SIGMA 35mm F1.2 DG DN Art
まるで背景のボケ方が楽しみに写真を撮りたくなるほどの美しいボケを、絞り開放値F1.2が生み出すミラーレス専用の大口径単焦点レンズ「SIGMA 35mm F1.2 DG DN Art」。まるで中望遠レンズを使用したかのように大きなボケとピントの合った被写体を細微に表現する描写力はどんな被写体を写しても美しい絵にしてしまう魔法のレンズのようです。作例撮影を通してF1.2の世界を堪能してきました。

カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/80秒
ISO:100
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先

カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/1250秒
ISO:50
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先

カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/50秒
ISO:100
露出補正:-1.0ステップ
露出モード:絞り優先

カメラ:
α7R IV
絞り値:f/2.2
露出時間:1/40秒
ISO:250
露出補正:-1.0ステップ
露出モード:絞り優先

カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/200秒
ISO:50
露出補正:-1.0ステップ
露出モード:絞り優先

カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/13秒
ISO:50
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:絞り優先

カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/15秒
ISO:400
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先

カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/125秒
ISO:125
露出補正:+0.7ステップ
露出モード:絞り優先

カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/8秒
ISO:100
露出補正:-1.3ステップ
露出モード:絞り優先

水槽の光量は明るく見えても、写真撮影には光量が少なく、撮影条件は良くありません。多種多様な熱帯魚が泳ぐ水槽で、目の前に泳いでくる魚を狙ったのですが、さすがにピントを掴むのも難しく、何カットか撮影してやっとジャストピントの一枚を納めることができました。背景に写る魚たちが溶けるようにボケて臨場感があります。
カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/250秒
ISO:800
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先

カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/100秒
ISO:400
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先

カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/250秒
ISO:1000
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先

カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/400秒
ISO:50
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先

水族館から帰る途中、通った公園内で目にした標識を撮ってみたのですが、何気なく撮った写真も絵になっているから不思議です。どんな被写体も絵に変えてしまう魔力を秘めたレンズをプライベートでも使いたくなり、数日後ついにプライベートでも購入してしまいました。
カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/125秒
ISO:50
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:絞り優先

カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/200秒
ISO:50
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:絞り優先

流石にF1.2の開放ではピントが浅く、花全体にピントはいき渡りませんが、ふんわりと花を包み込むように周辺がボケて、花がほっこり浮かび上がる写真が撮れました。
このような描写もまた、マクロレンズとは一味違う味わいがあります。
カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/800秒
ISO:100
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先
カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/6400秒
ISO:400
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先

日差しから守るため置かれた和傘と、ダリアを絡めてみました。溶けるようにボケている和傘がアクセントになってしっとりした雰囲気が漂い、シャープに写るダリアの存在感がより高められた写真が撮れました。
カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/1250秒
ISO:100
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先
カメラ:
α7R IV
絞り値:f/1.2
露出時間:1/3200秒
ISO:100
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先


このレンズは他のシグマARTシリーズと同様、金属性の銅鏡で重量がある一方、重厚感があり剛性も高く高級感が溢れます。キレキレのシャープな描写とF1.2の大口径が生み出す溶けるようなボケ味で、様々な表現が楽しめます。このボケを生かしたポートレートも素晴らしい写真となることでしょう。重量があるので気軽に外に持ち出すには躊躇することもありますが、それを補って余りある描写力を秘めたレンズです。