パナソニック LUMIX G 42.5mm/F1.7 ASPH./POWER O.I.S.【マイクロフォーサーズマウント】
開放F値1.7、小型軽量な中望遠レンズ、『LUMIX G 42.5mm/F1.7 ASPH./POWER O.I.S.』をご紹介します。35mm換算85mm相当で、もちろんポートレートでも大活躍のレンズですが、気になる一部を切撮る、スナップにも活躍してくれます。実機を入手しましたので早速撮影に出かけてみました。
▽カフェのある街角

1/1600 F1.7 +0.3 ISO200
少々見上げてカフェの看板、程よい画角で手前に寄せて。カフェの看板の背景の、新緑や白いビルへと視線を移すと、奥に行くにつれて段々とボケていくのが分かります。
▽街角の新緑

1/100 F2.2 +0.7 ISO200
新緑の緑のさわやかな色もいい感じに。センサーサイズの小さいマイクロフォーサーズも、明るい単焦点と、85mm相当という画角でほどよくぼかして立体感ある画を得ることが出来ます。
▽エントランス

1/30 F4 -1.3 ISO200
日蔭にある建物のエントランスの1カット。少々絞って奥の柱の模様、質感をシャープな描写に。シャドゥ部のディテールもしっかりと表現。
▽ショーウィンドウ

1/320 F2 +0.3 ISO200
ショウウインドウ越しの2体のマネキン。ガラスの透明感もいい感じ、ガラス越しながらピントを合わた部分はシャープ、映り込みを程よくぼかして
▽ランプ

1/800 F4 -0.7 ISO200
街灯をクローズアップ。気になるものを程よく引き寄せる画角です。
▽テーブルライト

街灯をクローズアップ。気になるものを程よく引き寄せる画角です。
1/2000 F1.8 ISO200
テールライトからの車のラインを強調し切り撮ってみました。艶やかなボディの質感と、テールランプからの曲線を雰囲気よく写しだしてくれました。
▽ぼけ味も抜群

1/80 F1.7 ISO800
我が家のおてんば娘がやってきましたので、これ幸いとモデルになって頂きましょう。被写体と背景の距離もありますが、大きく背景をぼかして、中望遠、ポートレートレンズならではの描写。ピントを合わせた部分の毛並の描写、解像感もポイントです。
背景ボケを楽しむ、適度な画角で切り撮る、手軽に楽しめる大口径中望遠レンズ
今回のレンズは35mm判換算で約85mmと、実際に眺めるよりはやや手元に寄せての写すことができます。ポートレイトは勿論の事、街中でのスナップで使用するにはこれくらいの焦点距離でちょうど良いなと感じさせられました。特筆すべきはやはりボケ味。何か強調したい被写体があるなら、選択肢にあがる一本です。人物撮影や、撮り歩きをよくされる方は是非お手に取って、その描写力をお試し下さい。小型、軽量はマイクロフォーサーズの利点、カメラバッグの中に1本もっていれば、きっと活躍してくれる、そして単焦点ならではの体感ある描写に満足していただけると思います。