パナソニック LUMIX G8
一眼レフライクなデザインが特徴のLUMIX Gシリーズに、最新モデル『LUMIX DMC-G8』が登場しました。前モデルG7との最も大きな違いは、ボディに手ブレ補正機構が搭載された事、さらにレンズ側の手ブレ補正機構と連動させる「Dual I.S.2」で、通常時よりさらに強力に手ブレを抑えてくれる点です（現在、Dual I.S.2に対応しているのは『LUMIX G VARIO 14-140mm』『LUMIX G VARIO 12-60mm』の2本のみ）。Gシリーズユーザー的には、買い替えもご検討頂けるのではないか？と思われる一台です。
背景ボケが色鮮やかな花を立体的に見せています。マイクロフォーサーズセンサーとしては、十二分なボケ具合です。
- 絞り値：f/5.6
- 露出時間：1/100秒
- ISO：640
ここから夕焼けカットを何枚か。ちょうど空に赤みが差してきた頃です。明かりが入った電灯を被写体にする事で、秋から冬にかけての冷たくなってくる空気感を表現出来ました。
- 絞り値：f/5.6
- 露出時間：1/160秒
- ISO：400
- 露出補正：-0.7
夕焼けの美しさに目が行きがちですが、シルエット調に写っている画面下の建物にも注目。潰れる事なく、建物のディテールをきちんと描写しています。
- 絞り値：f/5.6
- 露出時間：1/50秒
- ISO：400
- 露出補正：-0.7
こちらは橋越しに夕焼けを撮影。クリエイティブコントロールモードで「ローキー」を選択。直接見る夕焼けも美しいですが、シルエットを設ける事でより夕焼けの鮮やかな色合いが際立ちます。
- 絞り値：f/6.3
- 露出時間：1/50秒
- ISO：400
- 露出補正：-0.7
4K連写で、動いている被写体もバッチリ撮影。通常の連写だと秒間9コマですが、4K連写なら秒間なんと約30コマ！これに慣れてしまえば、もう通常の連写モードは使えません。スライドフォトセレクトモードで、お気に入りの一枚を選べます。
- 絞り値：f/8
- 露出時間：1/250秒
- ISO：200
- 露出補正：-0.3
窓ガラスに反射した木のディテール、レンガの質感、手前の木の前ボケなど、一枚の画の中に見所が沢山有ります。本機の基本性能の高さが伺えます。
- 絞り値：f/5.6
- 露出時間：1/15秒
- ISO：400
G8にはボディ内手ブレ補正機構が搭載されています。レンズ側にも手ブレ補正機構が搭載されていると、さらに強力に補正してくれます（Dual I.S.2）。こういった暗がりでのカットも、ブレを気にせず撮影出来ます。
- 絞り値：f/5.5
- 露出時間：1/80秒
- ISO：400
- 露出補正：-3
追尾AF機能もより進化。飛び去る飛行機をバッチリ捕捉しています。
- 絞り値：f/5.6
- 露出時間：1/1000秒
- ISO：400
実はG8は、前モデルのG7よりも僅かながら大きくなっており、重量も100g近く増えております。しかしながらレンズを取り付けて構えた時のホールド感や安定感は向上しており、ボディは防塵防滴＆手ブレ補正対応になっておりますので、より色々なレンズ、色々な撮影フィールドで活躍出来るようになったと言えるでしょう。AF性能や4Kモードをはじめとした連写性能など、目を見張る機能も多数搭載、かゆいところに手が届く仕様なので、万人にお勧め出来るカメラだと思います。
