パソコン自体はサブノートサイズで持ち運びを重視し、自宅に戻った際に大型ディスプレイにつなげる。最近では周辺機器とパソコンを簡単につなぐドッキングステーションの購入も増えています。
このほか、タブレットのようにディスプレイ部分を回転させられる 2 in 1 タイプのパソコンも、子どもたちに説明する際には便利です。
どの点を重視するかはそれぞれの好みや利用シーンなどを考慮してください。
ページ内の情報は2021年5月31日時点のものです
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特別連載 第 2 回
GIGA スクール構想では、小中学校の児童生徒 1 人に 1 台のデバイス支給が整いつつありますが、現在、学校関係者や家庭での個人購入も増えてきています。
さらに、高等学校では BYOD の活用が見込まれるため、パソコンを新調する需要も多いのでしょう。オンライン授業も含めICT 教育を見据えた場合、個人でパソコンを買うならいくつかポイントがあります。
今回は先生のためのパソコン選びのポイントをビックカメラがご紹介します。
特別連載 第 2 回
GIGA スクール構想では、小中学校の児童生徒 1 人に 1 台のデバイス支給が整いつつありますが、現在、学校関係者や家庭での個人購入も増えてきています。
さらに、高等学校では BYOD の活用が見込まれるため、パソコンを新調する需要も多いのでしょう。オンライン授業も含めICT 教育を見据えた場合、個人でパソコンを買うならいくつかポイントがあります。
今回は先生のためのパソコン選びのポイントをビックカメラがご紹介します。
個人向けパソコン需要が急増中
コンシューマー向けパソコン市場が活況
現在、コンシューマー向けパソコン市場が活況です。コロナ禍でリモートワークが推奨され、とくに中堅・中小規模の企業では、個人所有のデバイスを活用する BYOD(Bring Your Own Device)が導入されるケースが増えたためです。
何もこのパソコン需要はビジネス利用に限った話ではありません。これまで家庭では 1 台のパソコンを親子で共有するケースも多かったのですが、塾を含めたオンライン授業のニーズにより、デバイスの買い足しも増えてきています。GIGA スクール構想では、小中学生には 1 人 1 台のデバイスが支給される予定ですが、高校生となると現状では基本は BYODになります。
また、教職員の方がパソコン選びをされていることも多く、店頭では今後の ICT 教育を見据えて、どのようなパソコンが適しているかご相談を受けることも多くなっています。
実はあまり知られていませんが、ビックカメラでは、IR(投資家向け広報)や CSR(企業の社会的責任)の観点から、教育現場の ICT 化に向けたサポートを行っています。例えば、小学生を対象にプログラミングイベントを行い、そのノウハウを現場の先生方にフィードバックするイベントなどを企画しています。教育現場の実情をリサーチし、サポートに力を入れている視点からのパソコン選びのポイントを紹介します。
オンライン授業を考慮したパソコンサイズは?
タブレットも考えられますが、キーボードがついているほうがおすすめ
パソコンのタイプですが、現在はノートパソコンが主流となります。
以前はスペック的にデスクトップパソコンと開きがありましたが、現在はノートパソコンでも高性能なスペックで価格帯も手頃なものが多くなっています。タブレットも考えられますが、今後キーボード入力ができないと受験などにも影響するため、キーボードがついているほうがおすすめです。
サイズは利用される方の好みと用途によって変わりますが、日本で根強い人気なのが A4 サイズの 15.6 型です。このサイズはキーボードにテンキーも付いており、また、周辺機器をつなぐ拡張ポート数も多いため、デスクトップの操作性と変わらずに使いたいというニーズに適しています。もちろん持ち運びはできますが、つねに持ち運ぶにはもう少し軽量化されたもののほうが適しているでしょう。
一般的なかばんに収納できるギリギリまで大画面にした 16.0 型も、コロナ禍で注目を集めています。オンライン授業の場合、画面に生徒の顔を表示させたい。その場合、ディスプレイのサイズは大きいほうがよいはずです。複数のアプリケーションを表示させる場合にも見やすいため、おすすめ機種の中にこのサイズも入れています。
持ち運びを重視するなら、13型以下のサブノートです。持ち運びというと外出時を考える人が多いですが、実は、家の中で部屋を移動して作業することが多い場合は、コンパクトで軽いパソコンに軍配が上がります。画面サイズが小さいとオンライン授業などで生徒の顔が映しきれない問題もありますが、大型ディスプレイを別途購入するという手もあります。
パソコン自体はサブノートサイズで持ち運びを重視し、自宅に戻った際に大型ディスプレイにつなげる。最近では周辺機器とパソコンを簡単につなぐドッキングステーションの購入も増えています。
このほか、タブレットのようにディスプレイ部分を回転させられる 2 in 1 タイプのパソコンも、子どもたちに説明する際には便利です。
どの点を重視するかはそれぞれの好みや利用シーンなどを考慮してください。
コロナ禍で新機能も続出
これまでとは違った観点での機能が注目されている
また、コロナ禍以来、これまでとは違った観点での機能が注目されています。その 1 つは音声です。オンラインで授業や会議をする場合、思った以上に生活音が邪魔になります。部屋の外の救急車のサイレンが邪魔になったり、家族が立てた物音がびっくりするほど大きく聞こえたりするのは、オンラインでの「あるある」でしょう。そのため、メーカーによっては、ノイズを減らす機能を強化したモデルを投入しています。
一方、キーボードにも新たな工夫が加わっています。オンラインで通話しながら、キーボードを打つシーンが増えていることから、静音性の高いものやスピードが速く打てるメカニカルキーボードにも注目が集まっています。一方、今のご時世を反映する「抗菌性」をうたったものも登場し人気があります。
もう 1 つ、変わり種としては、物理的に内蔵カメラをボタン 1 つでシャットダウンする機種も出てきました。“知らない間に部屋の中や普段着の自分が映っていて恥ずかしい思いをした” といった失敗を防げることから評判も上々です。
プロが選ぶ ICT教育おすすめPC
ASUS / VivoBook 15 K513EA
第 11 世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーを搭載した高パフォーマンス PC
HP / ENVY x360 13-bd0000
コンパクトなのに見やすく、作業も快適にこなせる手放せない 1 台
Microsoft / Surface Pro7
タブレットとしてもノート PC としても、どこでも快適に使える 1 台
Lenovo / Yoga Slim 750i Carbon
軽い、薄いに加えて堅牢性もあるミリタリーグレードノート PC
LG / Gram 16
1.19kg と軽量ながら 16.0 型の大画面と大容量バッテリーを搭載したハイエンド PC
Lenovo/ IdeaPad DuetChromebook
用途に合わせて脱着可能なコンパクト 2 in 1 タブレット
ハイスペックパソコンのほうが結局はお得?
パソコンの処理性能が低いと途中で止まってしまうなど不具合が起きやすい
ではスペックはというと、性能が高いものを選んだほうがいいと言い切れます。というのも、これからの ICT 授業では、オンライン授業などの需要が高いため。その場合、パソコンの処理性能が低いと途中で止まってしまうなど不具合が起きやすいからです。
動画の閲覧やオンラインでのコミュニケーションを考えるとやはり一定以上のスペックがあったほうが安心です。CPU としてはインテル® Core™ i5 プロセッサー以上、メモリ 8GB、記憶媒体は HDD ではなく SSD 256GB 以上。このあたりのスペックであれば、内蔵カメラの性能やバッテリーの持ち時間も問題はありません。
ただし、これは授業を受ける側を考慮したスペックで、先生などホスト側を請け負うマシンとなると、可能ならばもう少しハイスペックをおすすめします。
例えば、インテル® Evo™ プラットフォームは、ノートパソコンに特化した現在高性能のスペックと拡張機能を持っています。確かに価格は上がりますが、次世代規格が盛り込まれているぶん、数年経っても陳腐化はしないはずです。中途半端なスペックのパソコンを購入するよりも、長い期間快適に利用できるため、結果的にコストパフォーマンスは高くなります。
インテル® Evo™ プラットフォームは、最新の第 11 世代インテル® Core™ プロセッサーを採用しており、写真と動画の編集スピードが 3 倍。起動も即時でバッテリーも 9 時間以上の長時間を誇る。通信規格も最新の Wi-Fi のためこれからの動画時代でも安心です。
リモートワークが増えたことで昼間の通信量が増え、遅延が起こりやすくなっています。同時接続でも遅延が生じにくい Wi-Fi は今後間違いなく普及していくはずです。ここ数年高性能のスマホやタブレットが普及したために、パソコン離れがいわれていました。それがここに来てパソコンの需要が高まりました。ビックカメラとしてパソコンが使いづらいものだと思ってほしくありません。さまざまなことができるパソコンなので、ぜひ快適さを保証できるスペックのものを選んで楽しんでいただきたいと考えております。例えばインテル® Evo™ プラットフォームはその名のとおり、これから周辺機器と連携しながら、パソコンをプラットフォームに変えていくはずです。
ハイスペックながらお手頃価格の機種など、厳選してセレクトした今おすすめのノートパソコン 7 機種を記事中に紹介しました。
ぜひ、パソコン購入を検討されている方は参考にしてください。
※インテル® Evo™ プラットフォーム
フル HD で 9 時間以上のバッテリー駆動が可能なことや、30 分以下の充電でフル HD で 4 時間の使用が可能になる高速充電に対応することや、インテル® Wi-Fi 6(Gig+)およびThunderbolt™ 4 を搭載するなど、ユーザーが望む卓越した体験を提供するために最適化された、目的に応じたテクノロジーを完璧に組み合わせたノートブック PC の証です。
「G Suiteとは?実践で使える活用術」のご紹介
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