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空間をリアルに切り撮る。中望遠マクロレンズ搭載のSIGMA DP3 Merrill

2012年に登場したDP1Merrill、DP2Merirll、コンパクトデジタルカメラながら、一眼レフと同等のFoveonX3センサーを搭載。そこから生み出される4600万画素の圧倒的な高画質は衝撃的でした。それぞれ、35mm換算で28mm、45mm相当のレンズのラインナップでしたが、新たに50mm(35mm換算で75mm相当)の中望遠マクロレンズを搭載したSIGMA DP3 Merrillが登場します。今回は発売前になりますが、ほぼ製品版を使わせていただく機会がありましたので、早速ご紹介したいと思います。

まずは外観より。


SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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今までのDP1,2Merrillとボディは同じくも、少し大きくなったレンズの分、少々違った印象です。


SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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カメラ上部左下にDP3のロゴが。操作系も従来機と同等


SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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カメラ背面。液晶画面は視認性の高い3.0型液晶を搭載。


SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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自前のDP2Merrill(右)と比べてみました。レンズの大きさの違いが良くわかると思います。 


タイプライター

SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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とにかく、解像感がすごい。タイプライターの本体、キーボード、紙の質感、原版を等倍で見ると鳥肌が立つぐらいすごいんです。背景のぼけ具合もいい感じです。


ウインドウ越しに

SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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窓越しに撮影。ガラスの汚れや透明感も良く表現してくれました。SIGMA DP3 Merrillは専用設計の中望遠マクロレンズを搭載。最短撮影距離は22.6cmと被写体にぐいっと寄れます。


春の陽気

SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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絞り開放にて。センサーも大きいのと、被写体との距離感もあり適度なぼけ味。ピンがきた所の花のディテールもすごいです。


薔薇

SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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一輪挿しのバラの花。花びらのテクスチャー、淡いピンクのグラデーション良く表現してくれました。


ラムネビン

SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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ラムネのビンをクローズアップ。ガラスの透明感、質感いい感じです。ピントもAFで迷うことなく合いました。


ランチ

SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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この日のランチをパチ。色鮮やかなパスタを立体的に切り撮ってくれました。少し暗かったのでISO400にて。テーブルフォトにも程よい画角です。

AFは被写体との距離により、作動範囲を選ぶことも可能。測距点も切り替えが出来ます。最新のAF一眼レフのようにビュン!とはいきませんが、じっくり被写体に向き合い、確実にピント合わせを行いたいです。いざという時はピントリングも大きく、MFでもピント合わせが出来ますので、マクロ撮影時に重宝しますね。

35mm換算で75mm相当ということで、慣れないと難しい画角かな?と思いがちではありますが、上記のように、花やテーブルフォトなどのマクロ撮影には中望遠マクロとして使いやすく、もちろんポートレイトでも威力を発揮します。そして街中でも気になったものを切り撮るにもちょうどいい画角なのです。


看板熊?

SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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看板に書かれた熊?板の木目や、筆の跡なども驚くぐらい写っていました


カラフルサドル

SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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カラフルな壁にもたれる自転車。サドルの影を入れて。75mm相当の画角ということで、街中で気になった一部分を切りとるのにもちょうど良い画角。色の再現性もすごいです。


青空クレーン

SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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F8まで絞ってみました。その解像力がさらに高まり、機械のディテールをリアルに描写。そらにうっすらかかる雲の質感もいい感じです。


陸橋より

SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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同じくF8にて。線路のバラスト1つ1つ、フェンス、電柱、背景のビルのアンテナまでビシッと描写。原版を等倍で見ると、驚くほど解像力です。恐るべしFOVEONセンサー。


絵馬

SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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木目の質感も良く描写してくれました。

1/80 F2.8 -0.3 ISO200


VW

SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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ワーゲンバスのエンブレムをクローズアップ。年季の入った車体をリアルに。

1/500 F2.8 -0.3 ISO100


重厚

SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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重厚な建物。そのディテールはレンズ周辺部であっても破綻なく、しっかり描写。


窓越しピエロ

SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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再び窓越しにオブジェを見つけたので切り撮ってみました。フォーカスポイントを移動させて、窓越しですが意図する所にしっかりピンが来ました。


そして、Merrillシリーズに付属のRAW現像ソフト、SIGMAPhotoProもとても使いやすく、直観的に操作ができます。最高のセンサーが写しだした素材を引出し、最高の1枚へと仕上げてくれます。また、モノクロ専用のインターフェースも追加され、デジタルでのモノクロ写真をさらに奥深いものにしてくれます。


午後の窓から

SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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窓からさす光、サッシの影と床の木目が印象的だったのでモノクロで仕上げてみました。


旧型バスのディテール

SIGMA SIGMA DP3 Merrill

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オブジェになった古いバス。特徴的なテールランプ、窓、こちらもモノクロで仕上げてみました。部品1つ1つのディテール、質感、リアルに描写してくれました。


いやあ、スゴイの一言です。コンパクトながら、これだけの写りをする、改めてDPMerillシリーズの素晴らしさを再認識しました。そして、今回のDP3Merillは、50mmF2.8のマクロを搭載ということで、中望遠、そしてマクロと、撮影の幅が広がりました。撮影者の意図一つで様々な表現をする事が出来ます。じっくりと被写体に向き合う、切り撮る、はまること必須の絶妙な画角です。

こうなると、1にするか、2にするか、3にするか・・・迷うところではありますが、もちろん、それぞれの好みの画角の機種を、ということになるのですが、3台とも揃えて、3兄弟を使い分け3台持ちというのもいいな、考えるほど魅力的なカメラです。すでにシリーズをお持ちの方も、これから検討する方も、ぜひ機材のラインナップに検討をおすすめします。とにかくものすごい画質、手のひらの中判カメラです。その画質に驚き、Merrillの虜になることと思います。