【ハイレゾ音源対応】ポータブルヘッドホンアンプ DAC付 PHA-3 [DAC機能対応 /ハイレゾ対応] 商品レビュー

現在ソニーのハイエンドポータブルアンプがこのＰＨＡ３である。
ＰＨＡ１、ＰＨＡ２、ＰＨＡ１Ａに比べ、大きい。ダイナマイトのような風貌であり、コード類をさしていると電車内や銀行では出すのを憚られる様なデザイン。
下手をすると警察のお世話にもなりそうである。

デザイン性は兎も角として、音質は非常に高いレベルである。
音一つ一つの量感が増え、音場は広がり、ダイナミックに音楽を楽しむことが出来る。やや、音が丸くなるように思え、ギラギラしているHR/HMよりもJAZZやCLASSICの音楽と相性が良いように思える。決してHR/HMが苦手という訳ではないが。

ＭＤＲＺ７とのアンバランス接続ではこもったような音ではあるが、良い音を出している。しかしながらＰＨＡ３はバランス接続をすることが大前提のポタアンであろう。ＭＤＲＺ７を別売りのキンバーケーブルに接続して聴いてみると、その素晴らしい音の波に圧巻される。
音の粒感、クリアなサウンド、切れのある低音とハイエンドを名乗るに相応しいポテンシャルである。

しかし、現在ソニーの二股のバランス接続に対応するヘッドホンやイヤホンが極端に少ない。ソニー曰く、２．５ｍｍのバランス接続では良い音質を得られなかったとのことだが・・・

ＰＨＡ３でのバランス接続をするならば、専用のヘッドホン、専用のケーブルの購入をしなければならない。そしてその製品は大抵のものが高額である。

バランス接続にはかなりのお金がかかるので、ＰＨＡ２でも良かったのかもしれないと悶々と日々を過ごしている。
今後、ソニーのバランス接続に対応する低価格機種の増加を願ってやまない。