FUJIFILM X-E4
先代X-E3から高さと奥行きがわずかにコンパクトになっただけですが、実際手に取ってみるとずいぶんスッキリした印象を受けます。この小さなボディで約2610万画素の高画質且つ、18種類のフィルムシュミレーションによるフィルムライクな画像が撮影できます。
軽量・コンパクトなボディながら軍艦部にはマグネシウム合金が採用され、質感も高くスタイリッシュで、いつもカバンに入れて持ち歩きたくなります。身軽で軽快なスナップショットを撮り歩いてみました。
3月に発売された「XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR」で距離のある場所から駅に入線する電車を狙ってみました。軽量・コンパクトなボディとレンズの組み合わせは秀逸で、フルサイズ換算で450mmにもなるAPS-Cならではの“ゴージャス”な圧縮感を手持ち撮影で味わえます。
こんなにもコンパクトな機材の組み合わせから、電車や鉄橋が凝縮された迫力ある画が生み出される“意外性”に、なんだかワクワクした気持ちが沸き上がりました。
こんなにもコンパクトな機材の組み合わせから、電車や鉄橋が凝縮された迫力ある画が生み出される“意外性”に、なんだかワクワクした気持ちが沸き上がりました。
カメラ:
X-E4
絞り値:f/5.6
露出時間:1/1000秒
ISO:250
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:シャッター優先
フィルムシュミレーション : クラシックネガ
交差点を走り抜ける人力車を後方からアップで狙ってみました。XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WRとX-E4の組み合わせはAFも機敏で、動きのある被写体も問題なくフォーカスすることが確認できました。撮影でチョイスしたクラシックネガのノスタルジックな色調は、江戸の風情を残す浅草の雰囲気をしっとり写し出して相性は抜群です。
カメラ:
X-E4
絞り値:f/5.6
露出時間:1/1000秒
ISO:250
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:シャッター優先
フィルムシュミレーション : クラシックネガ
フジフィルムのカメラには撮影素子サイズだけでは計り知ることのない魅力にあふれています。有効2,610万画素のX-Trans CMOS 4センサーと画像処理エンジンX-Processor4が生み出す画質はフルサイズと遜色ないクオリティがあります。加えて定評のあるフィルムシュミレーションを18パターンも搭載し、味わい深いフィルムライクな色調を堪能できます。
カメラ:
X-E4
絞り値:f/5.6
露出時間:1/320秒
ISO:250
露出補正:-0.7
露出モード:標準プログラム
フィルムシュミレーション : クラシッククローム
低い彩度と高いコントラストのクラシッククロームが描き出す世界、何気ない日常を切り撮っただけなのに写し出された画像から深い奥行きを感じる味わいがあります。
カメラ:
X-E4
絞り値:f/5.6
露出時間:1/1000秒
ISO:250
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:標準プログラム
フィルムシュミレーション : クラシッククローム
「XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR」はフルサイズ換算で107〜457mm相当の幅広い焦点をカバーする望遠ズームですが、長さ132.5mm(最短距離時)・質量約580gとコンパクトなので、X-E4とバランスが取れて高い機動力を発揮できる組み合わせです。強力な手振れ補正もついていますので、動きのある被写体やスポーツ撮影はもちろん、様々なシーンで狙った瞬間をものにできるチャンスが広がることでしょう。
カメラ:
X-E4
絞り値:f/5.6
露出時間:1/950秒
ISO:250
露出補正:-1.3ステップ
露出モード:標準プログラム
フィルムシュミレーション : クラシックネクローム
コンパクトながら、被写体をギュッとまとめる圧縮効果を手軽に楽しめるレンズを携行するだけでも撮影が楽しくなります。そこにフィルムシュミレーション選びの楽しみまで加わるのですから、どんな絵が撮れるのかシャッターを押す瞬間、ワクワクした期待に胸が膨らみます。
カメラ:
X-E4
絞り値:f/6.4
露出時間:1/600秒
ISO:250
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:標準プログラム
フィルムシュミレーション : ブリーチバイパス
渋い色調のフィルムシュミレーション作例が続きましたが、スタンダードともいえるプロビアの発色の良さも定評があります。花や人物撮影で使用すれば、適度な彩度とコントラストの美しい「富士フイルムの色」が楽しめます。春の撮影にもぴったり合うフィルムシュミレーションですね。
カメラ:
X-E4
絞り値:f/8
露出時間:1/350秒
ISO:250
露出補正:±0ステップ
露出モード:標準プログラム
フィルムシュミレーション : プロビア
通りかかった公園の池前にアマチュアカメラマンが集って何かを狙っています。なんだろう、と好奇心で近づいてみると、水辺に一羽のカワセミが留まっていました。
鮮やかな羽毛を少しでも目立つように彩度が高くメリハリある色調のベルビアを選び、いざカメラを構えると、カワセミは水辺から冬枯れの樹木の高い位置に飛び移ってしまいました。かなり高い位置に移動してしまったのですが、高倍率な望遠ズームのお蔭で可愛らしい姿を写真に収めることができました。
カメラ:
X-E4
絞り値:f/7.1
露出時間:1/2000秒
ISO:250
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:シャッター優先
フィルムシュミレーション : ベルビア
ポニー公園で見学した葦毛のポニーをアクロスで撮ってみました。白から黒まで豊かな階調で体毛の質感を細微に描写され、かつて富士フイルムから発売されていた白黒フィルム「ネオパン」を彷彿させるアクロスはX-E4でさらに描写力に磨きがかかりました。
カメラ:
X-E4
絞り値:f/5.6
露出時間:1/500秒
ISO:320
露出補正:-1ステップ
露出モード:シャッター優先
フィルムシュミレーション : アクロス
もう一頭のポニーはアスティアで撮ってみました。彩度がやや高く黄色味が強めですが、のんびりとした穏やかな春の日差しに寛ぐポニーの雰囲気がにじみ出る写真が撮れました。
カメラ:
X-E4
絞り値:f/5
露出時間:1/500秒
ISO:250
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:シャッター優先
フィルムシュミレーション : アスティア
軽量でコンパクトなX-E4の魅力を更に味わうためキットレンズ「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」を装着してスナップ撮影を行いました。コンパクトカメラの様に身軽な装備なため、さっとカメラを構えてストレスフリーでシャッターを押せます。
カメラ:
X-E4
絞り値:f/4.5
露出時間:1/1000秒
ISO:160
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:シャッター優先
フィルムシュミレーション : クラシックネガ
渋い被写体がクラシッククロームでさらに深まり、いぶし銀のような雰囲気を感じます。
カメラ:
X-E4
絞り値:f/5.6
露出時間:1/200秒
ISO:160
露出補正:-1.3ステップ
露出モード:標準プログラム
フィルムシュミレーション : クラシッククローム
一部分に色鮮やかな色が塗られた壁を縦位置にした構図で切り取ってみました。自分だけのアングルを見つける楽しみ。カメラがコンパクトだからこそ、この構図が浮かんだのかもしれません。
XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZはレンズキットのレンズといえど、侮れない描写力を秘めたレンズです。
カメラ:
X-E4
絞り値:f/6.4
露出時間:1/1500秒
ISO:160
露出補正:-0.3ステップ
露出モード:標準プログラム
フィルムシュミレーション : ベルビア
クラシッククロームの味のある描写に一度ハマると、使用頻度が高くなります(笑)
カメラ:
X-E4
絞り値:f/5.6
露出時間:1/300秒
ISO:160
露出補正:-0.7ステップ
露出モード:標準プログラム
フィルムシュミレーション : クラシッククローム
ノスタルジックな雰囲気を写し出すこのフィルムシュミレーションもまた、いったん魅せられるとハマります。この画像のトーン、実に渋いですね。
カメラ:
X-E4
絞り値:f/5.6
露出時間:1/850秒
ISO:160
露出補正:-1ステップ
露出モード:標準プログラム
フィルムシュミレーション : クラシックネガ
余計な色情報をカットし、被写体にグッと迫るモノクロームの表現力をアクロスで追及してみるのも、フィルム時代に戻ったようで楽しいですね。
絞り値:f/3.5
露出時間:1/250秒
ISO:250
露出補正:-1.3ステップ
露出モード:シャッター優先
フィルムシュミレーション : アクロス