ニコン NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
ニコンZマウントのS-Line大口径広角単焦点レンズ「NIKKOR Z 24mm f/1.8 S」。
風景はもちろん、広角スナップやポートレート、優れた点像再現性を活かした星景・夜景撮影まで、幅広い用途でハイクオリティーな静止画、動画撮影を楽しめるレンズです。(撮影時期／2019年秋)
新国立競技場スタジアムはほぼ完成しましたが、現在設備機器などの点検が行われている最中でまだ近づくことはできません。歩道に沿うように張り巡らされた工事用フェンス隙間からカメラを高く掲げてシャッターを押すと美しい姿のスタジアム外観を撮ることができました。木製の軒庇(のきひさし)や樹木で飾られた日本の自然を感じさせるスタジアムの雰囲気を24ｍｍf1.8Zの高性能な解像度がきっちり描き出しています。
カメラ：Nikon Z7
レンズ：NIKKOR Z 24mm f1.8 S
絞り値：f/8
露出時間：1/500秒
ISO：160
露出補正 :-0.7ステップ
露出モード :絞り優先
スタジアムの軒庇は47都道府県から集められた木材で作られているので色や木目は様々ですスタジアム北側の軒庇には北海道や東北地方の、南側は九州や沖縄の木材が使用されているそうで木材を多用することで落ち着いた和の雰囲気が感じられます。ニコンZマウント用に新設計されたこの24ｍｍは高解像度を誇るZ7の性能を余すことなく引き出し、青空の下日本の国土を集結させた新国立競技場を美しく映えて写し出しています。
カメラ：Nikon Z7
レンズ：NIKKOR Z 24mm f1.8 S
絞り値：f/16
露出時間：1/200秒
ISO：160
露出補正 :-0.7ステップ
露出モード :絞り優先
F8まで絞ったので葉の一枚一枚まできっちり写し出し画面の隅々までシャープに描写しています。
カメラ：Nikon Z7
レンズ：NIKKOR Z 24mm f1.8 S
絞り値：f/8
露出時間：1/25秒
ISO：200
露出補正 :-0.3ステップ
露出モード :絞り優先
秋が深まると影が長く感じるようになってきます。日の光と影が作り出す陰影に富む写真を撮ってみました。わずかに画像ソフトで補正をしていますが見事に暗部のトーンを描写しています。
カメラ：Nikon Z7
レンズ：NIKKOR Z 24mm f1.8 S
絞り値：f/4
露出時間：1/1600秒
ISO：125
露出補正 :-0.3ステップ
露出モード :絞り優先
カメラ：Nikon Z7
レンズ：NIKKOR Z 24mm f1.8 S
絞り値：f/8
露出時間：1/400秒
ISO：125
露出補正 :-0.3ステップ
露出モード :絞り優先
カメラ：Nikon Z7
レンズ：NIKKOR Z 24mm f1.8 S
絞り値：f/8
露出時間：1/320秒
ISO：125
露出補正 :-0.3ステップ
露出モード :絞り優先
文字や記号が絡み合うように並べられたオブジェを仰ぐように撮影してみました。今にも雨が降りだしそうな薄暗い曇り空でモノクロームのような写真となってしまいましたが、空をバックに撮影しても被写体がにじむことなくシャープに描写しています。
カメラ：Nikon Z7
レンズ：NIKKOR Z 24mm f1.8 S
絞り値：f/5.6
露出時間：1/1000秒
ISO：125
露出補正 :-0.3ステップ
露出モード :絞り優先
このレンズの作例撮影を行って感じたのは画面隅々まで歪みがなくシャープで再現力が高いことです。明暗や色のバランスもよくとれています。EDレンズ1枚と非球面レンズ４枚を採用して画像周辺部までクリアーに描写する性能はこのような日常何気なく見ている光景もでもしっかり絵にできる頼りがいのあるレンズです。
カメラ：Nikon Z7
レンズ：NIKKOR Z 24mm f1.8 S
絞り値：f/1.8
露出時間：1/200秒
ISO：640
露出補正 :±0ステップ
露出モード :絞り優先
24ｍｍもの広角レンズでスナップを撮るときは広い画で被写体をたくさん写し込むよりも接近して被写体の存在感を強調する撮り方の方が絵に力強さが出るので、筆者はその撮り方を好みます。24ｍｍ一本勝負で地元の秋祭りに出かけてました。F1.8の開放で撮影した陣笠をシャープに描き出すとともに背景がなめらかにボケていくことで陣笠に立体感を生み出し存在感を深めています。
カメラ：Nikon Z7
レンズ：NIKKOR Z 24mm f1.8 S
絞り値：f/1.8
露出時間：1/5000秒
ISO：160
露出補正 :-0.3ステップ
露出モード :絞り優先
すぐれた光学設計とナノクリスタルコートによる高い描写力で空を背景にしても狙い通りの構図で撮影することができます。
カメラ：Nikon Z7
レンズ：NIKKOR Z 24mm f1.8 S
絞り値：f/1.8
露出時間：1/8000秒
ISO：200
露出補正 :-0.3ステップ
露出モード :絞り優先
マルチフォーカス方式のAF駆動系によって、近距離を含むすべての距離での収差を大幅に抑え画面隅々まで高い結像性を発揮しているそうですが、この五重塔の画も隅々まで精微に結像して描写されています。
カメラ：Nikon Z7
レンズ：NIKKOR Z 24mm f1.8 S
絞り値：f/11
露出時間：1/50秒
ISO：640
露出補正 :±0ステップ
露出モード :絞り優先
川崎大師の遍路大師像の足元には、健康や健脚を祈って水を掛ける習わしの草鞋が置かれています。水を掛けられて濡れている草鞋や鈍く光る岩肌がしっとりした描写で撮れました。
カメラ：Nikon Z7
レンズ：NIKKOR Z 24mm f1.8 S
絞り値：f/1.8
露出時間：1/800秒
ISO：125
露出補正 :-1.3ステップ
露出モード :絞り優先
EDレンズ1枚と非球面レンズ4枚を採用して画像周辺部までクリアーに描写する光学性能は高い点像再現性を発揮して夜景撮影でも能力を発揮し画面の周辺部まで高い再現力を発揮します。
カメラ：Nikon Z7
レンズ：NIKKOR Z 24mm f1.8 S
絞り値：f/5
露出時間：1/25秒
ISO：200
露出補正 :-1ステップ
露出モード :絞り優先
駐車場で待機しているバスのフロントガラス一面に写り込むライトアップされた東京タワーに魅せられてシャッターを押しました。24ｍｍの画角と遠近感から肉眼で見るのとは一味違う迫力の東京タワーを写すことができました。被写体をデフォルメして描写できる広角レンズは写真を撮る楽しみを広げてくれます。
カメラ：Nikon Z7
レンズ：NIKKOR Z 24mm f1.8 S
絞り値：f/5
露出時間：1/25秒
ISO：1400
露出補正 :-1ステップ
露出モード :絞り優先
カメラ： Nikon Z7
レンズ： NIKKOR Z 24mm f1.8 S
絞り値：f/1.8
露出時間：1/1250秒
ISO：640
露出補正 :-0.3ステップ
露出モード :絞り優先
デジタル技術が進み、今では絞りがF1.8もあればよほど暗い場所でなければ写真を撮ることが可能になりました。ストロボを使うことなく薄暗いところでもその場の雰囲気を壊すことなく写真を撮れることで多彩な写真表現力を発揮できます。光学性能に優れたレンズと解像度の高いカメラを組み合わせればスマホで撮る写真よりも一味も二味も違う味わいのある写真が撮ることができます。ニコンのミラーレス専用S-Lineレンズはミラーレス一眼カメラの性能を引き出し魅力ある写真を描き出していく新時代のレンズとして名をはせていくことでしょう。
