ニコン初のフルサイズミラーレス一眼「Z7」実写速報レポート【第一弾】
いよいよ発売が2018年9月28日と迫った話題のフルサイズミラーレス一眼「ニコンZ7」。
9/14からはビックカメラ各店のカメラコーナーにて、先行展示を開始いたしました。
その展示機を少々拝借し、店舗周辺へ持ち出して撮影してみました。限られた時間での撮影となりましたが、まずは第一弾ということでお送りしたいと思います。
改めて、カメラを触ってみるとその質感の高さや握りやすいグリップによるホールド感の良さを実感しました。そしてやはりファインダー。EVFファインダーではありますが、そのクリアさと見やすさに屋外で覗いてみて改めて驚きました。
今回レンズはキットレンズでもあるNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sでの撮影。沈胴式の本レンズ、収納時もコンパクトで、フルサイズながら小型なZシリーズの軽量で常用レンズとして活躍してくれます。テレ側70mmにて。
手持ちでの夜景撮影、ボディ内手振れ補正もかなり強力で、シャッタースピード1秒でも十分に止まってくれ、かなり歩留まりもよかったです。そして驚くのはNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sの描写力。F4クラスのキットレンズと侮るなかれ、かなりの戦闘力です。画面中央はもちろん、周辺までシャープな写りでレンガやビルのディテールもしっかりシャープに写し出してくれました。やはりニコン渾身のZマウント、その可能性の高さを実感しました。
ワイド側24mmホワイトバランスは自然光オート。カメラ内RAW現像で今回新搭載のミドルレンジシャープを少し強めにしてみました。原版を拡大してみると停泊する船の細部や港コンテナ、遠方の情景まで緻密で自然に写し出してくれ、雲の質感なども好ましいと思いました。
少々薄暗い室内にて。AFも迅速でした。カラフルなガムボールの質感、ディティールも見事で、難しい光源下でしたが色味なども見た目の雰囲気のまま写してくれました。
<感度比較>64
<感度比較>100
<感度比較>200
<感度比較>400
<感度比較>800
<感度比較>1600
<感度比較>3200
<感度比較>6400
<感度比較>12800
<感度比較>25600
カメラ:
Z7
絞り値:f/4
露出時間:1/800秒
ISO:400
ピクチャーコントロールにも様々で独創的な表現ができる20種類のクリエイティブピクチャーコントロールが搭載されました。こちらはモノクロ系のグラファイトをかけてみました。
カメラ:
Z7
絞り値:f/4
露出時間:1/40秒
ISO:800
こちらはゾンバー。重厚でダイナミックなイメージになりました。称から仕上がりがなかなか想像できない?効果もあるのですが、いろいろ試してみるのも面白いです。
カメラ:
Z7
絞り値:f/6.3
露出時間:1/60秒
ISO:800
こちらはデニム。フルサイズ機ユーザーの方はなかなかこういった機能を使う方はもしかしたら少ないのかもしれませんが、EVFで仕上がりを見ながら撮影できるミラーレスだからこその機能、実際撮影してみると中々楽しと感じます。RAWで撮影すれはカメラ内RAW現像でも反映できます。
今回は限られた時間、さらに夕方からの撮影と天気も厳しい状態だったのですが、いざ撮影を始めるとその操作性の良さから集中して撮影することが出来ました。
ファインダーをのぞいたまま各種操作もしやすく、ミラーレス機ならではの操作感とフルサイズならではの高画質がこの小型ボディに凝縮され、撮影スタイル、作品作りにZシステムの可能性を感じました。
また使用する機会をつくり、今度はマウントアダプターFTZを使用したFマウントレンズの使用感やその他機能なども試してみたいと思います。