富士フイルム(FUJIFILM)X-T4 「Xシリーズ」フラッグシップモデル
フジフイルムからミラーレスカメラ「Xシリーズ」のフラッグシップモデル「X-T4」が登場。新開発のフォーカルプレーンシャッターにより、15コマ/秒の高速連写、最短約0.02秒の高速・高精度AFも実現。またX-Tシリーズ初、5軸・最大6.5段のボディ内手ブレ補正機能を搭載。スポーツなどのアクティブな撮影での威力を発揮します。
ミラーレスカメラ「富士フイルム(FUJIFILM)X-T4
フィルムシミュレーション
富士フイルムが長年の研究の中で導き出した「色」。 Xシリーズでは、それらの色を、作品の表現として簡単に使用することができます。 X-T4では、新たな「色」の提案として「ETERNA ブリーチバイパス」を追加しました。 彩度は低く抑えられつつもコントラストのある仕上がりの絵は、フィルム時代から多くの写真家や映像作家に支持されていた「銀残し」のフィルム現像技法を忠実に再現。表現の選択肢を更に広げます。画質設定の「ハイライトトーン」と「シャドウトーン」をプラス側に、「カラー」をマイナス側に設定すると、銀を多く残したような風合いを再現できます。
ETERNA

(C) Pål Laukli
ETERNA BleachBypass

(C) Pål Laukli
PROVIA

(C) Heinz Zak
Velvia

(C) Heinz Zak
Classic-Chrome

(C) Heinz Zak
Classic-Neg

(C) Heinz Zak
ETERNA-BleachBypass

(C) Heinz Zak
ACROS

(C) Heinz Zak
トーンカーブ
-2〜+4までのハイライトおよびシャドウトーンの設定段数をより細分化しました。 従来機では1段刻みだった設定値を0.5段刻みに変更したことで、撮影の段階でイメージした通りの撮影が可能に。フィルムシミュレーションなどとの組み合わせにより、撮影後の現像時間も大幅に短縮できます。

0.02秒、AFヒット率向上
AF処理のシーケンスを最適化とアルゴリズム改善により最速0.02秒の高速AFと約90%以上のAF合焦率を実現。 「X-Trans CMOS 4」と「X-Processor 4」と組み合わせ、画面内のあらゆる被写体に素早く正確にフォーカシングします。

(C) Daneil Malikyar
トラッキングAF
被写体の色情報に加えて「形情報」も検知するようAFアルゴリズムを一新することで、トラッキング性能がX-T3の約2倍に向上。 フォーカスエリアポイント枠を狙いたい被写体に合わせて半押しすることで、高精度に被写体を追従し続けることができます。

顔瞳AF
アルゴリズムの一新により、ライブビュー/連写時の顔検出性能も2倍に向上。連写時の瞳AFの追従性も大幅に向上しました。 動きのあるポートレート撮影にも

低照度AF
「闇」と呼ばれるような-6.0EVの低輝度環境でもAFが駆動。 夜間の撮影でも位相差AFを使用することができ、より正確且つ素早く被写体を捉えることができます。

(C) Jonas Dyhr Rask
超高速連写
高トルクのコアレスDCモーターを採用した新開発のフォーカルプレーンシャッターを搭載。 世界最速の約15コマ/秒の超高速ポストビュー連写、 ブラックウトタイムを75msecにまで抑えた約8コマ/秒のライブビュー連写とレリーズタイムラグ0.035秒の高い応答性を実現します。 さらに構造や材質を見直すことで、耐久性能は現行機の2倍にあたる30万回に向上し、シャッター音は現行機から約30%静音化しました。 電子シャッターでは最速約30コマ/秒のブラックアウトフリー高速連写に対応。 進化したAF性能と、より繊細なレリーズアクションに対応するシャッターボタンの組み合わせにより高速に動く被写体であっても最高の瞬間を逃さずに捉えます

ボディ内手ブレ補正
バネを使わず磁力を駆使した新構造や、従来の約8倍もの検出精度を持つ高性能なジャイロセンサーの採用により、 防振ユニットを現行機から約30%小型化、約20%軽量化しながらも29本の内18本のXFレンズで5軸・6.5段もの高い補正効果を発揮します。 また、シャッター衝撃吸収機構のレイアウトや素材を見直し、新開発の高速シャッターユニットで発生するブレのリスクを最小化しており、 あらゆるシーンでカメラの性能をフルに発揮することができます。

手ブレ補正6.5対応レンズ
動画性能
X-T4ではシームレスな静止画と動画の撮影スタイルを実現しました。 静止画/動画切替ダイヤルを天面に配置することで、静止画モードと動画モードを瞬時に切替えることができます。 また、動画専用のメニュー画面とクイックメニュー(Qメニュー)を設けることで、動画撮影時の操作性が大幅に向上しました。

F-Logビューアシスト
F-Log撮影時に、スルー画表示をBT.709相当に変換して表示しながら動画を記録することが出来ます。

F-Logビューアシスト OFF

F-Logビューアシスト ON
◆X-T4アクセサリー
X-T3 | X-T4 | |
---|---|---|
発売日 | 2018年9月20日 | ブラック:2020年4月28日 シルバー:2020年5月21日 |
撮像素子 | APS-Cサイズ X-Trans CMOS 4センサー | APS-Cサイズ X-Trans CMOS 4センサー |
有効画素数 | 約2,610万画素 | 約2,610万画素 |
連写速度 | 電子:約30コマ/秒 メカニカル:約11コマ/秒 |
電子:約30コマ/秒 メカニカル:約15コマ/秒 |
フォーカスポイント | 425点 | 425点 |
ボディ内手振れ補正 | ー | ボディ内手ブレ補正(最大6.5段) |
ISO 感度 | 80-51200 | 80-51200 |
シャッタースピード | 1/8000〜30秒 | 1/8000〜30秒 |
動画 | DCI4K(4096×2160)59.94p | DCI4K(4096×2160)59.94p |
フィルムシミュレーションモード | 16モード | 18モード |
液晶モニター | 3.0型 約104万ドット3方向チルト式タッチパネル付き液晶モニター |
3.0型 約162万ドットバリアングル式タッチパネル付き液晶モニター |
メディア | SDカード | SDカード |
バッテリー | NP-W126S 約390枚 |
NP-W235 約500枚(エコノミー時約600枚) |
大きさ | [幅]132.5mm×[高さ]92.8mm×[奥行き]58.8mm(最薄部35.4mm) | [幅]134.6mm×[高さ]92.8mm×[奥行き]63.8mm(最薄部37.9mm) |
重量(バッテリー・メモリーカード含) | 約539g | 約607g |

(C) Pål Laukli (ノルウェー)
Tv(シャッター速度):1/1000秒
Av(絞り数値):F3.2
ISO感度:1000

(C) William Chua (シンガポール)
Tv(シャッター速度):1/500秒
Av(絞り数値):F2.8
ISO感度:6400

(C) Bert Stephani (ベルギー)
Tv(シャッター速度):1/250秒
Av(絞り数値):F2.8
ISO感度:200
(C) Daniel Malikyar (アメリカ)
(C) Pål Laukli (ノルウェー)