デジタルオーディオプレーヤー ブルー M0-BLUE [ハイレゾ対応]

軽量で立ち上がりもよく、コスパと思ったのですが…

中国製なので、使用するまでは半信半疑でした。
ウォークマンは重く、立ち上がりが悪いので、いつも携帯用にグリーンハウスのGH-KANABT16を使用していました。
この製品は軽さ、タイ上がりの良さ、画面等は値段からすると、十分満足のいくものでした。
説明書が不十分でUSBケーブルの所在が分からず危うく購入するところでした。
【追伸】
電池の減り方が早いです（ウォークマン同様）。イコライザーで好きな音にカスタマイズできないのも物足りないです。

超小型なのに超パワフル。FOSTEXの平面駆動も鳴らせます

DAPをエントリークラスの価格帯、超小型でBluetoothとUSBのハイレゾスペックでの送受信に両対応しており、しかも高出力となるとこのプレーヤーくらいしか選択肢がないですね。
購入前の試聴は殆どしてません。イベントでほんの少し聴いた程度。ただパワフルな音だったよな〜とぼんやりした記憶で購入を決めてしまったのですが、良かったです。

自分は耳に突っ込む感覚が好きではなく、抵抗値の高いヘッドホンを使っているので低能率の製品でも鳴らせる高出力なプレーヤーを欲していました。新しく買ったHUAWEIのMate20liteがかなりの貧弱アンプだったので、この際高出力USB-DACアンプとしても使えるDAPにしようというつもりで購入。ちなみにその目的は十分に果たせました。

音質の印象ですが、力強い音です。その低価格にもかかわらず、それなりに繊細だと思うし、それなりに解像感や奥行きも感じます。何よりパワフル！出力の設定にハイゲインモードもあるので、FOSTEXの平面駆動型ヘッドホンT50RPmk3rもなんとか鳴らせました。感動。かなりいい音出ます。

ただ欠点としてウォークマンの様な色物機能は全く期待できないのが玉に瑕。まずイコライザーはひとつ上げれば他が下がる系の残念仕様で、しかもユーザーカスタムが出来ません。プリセットは無駄に豊富ながら実用的な設定は皆無なのでむしろこの項目自体無い方が良いです。デジタルフィルタも然り、全く変化が分かりません。また昨今よくある音源のアップスケーリング機能も有していないのでMP3はまんまMP3の音で出てきます。いやそれでも結構イイ音出るんですけどね。ただスマホ版SonyMusicCenterアプリでUSB-DAC接続した際はDSEEHXが使用出来、これが不思議な事に結構効果あるような…気がする。ただしMusicCenterからの出力は何故か48kHz/24bit固定なので注意。ちなみに本機をUSB-DACモードでAndroid8のMate20liteに接続した際、標準音声は96kHz/24bitで出力されました。再生ソフトや端末によっては最大192kHz/24bitまでいけます。

ソフトウェアアップデートもよく配信されてるみたいだし、拡張性も未来性も独自性も出力もあるので普通に買いだと思います。
今やハイレゾエントリーと言えばウォークマンのNW-A50シリーズ一択！みたいな風潮がありますが、何とあれ出力たったの35mWしかも16Ω時！本商品は80mW/32Ω時と余裕の大出力です。いくら高音質をアピールされたって、そんな繊細な音で静かに激しいブラスやロックやジャズを聴く気は私にはありません。もし身の伴った力強い音を求めるならば、どうぞSHANLING_M0をお選び下さい。必ずやその欲を満たしてくれましょう。

小さいけれど

小さいけれど高機能とは、この機種の為にあるのでは？
と思うほど、小さいのみハイレゾが聞けちゃうとは
すごいです。