PENTAX K-3 Mark III
PENTAX K-3 Mark III 先行レビュー
先日正式発表となりました、デジタル一眼レフカメラ、PENTAX K-3 Mark III。
PENTAXファン待望のKマウントAPS-C一眼レフのフラッグシップモデルとしての本機を手にする機会を頂きましたので、限られた時間ではありましたが少し撮影に出かけてみました。

約2570万画素ローパスレス新裏面照射型CMOSセンサーを搭載。ローパスレス仕様ということもあり、古びたトラクターのフロントグリルのディテールなどもシャープに描写。錆の質感もリアルです。ローパスセレクターを使えばモアレが気になるようなシーンでもコントロールすることが出来ます。
カメラ:
PENTAX K-3 Mark III
絞り値:f/4
露出時間:1/400秒
ISO:100

桜をメインに配置し、画面右下のスペースに列車が来るのを待ちます。鉄橋を渡る貨物列車を連写で。小気味よいシャッター音、最高約12コマ/秒の高速連写に対応し、ベストな位置で写しとめてくれました。
新画像処理エンジン PRIME Vの採用により、細部の輪郭やディテールの再現性を大幅に向上させた新しいシャープネス設定が搭載されています。こちらは「ファインシャープネス」にて撮影しました。主役の機関車から、桜の花、幹のディテールなども自然でシャープに描写してくれました。
露出時間:1/1250秒
ISO:400


少し薄暗いシーンですがAFも迷うことなく、アンテナ部分に合焦。K-3Uの27点の測距点からK-3Vでは101点とカバーエリアも大幅に増え、中央25点のクロスセンサーや-4EVに対応など、構図の自由度が高まっています。
この時は明るいレンズでしたので速めのシャッター速度を使えましたが、5軸5.5段ボディ内手ぶれ補正機構 SR IIも搭載で薄暗いシーンでの撮影も協力にアシストしてくれます。
カメラ: PENTAX K-3 Mark III
この時は明るいレンズでしたので速めのシャッター速度を使えましたが、5軸5.5段ボディ内手ぶれ補正機構 SR IIも搭載で薄暗いシーンでの撮影も協力にアシストしてくれます。
カメラ: PENTAX K-3 Mark III
絞り値:f/1.4
露出時間:1/100秒
ISO:400

動体をテストしてみました。向かってくる電車をAF-C、AFエリアをゾーンセレクトにて連写で撮影。雨が降り薄暗く、あまり良い条件ではない中でしたがしっかりと追従してくれました。
AFの追従も向上、また高速連写により、動体の撮影でも前機種からの印象は大きく変わったと感じます。動きを止めるため、感度を上げて撮影していますが、高感度性能も向上。またボディは防滴防塵、レンズも防滴防塵のWRレンズと組み合わせればこのような雨のシーンなどでも安心です。
AFの追従も向上、また高速連写により、動体の撮影でも前機種からの印象は大きく変わったと感じます。動きを止めるため、感度を上げて撮影していますが、高感度性能も向上。またボディは防滴防塵、レンズも防滴防塵のWRレンズと組み合わせればこのような雨のシーンなどでも安心です。
カメラ:
PENTAX K-3 Mark III
絞り値:f/5.6
露出時間:1/1000秒
ISO:3200

今回組み合わせたHD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WRもK-3 Mark IIIの常用ズームとしてバランスも良く、おすすめの1本です。
カメラ:
PENTAX K-3 Mark III
絞り値:f/8
露出時間:1/2000秒
ISO:200


K-3 Mark IIIにも、色や仕上がりを設定できるカスタムイメージが搭載されています。各カスタムではコントラストや彩度などの調整が出来ますので、自分好みの表現を楽しむことが出来ます。カスタムイメージの中からいくつかをご紹介したいと思います。


こちらはカスタムイメージ「銀残し」にて。映画のワンシーンのような重厚なイメージ、個人的にはこのカスタムイメージが気に入っています。
カメラ:
PENTAX K-3 Mark III
絞り値:f/3.5
露出時間:1/800秒
ISO:400


絞り値:f/4
露出時間:1/500秒
ISO:400
手に取った印象としては、このクラスの一眼レフ機としては小柄ながら、しっかりと握りやすいグリップにより程よいホールド感が得られます。ダイヤルなども操作しやすく配置されており、各種設定もしやすく撮影に集中できました。
そして、ファインダーを覗くとクリアで広視野角、自然な見え方でファインダーの見えの良さに感動しました。改めて光学ファインダーの良さ、光学ファインダーを通して被写体と向き合う楽しさを感じました。
もちろん、カメラの性能もAFの追従性や高速連写、画質なども向上しておりAPS-Cフラッグシップとしての完成度も高く、「撮る」ということをじっくりと楽しめる1台となっています。
そして、ファインダーを覗くとクリアで広視野角、自然な見え方でファインダーの見えの良さに感動しました。改めて光学ファインダーの良さ、光学ファインダーを通して被写体と向き合う楽しさを感じました。
もちろん、カメラの性能もAFの追従性や高速連写、画質なども向上しておりAPS-Cフラッグシップとしての完成度も高く、「撮る」ということをじっくりと楽しめる1台となっています。