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さとみんさんの投稿
(2020/9/3)
ビックカメラグループで購入
結論から言うと、グラグラ揺れます。ポールと脚の結合部はゴムのようにグニグニしていて剛性感がありません。
【フリー機構なんかいらない】
自立一脚全体を傾けたい場面なんてありますか? 人の背丈を超える自立一脚の用途ってふつう運動会とか発表会で人混みの後ろから頭越しに撮るためですよ。横に傾けて前の人の頭を避けたいとき? でもこの雲台には水平を出すレベラーがないからカメラは横に傾いたままどうしようもなくなりますよね。上か下に傾けたいなら雲台を普通にティルトさせればいいだけのこと。このくだらない機構のために最も剛性が必要な付け根をボールジョイントにするという愚かなことをしています。こんな機構要りません。フリー機構のせいで根本の剛性が大きく損なわれています。フットペダル(ポールが傾かないようにロックするパーツ)の構造を見て呆れました。短いダボにはめ込むだけです。これでは揺れるはずです。ロックはフットペダルを踏み込むだけで解除されてしまうので不意にフリー状態になり転倒する危険があります。次期モデルではフリー機構なんて廃止してガッチリ固定すべきです。
【上が太く下が細いポール。逆でしょ!】
ポールは曲げようとする力(モーメント)が最も強くなる下の付け根のほうが細くなっておりたわみやすくなっています。設計者は「てこの原理」を忘れてしまったのでしょうか。小中学校で教わったはずですが。反面、上のほうが太く重心が高くなっており、どうしてこんな設計にしたのか理解に苦しみます。
【竹のように揺れやすい構造】
他社の自立一脚にはミニ三脚の先端とポールの下端をリンクで結合させて三角形のトラス構造としポールの揺れを抑えようと工夫しているものがありますが、この製品は脚が水平に広がっているだけで三角形を構成する工夫はありません。植物の構造にたとえると竹と水平に這う根っこです。竹は風に吹かれたらたやすく揺れますよね。マングローブの木のように斜めの根っこで幹を支える構造にしてほしかった。
【結論】
設計者は大学の構造力学からやり直したほうがいいと思います。
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