送料無料

カメラ・レンズの選び方や
カメラライフを楽しくする情報発信サイト

Bicphotostyle

SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN Art

SIGMAのミラーレス専用Art ズームの第二弾「24-70mm F2.8 DG DN | Art」。ズーム全域における中心から周辺までの高い解像感を実現しつつ、ミラーレス専用設計の優位性を活かしてサイズと重量を抑制しています。プロ・ハイアマチュアの高い要求に応える大口径標準ズームレンズの決定版です。
※2020年1月上旬撮影


sigma2470art_日の丸渋谷スクランブル交差点で何気なく空を見上げると新年を祝う日の丸が掲げられていました。絞りを開放にして撮影するとf2.8の効果で背景の右奥ビルが柔らかくボケて日の丸の存在感が高まりました。生地の質感をしっかり表現する解像力の高さ、背景を美しくぼかす描写はf2.8通しのズームレンズならではの描写力です。
カメラ: α7III
絞り値:f/2.8
露出時間:1/800秒
ISO:100
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先



sigma2470art_滑り台シグマのArtシリーズはカミソリのような鋭いシャープな描写力が持ち味ですが、このレンズはピントの合っていないアウトフォーカス部分の描写が素直で柔らかく表現する印象を受けました。偶然通りかかったローラーが使用された滑り台を撮影してみたところ、ピントを合わせた落下防止用に張られた網は細部まで細かく写りこんでいますが、手前や背景のピントの合ってない部分が柔らかくボケることによって空気感や臨場感が自然な感じに伝わってきます。絞り開放でやや周辺光量が落ちますが、被写体によってはドラマチックな描写が楽しめそうです。
カメラ: α7III
絞り値:f/2.8
露出時間:1/1250秒
ISO:100
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



sigma2470art_黒板焦点の合った部分からアウトフォーカス部分までなだらかに変化していくボケ味からは、自然で穏やかな雰囲気が漂います。
カメラ: α7III
絞り値:f/2.8
露出時間:1/40秒
ISO:1000
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



sigma2470art_お守りを付けた猫テレ側70mmは中望遠の入り口ともいえる焦点距離ですが、ポートレートで多用される85mmや135mmに比べると圧縮効果はさほどではありません。だが開放値f2.8の明るいレンズなので豊かなボケ量とシャープな描写力で中望遠単焦点レンズ並みに被写体を浮き上がらせることは十分可能です。
カメラ: α7III
絞り値:f/2.8
露出時間:1/400秒
ISO:800
露出補正:+0.3ステップ
露出モード:マニュアル



sigma2470art_お地蔵さん
カメラ: α7III
絞り値:f/2.8
露出時間:1/100秒
ISO:100
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先



sigma2470art_螺旋階段 とてもシャープなレンズなのですが絞り開放で撮ると周辺光量がやや落ち気味です。だが欠点というよりも被写体から漂う空気感を感じさせる利点もあり被写体によっては武器にもなる特質でしょう。
このカット写真でもコンクリート壁の質感が細微に写っているのですが、シャープさよりも夕暮れに感じるノスタルジックな雰囲気を感じさせる写真となりました。
カメラ: α7III
絞り値:f/2.8
露出時間:1/1250秒
ISO:100
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先



sigma2470art_ビル広角側で絞り込むと隅々までピントが行き渡り更にシャープさが増します。F16まで絞り込むとわずかにコントラストが低下するようですがα7IIIの画素数ではそれほど目立ちません。ビルのガラスに映りこんだ雲はまるで真冬の早朝に湖の水面から蒸発する水蒸気かのようで現像的な雰囲気を写すことができました。
カメラ: α7III
絞り値:f/16
露出時間:1/40秒
ISO:125
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先



sigma2470art_展望台絞りを絞って被写界深度を高めたので実際の空に浮かぶ雲とビルのガラスに反射した雲が実像と虚像が交わるように一つの画面に違和感なくまとまりました。
カメラ: α7III
絞り値:f/14
露出時間:1/50秒
ISO:100
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



sigma2470art_階段
カメラ: α7III
絞り値:f/14
露出時間:1/50秒
ISO:200
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



sigma2470art_ワイングラス隅々までシャープなレンズなのですが、特に中央部の解像度には目を見張るものがあります。
カメラ: α7III
絞り値:f/2.8
露出時間:1/80秒
ISO:250
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先



sigma2470art_カルガモ夕日が差し込んでスポットライトに照らされたかのように浮き上がったカルガモが気持ちよさそうに池を泳ぐ様子を鮮やかに写し出しています。
コーティングにはスーパーマルチレイヤーコートに加え、ナノポーラスコーティングを施され、逆光のような強い入射光に対して影響を受けにくいフレア、ゴースト対策に加えシャドー部もしっかり再現する描写力も備えています。
カメラ: α7III
絞り値:f/2.8
露出時間:1/800秒
ISO:250
露出補正:±0ステップ
露出モード:シャッター優先



sigma2470art_ロールスイス標準ズームレンズと位置付けられる24-70mmの画角は汎用性に富み、様々なシーンに活用できてスナップ撮影にも能力を十分発揮することでしょう。街歩きや旅行などにちょうどよいズームで各メーカーが24-70mmに性能の良いレンズを揃えているのもうなずけます。重量は830g(ソニー Eマウント用)もあるのですが、強固な堅牢度や緻密な解像度は素晴らしくレンズメーカーならではの信頼性に富んだレンズです。
カメラ: α7III
絞り値:f/2.8
露出時間:1/160秒
ISO:200
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:絞り優先



sigma2470art_ゆらめき皇居周辺をこのレンズを携えて散策中、水面に映えるビル影がそよ風で揺らめき絶えず姿を変化させる様子に惹かれてシャッターを押しました。水面に写り込む青空から伝わる深みのあるブルーを背景に水面の動きに合わせて姿が次々変わるビル影をシャープな描写力が芸術的なフォルムで写し出しました。
FLDガラスを6枚、SLDガラスを2枚、非球面レンズも3枚使用した高い光学性能を誇るレンズはゆらめくビル影も美しい被写体に昇華させてくれました。
カメラ: α7III
絞り値:f/3.2
露出時間:1/500秒
ISO:200
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



sigma2470art_皇居内堀通り沿いの樹木
半蔵門から桜田門に向かって歩いている最中、お堀沿いの樹木に筆者の影が写りこんでいることに気づきワイド側24mmで撮影してみました。隅々までクリアでシャープな24mmならではの広々とした画角と解像感のある描写で、自然豊かな皇居のお堀の雰囲気がしっかり伝わってきます。
カメラ: α7III
絞り値:f/14
露出時間:1/25秒
ISO:200
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



sigma2470art_ウィンドウ街には様々なフォトジェニックなシーンが埋まっています。普段何気なく見ている光景や何も気づかなく通り過ぎてしまう通りの中から自分だけの視点で一つ一つ宝物を発掘する楽しみがストリートスナップの面白さではないでしょうか。その発掘道具がカメラでありレンズでもありますが、頭に浮かんだ構図を写真の中に表現するためには、優れた性能をもった機材があればこそ撮影に専念し、思い通りのカットを狙えるのではないでしょうか。
カメラ: α7III
絞り値:f/2.8
露出時間:1/80秒
ISO:1250
露出補正:+0.3ステップ
露出モード:絞り優先



sigma2470art_銀座線渋谷駅ホーム新しく生まれ変わった銀座線渋谷駅の新駅舎ホームをワイド側24mmのローアングルで撮影してみました。アーチ構造になり柱のない広々とした空間を24mmの画角ですべて収めるためにローアングルで撮影してみたのですが、駅舎内を覆う白で統一されたM字型の屋根やリニューアルした駅舎の明るいイメージやフレッシュ感が伝わる写真が撮れました。
カメラ: α7III
絞り値:f/11
露出時間:1/15秒
ISO:1250
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先



sigma2470art_銀座線上野駅ホーム銀座線に乗って上野まで移動しました。新しく生まれ変わった渋谷駅ホームとは対照的に銀座線上野駅は日本最古の地下鉄駅です。
光量の足らない場面でしたが、高性能な硝材を使用したレンズで構成された高性能レンズなので、柱の質感をしっかり描写し銀座線上野駅が積み重ねてきた歴史までもが伝わってくるような質感を写し込んでいます。24mmワイド側で撮影したこのカットではややたる型の歪曲収差が出ていますが、実用ではそれほど気になるほどではないでしょう。
カメラ: α7III
絞り値:f/2.8
露出時間:1/30秒
ISO:320
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



sigma2470art_銀座線上野駅改札前
銀座線操業当時から使用されている上野駅改札前には、上野をモチーフにしたステンドグラスが飾られ乗降客を出迎えてくれます。アジア最古の銀座線も渋谷駅のように新しく生まれ変わったり、上野駅のように伝統を残しつつ改修をおこなったりしながら未来へ進んでいます。
カメラ: α7III
絞り値:f/2.8
露出時間:1/320秒
ISO:200
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先


レンズメーカーとしての矜持を保つSIGMAが、この先々にカメラの主流となっていくことが予想されるミラーレス用に開発されたこのレンズも、銀座線の歩んできた道のように今までの伝統を引き継ぎながらこれからの時代にマッチしたレンズとなっていくだろうと筆者は強く感じました。



  • ニコン
  • キヤノン
  • オリンパス
  • SONY
  • Panasonic
  • FUJIFILM
  • RICOH/PENTAX
  • SIGMA
  • TAMRON
  • CarlZeiss
  • Leica
  • Tokina
  • ハッセルブラッド