キヤノン EOS 5D Mark IV
2016年9月、ついにキヤノンユーザー待望のフルサイズセンサー搭載モデル『EOS 5D MarkIV』が発売しました。3040万画素の新型CMOSセンサー、約7コマ/秒の高速連写、4K動画を中心とした動画撮影機能の強化、従来モデルよりもAF測距エリアが広がった61点高密度レティクルAF II等、気になるポイントは沢山あります。この度、ようやく実機を手にする事が出来ましたので、早速作例と共にご紹介してまいります。
フルサイズ機ながら、連写やAFの速度も格段に向上。レスポンスも良く、フルサイズならではの高精細な画質はそのままに、動体での撮影でも大活躍します。木々の葉だけでなく、電車の窓から手を振っている人たちまで精緻に描写。これぞ、高解像力が為せる業。
- 使用レンズ:EF24-70mm F4L IS USM
- 絞り値:f/6.3
- 露出時間:1/1250秒
- ISO:400
- 露出補正:-0.3
お食事中の虫を花と共に。合焦エリアの描写力は流石の一言、花粉まで判別できるほどです。
- 使用レンズ:EF24-70mm F4L IS USM
- 絞り値:f/4
- 露出時間:1/320秒
- ISO:400/li>
少し絞り込んで。秋の空、雲の質感も好みです。
- 使用レンズ:EF24-70mm F4L IS USM
- 絞り値:f/16
- 露出時間:1/80秒
- ISO:100
稲刈り直前の稲穂の解像力の高さはさすがです。秋の線路際の風景を見事に再現してくれました。
- 使用レンズ:EF24-70mm F4L IS USM
- 絞り値:f/6.3
- 露出時間:1/1600秒
- ISO:500
- 露出補正:-0.3
発色の良さだけでなく、トマトやチーズ、エビといった食材の質感まで伝わってくる描写力で、食欲が刺激されます……。
- 使用レンズ:EF24-70mm F4L IS USM
- 絞り値:f/5
- 露出時間:1/100秒
- ISO:400
我が家のアイドルの何気ない1シーン。新しいカメラが気になっているのでしょうか、カメラ目線です。一本一本の細い毛先まできちんと再現されていて美猫さが表現されています。
- 使用レンズ:EF24-70mm F4L IS USM
- 絞り値:f/4
- 露出時間:1/15秒
- ISO:3200
埠頭に佇む、仲睦ましいカップルを撮らせていただきました。もう、構図ありきの一枚です。こういうショットを気軽に撮れるのも、本機の機動力の高さ所以ですね。
- 使用レンズ:EF24-70mm F4L IS USM
- 絞り値:f/6.3
- 露出時間:1/800秒
- ISO:100
- 露出補正:-0.3
青空に映える、赤と黄色の帯が素敵ですね。このカットもそうですが、今回の作例は全てJPEGの撮って出しです。新型の映像エンジン(DIGIC 6+)の実力でしょうか。
- 使用レンズ:EF24-70mm F4L IS USM
- 絞り値:f/8
- 露出時間:1/320秒
- ISO:100
街中を歩いているとふと目に付いた鞄屋さん。ちょうど日陰になっていたので、さらにマイナス補正をかけて雰囲気のある一枚に仕上げました。僅かに日の当たっている部分と日陰とのコントラストが美しいです。黒潰れもなく、ダイナミックレンジの広さが伺えます。
- 使用レンズ:EF24-70mm F4L IS USM
- 絞り値:f/8
- 露出時間:1/40秒
- ISO:100
- 露出補正:-1
従来モデルであるEOS 5D MarkIIIは、画素数やら解像度やらのバランスが非常に良く扱いやすかった印象がありますが、本機はそのコンセプトが全体的にさらに上のレベルに進んだという印象でした。また、それでいて重量も軽くなっており、機動力もアップしています。色々な撮影シーンで活躍できる性能、ポテンシャルを秘めておりますので、プロやハイアマチュアの方にはぜひお手に取って確かめていただきたいです。
















