SONY 交換レンズ FE 100mm F2.8 STF GM OSS
ミノルタ時代より好評だった、なめらかなボケ味が特徴のSTF(Smooth Trans Focus)レンズが、ソニーのハイエンドレンズのGマスターシリーズに登場!Gマスターならではのシャープさと、STFのボケ味はどのように映るのでしょうか。

絞り開放での撮影。本レンズはアポダイゼーション(APD)光学エレメントという、レンズの中心から周辺にかけて透過光量が低減する一種のNDフィルターのような効果が持たされており、その為レンズの明るさよりもセンサーに届く光量が少なくなります。本レンズの絞りリングにはT値(実質上のレンズの明るさ)が記載されています。
使用カメラ:
ソニー α7RII ILCE-7RM2
使用レンズ:
ソニー FE 100mm F2.8 STF GM OSS
絞り値:f/5.6
露出時間:1/60秒
ISO:400
露出補正:-

ボケ味がきれいだとついつい寄って撮りがちです。自然な背景ボケが、主役のスクーターを引き立てています。フロントガラスの汚れやさび具合も見事に描写、高い解像性能がうかがえます。
使用カメラ:
ソニー α7RII ILCE-7RM2
使用レンズ:
ソニー FE 100mm F2.8 STF GM OSS
絞り値:f/6.3
露出時間:1/250秒
ISO:100
露出補正:-

積み木の鮮やかな色味、立体感、日差しの柔らかさ、いずれも素晴らしい仕上がりです。
使用カメラ:
ソニー α7RII ILCE-7RM2
使用レンズ:
ソニー FE 100mm F2.8 STF GM OSS
絞り値:f/6.3
露出時間:1/250秒
ISO:400
露出補正:-0.7

自然な背景ボケもさることながら、その解像力の高さでぬいぐるみの毛の一本一本まで精緻に描写。
使用カメラ:
ソニー α7RII ILCE-7RM2
使用レンズ:
ソニー FE 100mm F2.8 STF GM OSS
絞り値:f/5.6
露出時間:1/100秒
ISO:400
露出補正:-0.7

ちょっと高いところに生えている草木も、中望遠レンズならたやすく手元に手繰り寄せられます。短焦点中望遠ならではの立体感、ボケ味です。
使用カメラ:
ソニー α7RII ILCE-7RM2
使用レンズ:
ソニー FE 100mm F2.8 STF GM OSS
絞り値:f/5.6
露出時間:1/400秒
ISO:100
露出補正:-
これまでもGマスターシリーズを使った際は切れ味の良い画が撮れるなぁと感心しておりましたが、今回のSEL100F28GMはそれだけでなくボケ味も両立、むしろとろけるようなボケ味が特に印象に残りました。階調表現も豊かで解像力も高く、写真表現域が広がる一本だと思います。Eマウントユーザーで作品作りを考えている方なら、ぜひ抑えておきたい一本です。