Nikon D7500
ニコンDXフォーマットのフラッグシップモデル「D500」に迫る性能、という触れ込みで登場したD7500。D500よりやや軽めのボディの本機で、D500と同等の画質を得られるのであればとても魅力的なことだと思います。実際に撮影して参りましたので、ご紹介させていただきます。

D500と同じエンジンEXPEED 5を積んでいるので、画像処理は早いです。秒間8コマの高速連写と合わせて、狙った瞬間をきっちり切り取ってくれました。AFポイントはD500は153点ですが、D7500は51点と圧倒的に少なく見えますが、十分すぎる働きです。
絞り値:f/5.6
露出時間:1/1600秒
ISO:800
露出補正:-0.3

絞り値:f/5
露出時間:1/60秒
ISO:400
露出補正:+0.3


水滴や、葉脈まで精緻に描写。また、楓の羽の色味も良いアクセントです。
絞り値:f/2.8
露出時間:1/200秒
ISO:400
露出補正:+0.3

お昼のひととき。パスタの表面のペッパーの細部まで描写出来ました。解像感も高く、例えばこれをプリントアウトする場合であっても2000万画素ならA3ノビくらいなら十分な画質です。
絞り値:f/8
露出時間:1/30秒
ISO:400
露出補正:-0.3

前からやってくる貨物列車をAF追従させて撮影しました。青い車体をきっちりシャープに描写、信頼のおけるAF-Cモードです。
絞り値:f/8
露出時間:1/1250秒
ISO:320
露出補正:-0.3

灯台の足元から見上げて飛行機を。逆光でいやらしいシチュエーションですが、「アクティブDライティング」機能が白とびを抑えてくれて、ほぼ見たままの画を作ってくれました。
絞り値:f/8
露出時間:1/2500秒
ISO:200
露出補正:-.0.3

新規搭載の、ピクチャーコントロール「オート」これがなかなかいい仕事をします。試しに海をバックの列車の撮影に使ってみたのですが、海の色、空の色、ほぼイメージ通りの画を得ることが出来ました。
絞り値:f/8
露出時間:1/1000秒
ISO:200
露出補正:-0.3

AF-CモードでのAF追従性能は、さすがのD500譲りです。AF測距点で捉えた被写体をしっかり追尾してくれました。ミニD500と言うべき性能です。
絞り値:f/4
露出時間:1/6400秒
ISO:200
露出補正:-0.3
何日か撮影してみて感じたのは、操作性が良く構えやすい点です。グリップが深く握りやすいんですね。また、走っていたり飛んでいたりと、動いている被写体にも強いと感じました。日常で扱う分には何ら不満はないAF性能です。趣味で鉄道や飛行機など、動き物を撮る方はもちろん、運動会など、お子様やペットの撮影などでも大活躍間違いなし。この性能で、取り回しのよさ、この小ささは魅力です。D500をメインに据えている方でしたら、気軽に撮りたい時のサブ機にもおすすめです。