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daisanさんの投稿
(2025/3/23)
ビックカメラグループで購入

早めですが、200時間程度のエージングでレビュー(感想の文字化)をしておきます。
メインとしてハイレゾ音源をFIIO M15にて出力70%程度で再生するだけのエージングです。
代理店の製品紹介では「低音愛好家のために設計されたと言っても過言ではありません。」や「Originは、THIEAUDIOブランドの解釈による完璧な低音」と書かれていますが、再生帯域のスペック「20Hz〜44KHz」も、聴感とも、同価格帯のTechnics EAH-TZ700(10mm1DD 3Hz〜100kHz)の低音のパフォーマンスを全く超える事ができていません。IE900(7mm1DD 5Hz〜48kHz(-10db))との聞き比べでは低音の聴感では勝っている部分(インパクト)もあると感じました。なお、IE800(7mm1DD 5Hz〜46kHz(-10db))は2013年購入で2016年断線後全交換対応品です。
評価:低音域 TZ700>Origin>IE900>IE800>>ER4S
また、Mosquitoアプリで耳の性能をチェックして「自分は年齢的に中高音の聴感が鈍ってきている。」と思っており、Originの製品紹介には「(骨伝導)ドライバーの聴感上の特質は中音域と高音域に広がりのあるサウンドステージを加えます。」と案内されていたので、超高音対応の静電ドライバーを搭載した上に、低音でなく中高音の骨伝導ドライバーが導入された本製品を、期待のもとに購入の選択をしました。
中高音域も再生帯域のスペック、聴感ともDD一発のTechnics EAH-TZ700やSennheizer IE900、BA一発のEtymotic Research ER4S(1BA 20Hz〜16kHz)に及びません。
評価:高音域 ER4S>IE900>TZ700>IE800≧Origin
Originの可聴再生帯域の低音20Hz付近や高音20kHz付近の音は出力自体が大きくないので、両域とも「頭打ち感」があり、TZ700の低音の空気の揺れ感・音圧感(擬音語では強いて言えばドスンの上のバフッ、ゴンッ)のような音などが聞き取りにくく、IE900やTZ700の高音のアタック感・エネルギー感(チンッやキンッの上のカチッ、パチッ)は感じられず、耳の前にA4の紙一枚が置いてある様な感じがします。
他サイト・他ショップの購入者や店員のレビューにある、「低音は最高」、「中高音もよく出ている」という評価は、上記の個人所有の他社製品との比較結果からは同意できません。
VGP2025の価格帯別の金賞受賞製品ですし、DD1発でなく各周波数帯域における新技術のマルチドライバーを搭載した製品です。今後のエージングでの伸び代に聴感向上を期待します。
最後にイヤホン本体が樹脂製(プラ?)であり、スピーカーで言うとエンクロージャー鳴りがします。骨伝導だから当然ですかね。でも、指で本体を触っていると、低音域で本体が振動している感じがします。
また、イヤホン本体から2端子ケーブルが(所有しているEtymotic Research ER4Sと違い)思いのほか抜けやすく、イヤホン自体の紛失につながる恐れがある事などの短所があります。携帯性に注意が必要ですから、車内用、室内用は問題が少ないのですが、歩行時使用や屋外使用は躊躇します。耳からの脱落防止策を考えた方が良い方もいるかもしれません。
なお、ケーブルのタッチノイズがほぼ感じられないのは高評価な感想です。
※.添付の周波数特性グラフは、ネットで検索したものです。
このグラフは各々の測定条件が異なる場合もあり、そのまま額面通りに捉えられません。
レビューのコメントは各人の耳の特性にもよりますので、各個人の聴感のみが千差万別に感じ取れた個人的な真実です。
後記:約900時間以上のエージングを実施中ですが、低音担当のダイナミックドライバーはやわらかさ・まろやかさが感じられるようになりましたが、再生できている周波数は下方には一向に伸びていませんし、出力改善(サブウーハースピーカー音の再現)に至っていません。頭打ちのままです。高音担当のBAドライバーや静電ドライバーは、そもそもエージングが通用しないものなのか?全く変わった感じがしません。依然、周波数上方への伸びや出力改善(スピーカー音の再現)に至っておらず、頭打ちのまま、A4の紙が挟まった感じで、こもった感じのままです。