/1.4
露出時間:1/160秒
ISO:400
つくば市内のクライミングジムにて、飛び込みで撮らせていただきました。高さ15mもの壁を軽々と登られるクライマーの雄姿。世界的なクライマーへ贈られる賞「ピオレドール賞」を日本人最年少で受賞された凄い方だと後に知ることになるのですが…汗。20mmの広角で捉えると、さすが壁面を大きく取り込むことができます。また、夜の屋内での撮影ですので、通常では、光量不足となるところですが、開放値1.4の恩恵に預かり、感度を無理に上げずとも十分なシャッター速度を確保。クライマーの動きをしっかり止めることができました。




カメラ: α7II
絞り値:f/3.2
露出時間:1/100秒
ISO:50
露出補正:-0.7
強い逆光での撮影です。絞ってはいませんが、美しい光芒ですね。ほんの小さなゴーストが見受けられますが、画質にほとんど影響は見られません。フレアはなくコントラストの高い良い描写がなされています。




カメラ: α7II
絞り値:f/4
露出時間:1/400秒
ISO:50
露出補正:+0.3
こちらも強い逆光での撮影です。逆光で捉える深緑は、光を透過して新緑のように鮮やかに輝いて見えます。




カメラ: α7II
絞り値:f/4
露出時間:1/30秒
ISO:50
露出補正:-0.3
通常、広角レンズは、被写界深度が深く、広い画角ゆえに多くのものを取り込みすぎて、均一で平坦な表現になってしまいがちです。テーマを際立たせるために、「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM|Art【ソニーEマウント】」の最大絞りF 1.4から最小絞りF 16までの幅広い選択肢の中で、イメージに必要な欲しい絞り値を探ります。この画では、全体の描写も欲しいけれど、自然な奥行き感を表現したい。それには、ピントをどこに合わせるか…まるで、絵を描くように詰めてゆくこのプロセスが、私にとって楽しくも最も大切な作業です。




カメラ: α7II
絞り値:f/1.4
露出時間:1/500秒
ISO:200
開放絞りでの撮影です。素晴らしい描写力と解像力で、ステンドグラスや窓枠、カップボードの質感を捉えています。




カメラ: α7II
絞り値:f/1.4
露出時間:1/100秒
ISO:200
露出補正:+0.3
お手本のような遠近法で描かれた美しい礼拝堂。お祈り中でない時に撮影許可をいただきました。直線は歪曲せずに綺麗にまっすぐ伸びています。ステンドグラスの外からは、強い光が差し込みましたが、うまく抑制されて、室内の印象は忠実に再現されています。




カメラ: α7II
絞り値:f/1.4
露出時間:1/30秒
ISO:200
充分な光量が得られない暗い室内。厳かな祈りの場では、シャッターを切ることさえ躊躇わせます。ライティングなどはもってのほか。しかしながら、SIGMA 20mm F1.4 DG HSM|Art【ソニーEマウント】の開放値1.4での撮影では、もちろん三脚も不要です。全てにおいて、心に余裕を持って様々なことに対応することができることが一番のメリットかもしれません。




カメラ: α7II
絞り値:f/1.4
露出時間:1/100秒
ISO:400
20mmという超広角でありながら、大口径ならではの明るさと大きなボケにより、合焦部以外の画面はシンプルに整理され、奥行き感が強調されています。




カメラ: α7II
絞り値:f/1.4
露出時間:1/160秒
ISO:200
照明の傘にピントを合わせています。この画角で、極めて限定的でシャープな合焦部と大きなボケ味とのコントラストがユニークです。遠くに写る点光源は、9枚羽根の円形絞りの採用により、綺麗な円形のボケとなっています。




カメラ: α7II
絞り値:f/1.4
露出時間:1/40秒
ISO:400
こちらも開放値による撮影です。何も考えずに曲線の美しい華やかな燭台に魅せられてシャッターを切ってしまいました。選んだ背景は、形態と色味共に要素が多く少々うるさく感じますが、それでもF1.4の描くボケ味が大きいことで、シャープな合焦部をスッと際立たせてくれています。




カメラ: α7II
絞り値:f/1.4
露出時間:1/100秒
ISO:200




カメラ: α7II
絞り値:f/1.4
露出時間:1/250秒
ISO:200
発光する中央の点光源のちょっと下にピントを合わせています。電球は、強い光で形を失うことなく、丸い形状がしっかりと描写されています。合焦部のリアルな質感描写やボケ味により表現される空気の層や立体感、広角レンズにより捉えられたランプ周囲の大きな空間。どれもが「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM|Art」でなくては表現できない描写です。この撮影結果は、SIGMAの実力であって、私の実力ではないのです。うかつに、騙されるところでした。




カメラ: α7II
絞り値:f/1.4
露出時間:1/30秒
ISO:50
20mmという超広角レンズは、周囲を大きくフレーミングするため、多くの要素を拾ってしまうことで、通常は、ただ撮っただけの画になりがちです。しかし、「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM|Art」では、F値1.4という極めて浅い被写界深度からの撮影により、広い画角の中でも、階調豊かなボケ味で被写体を際立たせたり、また、絞りを丁寧にコントロールすることで、個性的でユニークな画作りが可能になるのではないかと思われます。左下寄りのフォーカスポイントから前後ボケへと、ゆっくりと溶けてゆくような美しいボケ描写を見ていただければ、新しい絵作りのための十分なヒントが得られるのではないでしょうか。




カメラ: α7II
絞り値:f/1.4
露出時間:1/3200秒
ISO:50
20mmという超広角レンズということもあり、開放絞りでもこれだけしっかり描写してくれます。
フォーカスポイントは、敷石一番下の白いダイヤモンド辺りにしています。




カメラ: α7II
絞り値:f/1.4
露出時間:1/4000秒
ISO:50
陽射しの強い昼下がり。標高550mほどの牧場にて、開放値における撮影です。ピントは、牛さんのお尻の辺り。手前のフィールドや背景は、手前に飛び出すことなく、次第に緩くなるボケ描写により収まり良くシンプル化され、実は、フォーカスされた主役へと自然に視線が促されているのです。




カメラ: α7II
絞り値:f/1.4
露出時間:1/6400秒
ISO:50
露出補正:-0.3
牧場より50mほど降った辺りで、ちょっと面白いシーンに出会い、車から降りてシャッターを切りました。こちらも開放値1.4での撮影です。焦点の位置は画面の1/3下辺りにある雑草の束辺りです。広角の画角におけるボケ味は認識しづらいかも知れませんが、よくご覧になっていただければお分かりになると思います。手前の合焦部から遠くへと次第にボケ味が増して行くので、遠近感が、ちょっと強調されるように感じませんか。背景をザッとシンプルな表現にすることで遠近感を出す手法は、絵画などを制作するときに、皆さんも無意識にやっているかもしれません。F1.4の撮影に拘ることで、「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM|Art」というツールを活かした表現法を開拓できるかも知れません。




カメラ: α7II
絞り値:f/1.4
露出時間:1/4000秒
ISO:50
露出補正:-0.3
定住者の多い村近くまで降りると、横に伸びやかな農村風景が広がります。レンズを通すとちょっと外国の農村風景のように感じるのは、やはり都会にはない空の広がりや雲の形、標高が高いというような地形によるのかもしれません。あとから手前のトーンを少しだけ持ち上げています。日没の眩しい光を白飛びせずに捉えてくれました。



シグマ「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM|Art【ソニーEマウント】」では、レンズ設計の初期段階からフレア、ゴーストに対する対策を徹底し、逆光のような強い入射光に対しても影響を受けにくい設計です。建築写真や風景写真、星景写真、大きなボケを活かしたスナップ撮影、また、もちろん超広角のパンフォーカス撮影などにも威力を発揮します。さらに、HSMによる高速オートフォーカスや新フルタイムマニュアル機構の搭載による素早いピント調整が可能です。Eマウントユーザーに、ぜひお勧めしたい超広角レンズです!






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