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SIGMA sd Quattro H

2016年末にボディが発売、さらに2017年3月には二種類のレンズキットが発売した『sd Quattro H』。通常のデジタル一眼に搭載されているセンサーよりも大きなAPS-HサイズのFOVEONセンサーを搭載、それにより5100万画素相当の画質を実現したとのことです。「sd Quattro」のマイナーチェンジなだけあって、同じく独特な外観ですが、大型のセンサーによって描写性能はどのように変わったのでしょうか。


sd Quattro H 作例

しょっぱなから物凄い高精細な一枚です。シャドウの濃淡がとても上手く描き分けられていて、見たままの自然さを描写してくれました。また、石タイルの表面の細かい凸凹も確認出来ます。

  • 絞り値:f/3.2
  • 露出時間:1/250秒
  • ISO:100
  • 露出補正:-0.3

sd Quattro H 作例

逆光で構えた、砂浜で遊ぶ親子です。画面手前から中央にかけての砂浜の表面はもちろんですが、人物も拡大して見ると黒つぶれしていると思われがちですがしっかりと衣服も描き分けられています。

  • 絞り値:f/9
  • 露出時間:1/1600秒
  • ISO:100
  • 露出補正:-1

sd Quattro H 作例

こちらも逆光。フレアやゴーストも殆ど出ず、シグマレンズとの組み合わせでの高いポテンシャルを感じさせられます。

  • 絞り値:f/11
  • 露出時間:1/800秒
  • ISO:100
  • 露出補正:-1

sd Quattro H 作例

とても美しい、山の稜線奥に見える夕焼けです。オレンジの発色も良く、また奥から手前にかけてのグラデーションの描写も見事です。

  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/13秒
  • ISO:100
  • 露出補正:-0.7

sd Quattro H 作例

店先に置いてあった、アルコールの銘柄がプリントされたドラム缶。表面のひんやりとした感触まで想像できる、見事な質感描写です。

  • 絞り値:f/4
  • 露出時間:1/4000秒
  • ISO:100
  • 露出補正:-0.3

sd Quattro H 作例

こちらは夜明け前。山越にみえる微かな光が美しいです。朝のひんやりとした空気感を、上手く切り取ることが出来ました。

  • 絞り値:f/8
  • 露出時間:1/30秒
  • ISO:100
  • 露出補正:-1

sd Quattro H 作例

ローパスレスだと、こういった網戸だとモアレが発生しやすいのですが確認出来ず。それよりも、合焦した網目の描写の精緻さに目が奪われます。拡大すると、ほつれ目まで分かります。

  • 絞り値:f/4
  • 露出時間:1/4000秒
  • ISO:100
  • 露出補正:-0.3

sd Quattro H 作例

モアレ検証その2、こちらも問題ありません。手前から奥に行くにつれてのボケ方も極めて自然です。

  • 絞り値:f/9
  • 露出時間:1/400秒
  • ISO:100
  • 露出補正:-0.7

sd Quattro H 作例

専用の編集ソフト、SIGMA Photo Proでモノクロ調に現像をしてみました。枯葉やベンチの表面に銀塩時代の銀残しっぽく仕上げてみました。

  • 絞り値:f/1.4
  • 露出時間:1/800秒
  • ISO:100

シグママウントの様々な魅力的なレンズを使用することができる、5100万画素相当のデジタル一眼。操作になれてくればくるほど、被写体に集中して撮影することが出来るカメラだなと思います。ローパスレスなので高い解像感を味わうことが出来て、しかも今回はモアレも感じられず、本機のポテンシャルの高さを感じさせられました。また、操作系は同じなのでsd Quattroをお持ちの方も違和感無く移行出来ると思います。是非一度、シグマのFOVEONセンサーの繰り出す世界を感じてみてください。やみつきになりますよ。


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