SIGMA 60mmF2.8DN Artライン、ミラーレス向け小型、軽量な中望遠レンズ
シグマArtラインシリーズに、ミラーレス向けの単焦点レンズがラインナップ。
19mmF2.8、30mmF2.8、60mmF2.8の、広角、標準、中望遠。それぞれ、NEX用とマイクロフォーサーズ用をラインナップ。どれも小型で軽量、各ボディともマッチする洗練されたデザインです。
各、画角とも、確かに標準ズームレンズでほぼカバーされる画角ではありますが、やはりここは単焦点レンズ。写りはレンズキットに付属のズームレンズとは一味も二味も違う、写りの面もとても優秀で、写真の楽しさを再認識させてくれること間違いなしです。
ここでは60mmF2.8DNを取り上げたいと思います。Eマウントの場合は35mm換算90mm相当、マイクロフォーサーズマウントは120mm相当となり、一部を切りとったり、クローズアップしたり、風景やポートレートなどでも大活躍の小型、軽量な中望遠レンズとして活躍してくれます。
外観

今回使用したのはEマウント用。NEX7に装着してみました。スマートなデザインなのでブラックボディにシルバーレンズもなかなか似合います。
フィルター径は46mmです。


F2.8の明るさですが小型、軽量。各種ミラーレス一眼とのバランスも良いと思います。
ラムネのビン

1/1250 F2.8 ISO200
開放にて。ラムネビンの透明感、ピントを合わせた水滴のシャープさ、そして、背景も程良いぼけ。これだけ写るのに、お値段はとてもリーズナブルな中望遠レンズです。
テールライト

1/3200 F8 -1 ISO200
スポーツカーのテールを切りとる。F8に絞り、少しマイナス補正を入れて、ライト等のディテール、ボディの曲線美と質感もシャープに表現。
紫陽花の季節

1/320 F2.8 ISO200
背景の紫陽花もアクセントに再び開放にて。Eマウント用の場合、90mm相当。クローズアップしたような撮影も可能です。花びらや葉の葉脈などもしっかり描写してくれました。
軒先

1/640 F4 -0.3 ISO200
街歩きでちょっと気になった一部を切りとって撮るのにちょうど良い画角。何気なく撮っても、葉や柵の木目などのディテールもしっかり写っています。
気の早い、紅葉

1/160 F3.5 ISO200
見上げた木は紅葉していました。原版を等倍で見ると葉の輪郭や葉脈もくっきり。
!なにかあるぞ

1/40 F2.8 ISO200
おもちゃに興味を示した瞬間にパチ。ピントが来た部分の毛並のシャープさ、この描写はキットのズームでは出せませんよね。
ん?

1/13 F2.8 +0.3 ISO400
F2.8と明るいレンズを活かして室内でのペットの撮影にも活躍。最短撮影距離は50cm。ちょうど良い距離感で撮ることが出来ます。背景や毛並の柔らかなボケが子猫のふわふわ感をいい感じに。やはりこれも単焦点レンズの恩恵ですね。
60mmF2.8DNは、街歩きや風景で気になった部分、見せたい部分を切りとるのにちょうどいい画角。中望遠のスナップはその画角になれるとなかなかはまります。そして、その画角とF2.8の明るさとボケ味を活かして、ポートレート、お子様の写真、ペットの撮影などでも大活躍。そして何よりも、標準のズームレンズとは一味も二味も違う表現を手にすることが出来ます。
小型で、軽量ですから、ミラーレス一眼にもベストマッチ。そしてここまで写ってこんなにリーズナブルでいいの?という価格。
キットのズームレンズからステップアップしたいなあ、という方、是非ともご検討ください。より立体感のある写り、きれいなボケ味とシャープな描写で表現の幅も大きく広がります。より一眼ライフが楽しくなりますよ!
SONY Eマウント用
マイクロフォーサーズ