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オリンパス OM-D E-M5 Mark V

軽量コンパクトなボディに強力な5軸手ぶれ補正機構を搭載し、ハイエンドモデルに匹敵するAF性能を有した「OM-D E-M5 Mark III」。
その小型軽量を活かすレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」をセットにしたキットがラインナップに加わりました。雨の多い季節、防滴性能も確かめながら作例の撮影を行いました。

omdem5mark3_公園入口普段それなりに重量のあるフルサイズ一眼を使用している筆者が久々にマイクロフォーサーズのカメラを使用したのですが、かえって軽量さ・コンパクトなボディに新鮮さを感じました。「OM-D E-M5 Mark III」とレンズキットの「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」を合わせた重さはわずか668g。肩にかけていてもその存在を忘れてしまうほど携行感が良く“撮りたい”と思った瞬間にスッとカメラを構えることができるのです。
ちょっとした外出や旅行に最適な友となるカメラだと感じました。
カメラ: OM-D E-M5 Mark III
絞り値:f/4
露出時間:1/60秒
ISO:250
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



omdem5mark3_ベンチ緊急事態宣言も解除され久々に公園を訪れました。雨の降る平日の午後、公園内にほとんど人はいません。しっとり濡れたベンチの脇には一本のオオアレチノギクが背もたれにかかるほど伸びていました。
マイクロフォーサーズの撮影素子はフルサイズやAPS-Cに比べると小さいですが、ベンチや雑草の瑞々しさが滑らかに描写されています。この画像を27インチモニターに写し出して鑑賞したのですがフルサイズの映像に見慣れた目でも不満を感じさせない画質の高さを見て取れました。
絞り値:f/4
露出時間:1/500秒
ISO:640
露出補正:-1ステップ
露出モード:絞り優先



omdem5mark3_ボート作例の撮影で使用したレンズキットの「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」は35mm換算で24〜90mmをカバーしたF値4固定の使い勝手の良い標準ズーム。テレ側の45mmでもちょっとした圧縮感を作り出すことも可能です。
カメラ: OM-D E-M5 Mark III
絞り値:f/4
露出時間:1/250秒
ISO:250
露出補正:±0ステップ
露出モード:絞り優先



omdem5mark3_ツワブキの葉天気の良い日だけではなく、梅雨のような雨の多い季節でもフォトジェニックなシーンはたくさん発見できます。
降りしきる雨に打たれたツワブキの葉の深まった緑色に心惹かれてカメラを構えましたが、傘を差しながら撮影していると受け止めきれない雨粒や葉から跳ね返る水滴が容赦なくカメラに降りかかり、気が付けばかなり濡れてしまいました。しかし、防塵・防滴に優れたボディとレンズは多少濡れても余計なストレスを感じることなく撮影に集中できます。
カメラ: OM-D E-M5 Mark III
絞り値:f/4
露出時間:1/160秒
ISO:640
露出補正:-1.3ステップ
露出モード:絞り優先



omdem5mark3_アジサイの葉紫陽花の葉に乗る水滴。このレンズはマクロではないですが45mmで寄れるだけ寄ればかなりクローズアップできます。小型軽量ボディには新開発された5軸手ぶれ補正ユニットが搭載さえているので、スローシャッターで撮影するときはもちろん、ファインダー内に写し出される像の揺れも抑えられるので構図決めにもそのメリットが発揮されます。
カメラ: OM-D E-M5 Mark III
絞り値:f/4
露出時間:1/250秒
ISO:250
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先



omdem5mark3_ユリ雨粒をまとう花も美しいですね。
カメラ: OM-D E-M5 Mark III
絞り値:f/4
露出時間:1/250秒
ISO:200
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先



omdem5mark3_埴輪像埴輪像の頬を伝う雨粒がまるで涙の様に見えました。晴天とはまた発見があるので雨の降る日にカメラを持って散策するのもお勧めです。
カメラ: OM-D E-M5 Mark III
絞り値:f/4
露出時間:1/500秒
ISO:640
露出補正:-1.3ステップ
露出モード:絞り優先



omdem5mark3_水たまり撮影に夢中になっていて、ふと気が付くと足元に水たまりがありました。雨の止む気配はありませんでしたが、防塵・防滴に優れたカメラのお蔭で写欲は止まりません。
カメラ: OM-D E-M5 Mark III
絞り値:f/4
露出時間:1/250秒
ISO:320
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:絞り優先



omdem5mark3_雨宿りの猫川沿いの土手を歩いているとベンチの下で雨宿りをしている猫ちゃんと出会いました。健気な姿に愛おしさを感じてそっとシャッターを一押し。左手で傘を、右手でカメラを支えましたが、軽量小型のカメラは使い勝手がよく自然とシャッターを押す回数が増えます。
カメラ: OM-D E-M5 Mark III
絞り値:f/5.6
露出時間:1/80秒
ISO:640
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先



omdem5mark3_トンネルトンネルの暗部はやや暗くてつぶれ気味でしたが、写真加工ソフトで自然な雰囲気を損なわぬようにレタッチしてコンクリート壁のトーンを出しました。
スマホや1インチのコンデジに比べて、マイクロフォーサーズの撮影データに含まれる情報量は豊富なので、撮影後のレタッチ作業にも余裕が感じられます。
カメラ: OM-D E-M5 Mark III
絞り値:f/4
露出時間:1/125秒
ISO:200
露出補正:-1.7ステップ
露出モード:絞り優先



omdem5mark3_ガード下からある写真家が「雨が降るのはチャンスだ。この日にしか撮れない写真があるのだから」と話しているのを聞いたことがあります。写真家ソール・ライターの言葉にも「雨粒に包まれた窓の方が私にとって、有名人の写真より面白い」という珠玉の言葉があります。
雨が降ったから撮影は行けないな、と考えるのはもったいないような気がします。防塵・防滴のカメラを持って街を歩くと晴れに日には出会うことのない新たな発見があるかもしれません。
カメラ: OM-D E- M5 Mark III
絞り値:f/7.1
露出時間:1/320秒
ISO:640
露出補正:-1.3ステップ
露出モード:絞り優先



omdem5mark3_反射赤い傘を見かけたらもう、それだけでシャッターチャンス。多少の雨がカメラに被ってもお構いなしです。
カメラ: OM-D E-M5 Mark III
絞り値:f/7.1
露出時間:1/640秒
ISO:640
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:絞り優先



omdem5mark3_アクリル板カメラ: OM-D E-M5 Mark III
絞り値:f/7.1
露出時間:1/160秒
ISO:640
露出補正:-1ステップ
露出モード:絞り優先



omdem5mark3_交差する通路カメラ: OM-D E-M5 Mark III
絞り値:f/22
露出時間:1/10秒
ISO:320
露出補正:-0.7
露出モード:シャッター優先



omdem5mark3_手すり手すりにたまった雨水の小さなみずたまりに鉛色の重い雲に包まれた東京スカイツリーが映り込んでいました。「OM-D E-M5 Mark III」の背面モニターはバリアングルなので、ローアングルや被写体に寄った際の不自然な撮影位置でもモニターを自由に動かして構図を意のままに決めることができます。
水たまりに時折落ちる雨粒の波紋でスカイツリーが揺らめく様子を狙ってみました。
カメラ: OM-D E-M5 Mark III
絞り値:f/13
露出時間:1/250秒
ISO:1600
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:絞り優先



omdem5mark3_通路逆光気味で明暗差の大きくAFが迷いやすい構図でしたが、スッと焦点が合致しました。ハイエンドモデルに匹敵するAF性能が搭載されているので、ピントがなかなか合致せずシャッターチャンスを逃してしまうストレスから解放さえることでしょう。
カメラ: OM-D E-M5 Mark III
絞り値:f/10
露出時間:1/160秒
ISO:1600
露出補正:-1ステップ
露出モード:絞り優先



omdem5mark3_のぞき窓隅田川の水面を覗ける窓に筆者の差す傘が反射して映り込んでいました。心象風景のようでこのような何気ない光景が好きなのですが、大きなカメラだと持ち上げるも億劫でなかなか撮る気になりません。目についたものをさりげなく備忘録としてシャッターを押す気になるのはやはり小型軽量なカメラなのです。
カメラ: OM-D E-M5 Mark III
絞り値:f/10
露出時間:1/125秒
ISO:1600
露出補正:-1ステップ
露出モード:シャッター優先



omdem5mark3_濡れた歩道雨に濡れると鏡の様に変化した歩道もまた雨の日にしか撮れない被写体です。ローアングルでの撮影でもバリアングルモニターが活躍します。
カメラ: OM-D E-M5 Mark III
絞り値:f/4
露出時間:1/100秒
ISO:2000
露出補正:-1.3ステップ
露出モード:絞り優先



omdem5mark3_雨のスカイツリー雨は降り止むことなく夜が始まり東京スカイツリーのライトアップが始まりました。雨に包まれたスカイツリーを撮影するとエッジが柔らかくライトがにじんで、まろやかで画面から優しさを感じられます。手ブレ補正がしっかり効いて1/50秒でもブレることはなくISO感度も2500に抑えることができました。
カメラ: OM-D E-M5 Mark III
絞り値:f/4
露出時間:1/50秒
ISO:2500
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:シャッター優先



今回の作例撮影は雨続きの中で行いました。雨が続くならば、と防塵・防滴に視点を置いた作例を撮影してみましたが、実際使ってみてもしっかりと防滴がなされたカメラであると確信が持てました。

デジタル一眼カメラ市場ではフルサイズミラーレスが主流を占めつつありますが、ミラーレスカメラの歴史はマイクロフォーサーズから始まりました。パイオニアとして積み重ねてきた技術と画像の表現力は現在でも主役の一員であることには変わりありません。フルサイズカメラの重量が重く価格も高くなる中、気軽に写真を楽しめる喜びはむしろマイクロフォーサーズにあるのかもしれません。

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