キヤノン「EOS 90D」 APS-Cセンサー最高レベルの高速連写と高画質
2019年9月20日にキヤノンからロングセラーのデジタル一眼レフカメラ「EOS 80D」の後継機種となる「EOS 90D」が発売。新開発のCMOSセンサーと映像エンジンDIGIC 8の組み合わせにより、キヤノンのAPS-CサイズCMOSセンサー搭載のデジタルカメラにおいて最高レベルの画質を実現。連写性能やファインダー撮影時の顔認識、動画撮影性能も向上し、快適な撮影をサポートします。
キヤノン 「EOS 90D」 【2019年9月20日発売】
1. 光学ファインダーによる最高約10コマ/秒の高速連写
・ファインダー撮影時に最高約10コマ秒を実現。また、ライブビュー撮影時には、最高約11コマ秒の高速連写が可能。スポーツや動物など動きの速い被写体を快適に撮影。
・視野率約100%(アスペクト比率3:2の場合)の光学ファインダーにより、リアル タイムに被写体の確認が可能。
・動く被写体に対しても優れた追従性能を発揮する「オールクロス45点AF」を採用
・ファインダー撮影時に最短で1/8000 秒のメカシャッタースピード、ライブビュー撮影時には最短で1/16000 秒の電子シャッタースピードを実現。被写体ブレや手ブレの軽減に貢献します。
◇流し撮りアシスト
キヤノンのレンズ交換式カメラEOSシリーズとして初めて、ライブビュー撮影時に加えて光学ファインダーでも活用できる「流し撮りアシスト」機能を搭載。流し撮りに最適なシャッタースピードが自動設定され、被写体の背景を流した写真が簡単に撮影できます。 流し撮り対応レンズ使用時は、被写体ブレを抑制。
※対応レンズは、EF24-105mm F4L IS II USM、EF70-200mm F4L IS II USM、EF85mm F1.4L IS USM、EF-S18-135mm F3.5 5.6 IS USM
2. 約3250万画素CMOSセンサーとDIGIC8による高画質
キヤノンのAPS-CサイズCMOSセンサー搭載のデジタルカメラにおいて、最高となる有効画素数約3250万画素のCMOSセンサーと、映像エンジンDIGIC8の組み合わせにより、ノイズの少ない高い解像感を実現。画像の一部を切り出すトリミングによる部分拡大でも高画質な画像を得ることが可能。
3. 動体撮影など幅広いシーンに対応する高速AF
◇EOS iTR AF
約22万画素の新測光センサーと映像エンジンDIGIC8により、ファインダー撮影時に顔検出が可能に。肌色が検知しにくいシーンでも顔を検出し、露出を補正。顔認識後、被写体の顔を検知して追尾する「EOS iTR AF」で、動きが速い被写体でも高精度に追従します。
◇サーボAFに対応した瞳AF
被写体の瞳を検知してフォーカスを合わせる「瞳AF」が、ライブビュー撮影時、サーボAF/動画サーボAF時においても設定可能。動きのある被写体の瞳を追従します。
◇デュアルピクセル CMOS AF
各画素が撮像と位相差 AF の両方の機能を兼ねる「デュアルピクセル CMOS AF 」を搭載。デジタル一眼レフカメラでありながらライブビュー撮影においても、対応する交換レンズ装着時には、撮像面の(縦)約100%×(横)約88%の測距エリアに拡大し、AFフレームは最大5481ポジションから選択可能です。
4. 高速連写や高速AFの性能を引き出す優れた操作性
・カメラ背面にAFフレーム選択などの各種設定がより直感的に行える「マルチコントローラー」を搭載。測距点の選択をマルチコントローラーでファインダーをのぞきながらも親指で操作することが可能です。
・シャッターボタンは、上位機種に搭載されている機構を採用。半押しと全押しで圧力が変化し、中間のポジションで待機してレリーズを繰り返すことが可能なため、連続撮影時も疲れにくい操作感を実現しています。
・従来機種である「EOS 80D」と同じバッテリーグリップ「BG-E14」に対応。縦位置で撮影する際も、より安定した姿勢での撮影が可能。
5. 表現の幅を広げる高品位な動画撮影機能
「デュアルピクセル CMOS AF」に対応したクロップ(切り出し)のない4K30P動画 の撮影を実現。風景などのシーンにおいて、レンズ本来の画角を生かした動画撮影が可能。また、設定を変更することで、クロップした4K 動画の撮影も選択可能。クローズアップした迫力のある撮影も可能です。
6.撮影後の楽しみを広げるネットワーク連携とアプリケーション
・スマートフォンなどの携帯端末への接続手段として、Wi-Fi・Bluetoothとの接続に対応。初回にペアリング設定をすることで、カメラとスマホ使用時にBluetoothで自動的に接続が可能。また、画像転送時は、BluetoothからWi-Fiへ自動的に切り替わるため、カメラ側での手動のWi-Fi接続操作が不要となり、簡単に画像送信をすることが可能です。
・Wi-Fiに接続されているスマホに撮影と同時に画像を自動送信できる「撮影時画像自動送信」を搭載。動画送信時にはカメラ側で4K動画をフルHDに変換して送信することで、4K動画に対応していないスマホでも再生できます。
※カメラと携帯端末のWi-FiやBluetoothでの接続にはキヤノン専用アプリケーション「Camera Connect」のインストールが必要。
※4K動画のまま転送することも可能ですが、スマホによっては再生できない場合があります。
EOS 90D | EOS 80D | |
---|---|---|
マウント | EFマウント | EFマウント |
センサーサイズ | APS-C | APS-C |
有効画素数 | 約3250万画素 | 約2420万画素 |
画像処理エンジン | DIGIC 8 | DIGIC 6 |
測距点 | オールクロス45点 | オールクロス45点 |
測距エリア選択モード | スポット1点AF、1点AF、 ゾーンAF、ラージゾーンAF、自動選択AF |
1点AF、ゾーンAF、 ラージゾーンAF、45点自動選択AF |
ISO | ISO100〜25600(拡張ISO51200) | ISO100〜16000(拡張ISO25600) |
測光方式 | ファインダー撮影:約22万画素RGB+IR測光センサーによる TTL開放測光216分割測光 |
7560画素RGB+IR測光センサーによる63分割TTL開放測光 |
瞳AF | ○ | ー |
EOS iTR AF | ○ | ー |
シャッター速度 | 1/8000〜30秒 電子シャッター〜1/16000秒 |
1/8000〜30秒 |
高速連続撮影 | ファインダー撮影:最高10コマ/秒 ライブビュー撮影:最高11コマ/秒 |
ファインダー撮影:最高7コマ/秒 ライブビュー撮影:最高5コマ/秒 |
4K動画 | ○ | ー |
ファインダー視野率/倍率 | 約100% / 約0.95倍 | 約100% / 約0.95倍 |
液晶モニター | ワイド3.0型(3:2)/ 約104万ドット | ワイド3.0型(3:2)/ 約104万ドット |
Bluetooth / Wi-fi | ○ / ○ | ー / ○ |
記録カード | SD/SDHC/SDXC UHS-II | SD/SDHC/SDXC UHS-I |
メディアスロット | 1 | 1 |
バッテリーグリップ | BG-E14 | BG-E14 |
撮影可能枚数(静止画) | ファインダー撮影:常温 約1860枚 ライブビュー撮影:常温 約510枚 |
ファインダー撮影:常温 約960枚 ライブビュー撮影:常温 約300枚 |
大きさ(幅×高さ×奥行) | 約140.7×104.8×76.8mm | 約139.0×105.2×78.5mm |
重量(SD、バッテリー含む) | 約701g | 約730g |
1コマめ/10コマ
2コマめ/10コマ
3コマめ/10コマ
4コマめ/10コマ
5コマめ/10コマ
6コマめ/10コマ
7コマめ/10コマ
8コマめ/10コマ
9コマめ/10コマ
10コマめ/10コマ