オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
M.ZUIKODIGITAL、PROシリーズレンズに、待望の超広角ズームM.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROが発売になりました。
F2.8通しの大口径超広角ズーム、先に発売の12-40PRO、40-150PROと合わせ、いわいる「大三元」レンズが、マイクロフォーサーズにも揃いました。35mm換算で14〜28mmを全域F2.8でカバー。PROシリーズということで、高画質なレンズ設計はもちろん、高品位な金属鏡筒、防滴防塵やAF/MFの切り替え機構など、様々な撮影ニーズに応える仕様。超広角ということで前玉は出っ張っていますが、フードは本体一体、専用のレンズキャップが付属しますのでそれを活用し使用上注意したいところ。
▽青空の公園
1/1000 F5.6 ISO200
気持ちの良い青空と、公園の花壇をローアングルで。手前の花々もシャープに描写。
▽湖畔に咲くつつじ
1/1500 F6.3 ISO200
こちらもワイド端で。湖畔に咲く赤いつつじを手前に入れて。超広角ならではの広がりと奥行き感です。
▽カフェにて
1/250 F2.8 -0.7 ISO200 露出補正:-0.7ステップ
最短撮影距離は0.2m。広角レンズながら、被写体にぐっとよることで、大きく入れた背景をぼかすといった表現も可能です。
▽北斗小沼沿いを行く
1/2000 F5.6 ISO400 露出補正:0ステップ
こちらは28mm相当側で。広角ゆえ、動体撮影時は速めのシャッター速度をチョイス。絞りはF5.6、レールのバラストや背景の木々もシャープに写しつつ、スピード感ある1枚となりました。
▽港にて
1/400 F/8 ISO200
F8まで絞ってみました。広角ならではの深い被写界深度。ゆがみも少なく手前の錆びやコンクリートの質感もシャープに描写。
▽街灯
1/3200 F/4 ISO200
少々意地悪に雲越しの太陽を入れて。角度によっては若干のゴーストが現れる場合もありますが、ほとんど目立たなく、コントラストなど、逆光時もとても優秀です。
▽レトロ電車
ワイド端にて、旧信号塔をスナップ。ちょうどレトロな電車がやってきました。程よいデフォルメ感と広がり、超広角ならではの画角が楽しい1本ですね。
大三元がそろってますますシステム充実のマイクロフォーサーズ
F2.8通しの大三元ズームが揃ったマイクロフォーサーズ、35mm換算で14〜300mm相当を、PROレンズ3本でカバーします。カメラ、レンズのサイズが小さく設計できるマイクロフォーサーズ、今回の撮影には、E-M5MarkII、E-M1に7-14、12-40、40-150の3本に加え、テレコンと8mmフィッシュアイと持って行ったのですが、カメラバッグはドンケF-3Xに収まってしまいました。機材をミニマムにできるのもこのシステムの利点、そしてこの機動性は大きな武器となります。今回の7-14PROもダイナミックに風景を切り撮る、超広角ズームとしてもトップレベルの性能、画質、の1本。高性能なボディとの組み合わせで、撮影旅行で、作品作りに大活躍してくれます。広角好きの方は是非、持っておきたいレンズです。いや、この際、3本とも揃えてしまうのもいかがでしょうか?