キヤノン EOS 6D フルサイズセンサー搭載で小型、軽量!
今回はフルサイズデジタル一眼レフカメラで世界最小、最軽量、EOS6Dをレポートしたいと思います。本体のみではなんとフルサイズ機ながら680g。手に取ってみると、いままでのフルサイズ機のイメージからすると、その大きさ、軽さにまず驚きます。小さいながら2020万画素CMOSセンサー搭載など、画質の面でも十分なスペック、さらにはスマートフォンとの連携で操作、画像転送も出来るという最新機能も搭載です。
ではまずは外観から見ていきたいと思います。
▽Canon EOS6D 外観レビュー

こちらはEF24-70mmF4L IS USMとの組み合わせ。F4とすることでレンズも小型軽量に。EOS6Dとはレンズキットも設定され、バランスも良くベストマッチな組み合わせです。ちなみにこのレンのフードは、ロック機構があり、不用意にずれないのも良いですね。

カメラ背面。コンパクトなボディに効率よくボタンやダイヤルを配置。今までのEOS同様の感覚で操作が可能です。液晶画面は3.0型104万ドット。もちろん見やすく、ライブビュー時の撮影も良好。また、無線LANを通じ、スマートフォンと連携、遠隔操作や画像の転送、共有が出来るEOSRemoteなど、最新の機能も搭載です。

メインスイッチとモードダイヤル周り、ダイヤルはロック機構付です。

EF24-70mmF4LISは最大撮影倍率0.7倍のマクロ撮影が可能。さらにハイブリットIS搭載で近接撮影時も強力にアシストしてくれます。広角〜中望遠、そしてマクロをカバーで多くのシーンで活躍。EOS6Dとの組み合わせもとてもバランスが良い組み合わせ。もし最初に揃えるのでしたら、このレンズセットがおすすめです。
本当に小さい。ちょうど良いバランスです。これならボディ+レンズ数本というスタイルでも、ワンサイズカメラバッグもコンパクトに出来るのもうれしいですね。本格的な撮影はもちろん、ちょっとした街のスナップにも、小型で軽量なEOS6Dは活躍。フルサイズセンサーの恩恵を活かした撮影をより身近にしてくれます。では撮影に出かけたいと思います。
▽「赤いGMC」
1/1250 F4 ISO100
青空に鮮やかだった赤いトラックを、24mmワイド側で。広々とした画角、奥行きを活かせるのもフルサイズならでは。
ライトやグリルの質感もいい感じです。ピクチャースタイル風景で少し色味を派手目に。
▽見上げる木々

1/250 F8 ISO400
こちらもワイド側で木々を見上げる。F8まで絞っていますので隅々までシャープ。
やはりフルサイズ、こういたのびのびとした画角が使えるのはいいですね。
▽海岸にて

▽D51
公園のD51。鉄、塗装の質感も良く、背景の適度なボケで立体感を。
そしてEF24-70F4LISHSMの特徴であるマクロ撮影も試してみます。マクロ撮影時にはレンズ横の切り替えスイッチを押しながら、ズームリングをマクロ域に。0.7倍の最大撮影倍率、ぐぐぐっと、寄れる!これはありがたい機能です。
▽マクロ域にて

1/40 F4 ISO100
こちらも、マクロモードにて。日が陰ってきてしまったのですがハイブリットISがやはり重宝しますね。そしてさすがLを名乗るレンズ。ピントが来たところのシャープさ、花の質感など、付加機能とは思えないレンズです。
▽ミツマタの花

1/40 F4 ISO400
EF24-70mmF4LISUSMのマクロ機能で寄ってみました。小さな花、蕊などのデティールも良く、被写体との位置もありF4でも大きくボカす事が出来ました。
▽海岸とガラス玉

お次はレンズキットの設定のあるEF24-105mmF4L IS USMとの組み合わせにて。
常用のレンズで中望遠域をもう少しカバーしたいという方はこちらのキットの組み合わせも。
▽海岸にて

1/400 F8 ISO100
砂浜、青空、遠くの山並みの描写もいい感じに。電子水準器も内蔵でこんな構図の時にも重宝しますね。
▽ナズナ揺れる

▽高感度手持ちにて撮影

大きめのレンズとの組み合わせの場合、使用上問題はありませんが、縦位置グリップを組み合わせることによりさらにホールド性が向上します。
▽立石夕景

レンズ:EF100-400mmF4L IS USM
1/2500 F5.6 ISO400
富士山を狙っていたのですが雲で見えず。ちょうど漁船がやってきたのでとっさに構図を変えて。
11点AFセンサーでAFも高速、迅速にピントが合います。