SIGMA 30mm F1.4 DC DN Contemporary【ソニーEマウント】
シグマのミラーレス向けレンズ、DNシリーズに大口径単焦点レンズ、30mm F1.4 DC DN Contemporaryが登場しました。
DNシリーズには同じ30mmにはF2.8のラインナップがあります。こちらもコンパクトでコストパフォーマンスも良いレンズですが、今回はF1.4と大口径。Eマウントの場合は45mm、マイクロフォーサーズの場合は60mm相当の単焦点標準レンズとなります。
F1.4の大口径ながら、ミラーレス向けのDNレンズということで小型軽量を実現。Contemporaryラインとしての登場ですが、高屈折率ガラスや両面非球面レンズを採用し、Artラインにも匹敵する高画質設計がされています。
今回はEマウント用を使わせていただく機会がありましたので、早速撮影に出かけてきました。
街中をスナップ。大口径レンズならではの大きなボケ味を楽しめ主役を浮き立たせます。
- カメラ:SONY α6300
- レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN Contemporary【ソニーEマウント】
- 1/4000 F2 ISO100
開放にて。ガラスの透明感と開放の柔らかな描写、それでいてシャツは繊維の模様や質感も伝わってきます。
- カメラ:SONY α6300
- レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN Contemporary【ソニーEマウント】
- 1/1250 F1.4 ISO100
こちらは遠景を。Eマウントの場合、45mm相当。アングルや構図、見せ方次第で広角で撮ったようにも。ここが標準レンズの醍醐味でもあります。
- カメラ:SONY α6300
- レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN Contemporary【ソニーEマウント】
- 1/1250 F6.3 ISO200
今度は菜の花に寄って切り取ってみました。最短撮影距離は30cm。花びらのディテールなどもしっかと描写してくれました。
- カメラ:SONY α6300
- レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN Contemporary【ソニーEマウント】
- 1/800 F11 ISO200
ランチに食べたパスタをパチリ。素材の質感や奥行き感も程よい感じでテーブルフォトにも活躍。
- カメラ:SONY α6300
- レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN Contemporary【ソニーEマウント】
- 1/125 F2.5 ISO400
スタジアムの上に月。そして春を待つ街路樹。枝1本1本もシャープ。
- カメラ:SONY α6300
- レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN Contemporary【ソニーEマウント】
- 1/1600 F6.3 ISO200
開放にて。APS-C機などで、背景を大きくぼかしたい場合など、やはり大口径F1.4は魅力。さすがに被写界深度が浅く、ライトのレンズにピントをかわせましたが、ロゴの部分はアウトフォーカスになる深度の浅さ。
- カメラ:SONY α6300
- レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN Contemporary【ソニーEマウント】
- 1/1600 F1.4 ISO100
煉瓦に書かれた船舶の信号旗模様。煉瓦や塗料のテクスチャもシャープに再現してくれました。
- カメラ:SONY α6300
- レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN Contemporary【ソニーEマウント】
- 1/200 F3.5 ISO100
ちょっと意地悪に太陽を入れて。コーティングなど、フレア、ゴースト対策もしっかりとされています。極端なコントラストの低下もなく、観覧車の支柱などもシャープに。内面反射を軽減する処理がされた効果的なレンズフードも付属しています。
- カメラ:SONY α6300
- レンズ:SIGMA 30mm F1.4 DC DN Contemporary【ソニーEマウント】
- 1/2500 F5.6 ISO100
小型軽量ながら適度な長さがあり、今回使用したα6300との組み合わせもバランスも良く、AFなども高速で快適に使うことが出来ました。
シャープネスとF1.4の大口径レンズならではの浅い被写界深度が楽しめ、改めて単焦点レンズの画質の良さ、撮り方次第で様々な見せ方が出来る標準レンズならではの楽しさ、そして写真そのものの楽しさを再認識することが出来ました。
キットレンズからステップアップしたい方、一眼ならではのぼけ味を楽しみたい方に、おすすめの1本です。次の休日、本レンズを付けて、街中のスナップに出かけてみてはいかがでしょうか?
















