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ハッセルブラッド X1D II 50C

中判カメラと聞くと大型ボディで重量もそれなりにあることを連想しがちですが、ミラーレスの本機は中判フォーマットながら重量は750g程度、フルサイズミラーレス並みでサイズ感も同等です。持ち運びがとても楽で撮影の取り回しも軽々と感じますが、アルミから削り出したボディは剛性感にあふれた存在感があります。

X1D II 50C_公園の樹木
中判フォーマットの5000万画素から生み出される画像は画面の隅々まで細微感に満ちています。作例に写っている樹木の枝や葉の一枚一枚まできめ細かく描写されています。この中判センサーの解像力を有するカメラを35mmフルサイズの様に気軽に持ち出すことができるのです。
カメラ: Hasselblad X1D II 50C
レンズ: XCD 4/45P
絞り値:f/8
露出時間:1/90秒
ISO:200
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



X1D II 50C_水たまり
前日の雨が残ってできた水たまりの水面に吹き出し始めた新緑が映えていることに気づき写してみると、青空と新緑の葉々が階調豊かに描写されました。解像力もさることながら色や明暗の階調が豊かなことは中判CMOSセンサーが持つアドバンテージでしょう。
カメラ: Hasselblad X1D II 50C
レンズ: XCD 4/45P
絞り値:f/4
露出時間:1/180秒
ISO:400
露出補正:-0.6ステップ
露出モード:マニュアル



X1D II 50C_チューリップ
センサーサイズが大きくなれば当然ボケ量も増えます。この作例は45mmレンズ(フルサイズ換算で35mm)絞り値 f/8で撮影していますが、背景のボケ方はフルサイズ35mmレンズの f/4に近いボケ方をしていて、柔らかで豊かなボケ味が画面を包むように広がっています。
カメラ: Hasselblad X1D II 50C
レンズ: XCD 4/45P
絞り値:f/8
露出時間:1/640秒
ISO:200
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



X1D II 50C_亀
カメラ: Hasselblad X1D II 50C
レンズ: XCD 4/45P
絞り値:f/5.6
露出時間:1/640秒
ISO:200
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



X1D II 50C_甲羅の気泡
作例撮影のため訪れた神社の池に浮かんでいる亀を写したのですが、水中の甲羅に張り付いている小さな気泡までをきっちり描写されているのが確認でき、改めて中判センサーの解像力に驚かされました。
カメラ: Hasselblad X1D II 50C
レンズ: XCD 4/45P
絞り値:f/5.6
露出時間:1/640秒
ISO:200
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



X1D II 50C_タケノコ
通りかかった公園の竹やぶにロープが張られて「勝手に採ってはいけません」と張り紙が貼られています。何だろうと思って近づいてみるとあちらこちらにタケノコが生えています。ちょこんと頭を出した可愛らしいタケノコを見て、思わず“撮って”しまいました。中判フォーマットで撮影した画像からは細微な解像感と豊かなボケ量によって臨場感溢れるタケノコの存在感が伝わってきます。
カメラ: Hasselblad X1D II 50C
レンズ: XCD 4/45P
絞り値:f/4
露出時間:1/350秒
ISO:100
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



X1D II 50C_丸の内線
35mmミラーレス一眼並みの軽量で持ち運びしやすい「X1DU 50C」を携えて街の作例撮影も行いました。
カメラ: Hasselblad X1D II 50C
レンズ: XCD 4/45P
絞り値:f/4.5
露出時間:1/1000秒
ISO:200
露出補正:±0ステップ
露出モード:シャッター優先



X1D II 50C_屋根
カメラ: Hasselblad X1D II 50C
レンズ: XCD 4/45P
絞り値:f/9.5露出時間:1/350秒
ISO:800
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



X1D II 50C_ギター
作例の撮影を続けながら、解像度やボケ方のみならず同時に階調の豊かさも感じます。ギターのボディの艶やかな滑らかさを細やかに描写し、色の濃淡を豊かに描写しています。弦やピックアップマイク、ブリッジの描写も申し分ないクオリティを感じ取れます。
カメラ: Hasselblad X1D II 50C
レンズ: XCD 4/45P
絞り値:f/4
露出時間:1/90秒
ISO:200
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



X1D II 50C__番所
歴史を重ねてきた建築物が持つ風格も中判フォーマットの描写力で更に高まります。神社仏閣めぐって写真を撮る趣味の方にも中判フォーマットのカメラはお勧めです。
カメラ: Hasselblad X1D II 50C
レンズ: XCD 4/45P
絞り値:f/11
露出時間:1/20秒
ISO:200
露出補正:-1.3ステップ
露出モード:絞り優先



X1D II 50C_のぼり旗
カメラ: Hasselblad X1D II 50C
レンズ: XCD 4/45P
絞り値:f/18
露出時間:1/350秒
ISO:400
露出補正:±0ステップ
露出モード:シャッター優先



X1D II 50C_ショーウィンドウ
大半のミラーレス機はフォーカスを切り替える場合、メニューを開いて一覧の中からAF(オートフォーカス)とMF(マニュアルフォーカス)を選択する仕様が多いのですが、手持ち撮影だとせっかく構図が決まったのにメニューを確認するためカメラを被写体から離さなければならず煩雑さを感じることが多いものです。
X1D IIは右上部のAFとMFを切り替えるボタンがありワンクリックで切り替えられます。慣れればファインダーをのぞきながら操作することも可能です。
この写真のようにコントラストがあまりなくガラス窓からの反射光がある被写体は、AFが迷いピントが合わせられないことも多いのですが、すぐにMFに切り替えて撮影しました。
カメラ: Hasselblad X1D II 50C
レンズ: XCD 4/45P
絞り値:f/4.8
露出時間:1/90秒
ISO:200
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:絞り優先



X1D II 50C_カフェのガラス
ガラスの反射がきつくMFにて撮影。ピーキングもわかりやすくピントの山を掴むのも楽に感じました。
カメラ: Hasselblad X1D II 50C
レンズ: XCD 4/45P
絞り値:f/4
露出時間:1/400秒
ISO:800
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



中判フォーマットといえばごつくて大きなカメラというイメージを持ちがちですが、X1D IIは35mmフルサイズと同等の重量でホールディングにも優れるので、フィールドを選ばす気軽に持ち出せるフットワークの良さがあります。
作例を撮影しながら少し気になったのが、シャッターを押すと書き込みが終わるまでほんの僅か待たせることです。プライベートでは爆速で連射できるカメラを使っているので戸惑いを感じましたが、しばらく撮影を続けているうちにモータードライブを使わず一枚一枚を手巻きで使っていたフィルム時代のことを思い出しました。一枚に心を込めてじっくりと、写真にとって実は一番大切なことを改めて教えてくれるカメラです。

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