LUMIX S5
パナソニックからフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S」シリーズから小型・軽量モデルの「LUMIX S5」が発売中。Sシリーズのフラッグシップ「LUMIX S1」シリーズで評判の高い動画性能や高画質をそのまま小型・軽量ボディに凝縮したフットワークの良いLマウント機です。

レンズキットといえば広角側が24〜28mmからスタートするのですが、フルサイズのLUMIX S5のレンズキットは広角側が20mmスタート。超広角の画角がレンズキットで使えるのは便利です。広々とした空間を切り取ることができるのは旅先や街スナップなどに力を発揮すること間違いありません。

20mmの画角は被写体に寄りつつも広範囲を切り取ることができます。最短撮影距離は15cm、被写体に接近することによって被写界深度が浅く、大きなボケを生み出すことができるのでマクロレンズとしても利用できます。植物やペットなどの撮影にもクーローズアップと大きなボケが組み合った印象的な作品を生み出せる力を持ったレンズではないでしょうか。

有効画素数は2420万画素、さすがフルサイズです。細微感はAPS-C、マイクロフォーサーズに比べるとアドバンテージがあります。夕暮れ迫る光量の足らない状況でISO3200を使用して撮影しましたが、葉の一枚一枚がはっきり見て取れる描写力が確認できました。紅葉シーズンにS5を持って出かけたくなります。


カメラ:LUMIX S5
レンズ:LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
絞り値:f/5.6
露出時間:1/250秒
ISO:100
露出補正:+0.3ステップ
露出モード:絞り優先

記録を残すことが何より写真の一番の力。ミラーレスの時代になってもその役割は増すばかりです。ミラーレスの歴史をけん引してきたパナソニックのフルサイズミラーレスはこの先どのような歴史を残していけるのかも楽しみですね。


フルサイズの表現力はやはり違います。中間調のデータの厚みがありそれが被写体を立体的に描き出すのです。画面からは音までが聞こえてきそうな、雰囲気が写っているかのようです。

35mmの画角でもなかなかのボケ味があります。フルサイズの持ち味はこのような形でも生きてきます。

大型3.0型 高精細約184万ドット フリーアングルモニターによってローアングルの撮影は負担を感じることはありません。増感して表示することで被写体を見やすくする「ライブビューブースト」のおかげで構図決めも楽に決めることができました 。

カメラ:LUMIX S5
レンズ:LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
絞り値:f/6.3
露出時間:1/250秒
ISO:100
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先