

LIFE STORY
我が家は
「電池切れ」知らず。
「どんぐりころころ♪
どんぶりこ〜♪」
絵本から流れてくるメロディに合わせて、野太い声で響き渡るどんぐりころころ。パパは、かれこれ2時間近く「どんぐりころころ」を歌わされ続けている。「もう1回!」長女のおねだりにちょっとげんなりしているパパ。「どんぐりころころ♪どんぶ……ん?」軽快に流れていたメロディが、止まってしまった。どうやら乾電池が切れてしまったよう。
「あ〜、電池切れちゃったね。おしまいだ」パパはちょっとうれしそう。一昨日リモコンの乾電池が切れたとき、最後のストックだった乾電池を使い切ったことをパパは覚えていた。「え〜、まだやりたい」残念そうな長女。長女は上等な電池を積んでいるようで、なかなか電池切れしない子だ。


「乾電池、あるよ。」
ママが引き出しを開けると、シンプルな白地に赤いロゴが目立つ乾電池が並んでいた。「あれ? どうしたの?その乾電池?」とパパ。「ネットで見てて、ビックカメラで買ったの」いつも行き当たりばったりで買っていた乾電池。割高な気がして、ママは気になっていた。節約できるところは節約しようと、ネットで探していたところ、ビックカメラの乾電池を見つけた。
「それにしたって、ずいぶんたくさん買ったね」と、すこし恨めしそうなパパ。「ほかと比べるとずいぶん安いけど、口コミもよかったから。」乾電池にしてはおしゃれなデザインも、実は結構気に入っている。

