Apple AirPods Max 2&ソニー 1000X THE COLLEXION音質・特徴を徹底比較
皆さんこんにちは。BIC WAVE編集部の たけ です。ここ1年くらいで各社から音作りや性能に徹底的にこだわったハイエンドヘッドホンが発売されて、オーディオファンのあいだで注目を集めています。今回はその中でも人気のあるApple 「AirPods Max 2」とソニー「1000X THE COLLEXION」の2機種を試聴し、それぞれの音の個性や魅力を本音でレビューしていきます。どうぞお楽しみください!
AirPods Max 2概要
スペック比較
※価格は記事が公開された時点のものになります。
AirPods Max 2 内容物
内容物は本体、専用ケース、ケーブルとなっています。ソニー 1000X THE COLLEXIONは前回のレビュー で解説しましたので、こちらをご覧ください。
本体外観
スペックで記載しましたが400g近くあるため、持った瞬間に重さを感じました。よく言えば重厚感がある作りと言えます。実際に装着したときの感触はあとで記載します。レビューする色味はミッドナイト色、少し青みがかった黒でメタリックな質感です。
ヘッドバンドはメッシュ構造になっています。しっかりとした弾力があり、装着時には頭にしっかりとフィットしてくれそうなデザインで高級感のある仕上がりです。また、バンドの調整は無段階調整になっていて、引っ張るとゆっくり伸ばせるようになっています。
装着感
| 成瀬 | Apple AirPods Max 2は全てがAppleらしいマテリアルで、美しさを感じます。装着感はメッシュのイヤーパッドが頭にフィットしつつも、蒸れにくく良い肌触りです。ただ、本体が重く(重量がソニーと比較して160g、20%ほど重い)側圧が強いのでこめかみ付近に対する負担はやや感じます。トータルでの装着感はソニーに軍配が上がると私は感じました。 |
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AirPods Max 2 音質レビュー
音の傾向
| 成瀬 | まず、オープンでクリアな傾向のサウンドだと感じました。高音域はしっかり伸びて、空間は広く、全楽器の音が隠れることなく聞こえてきます。低音域も変に誇張されることなくクリアです。「クールでモダン、綺麗なサウンド、どのような音源でもそつなくこなす優等生」という感じでしょうか。 バランスとしては、低音域は控えめ、中音域はやや強め、高音域もやや強めです。高音域は綺麗な特性に加えて、やや鋭さを感じる場面もあります。 |
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| たけ | 私としてはもう少し味付けがあっても良いかなと思いました。ただ、ベースとなる音がとてもクリアで、どんな音楽もオールマイティに楽しめる点は大きな魅力です。 |
音像イメージ
| 成瀬 | 音像のイメージをソニーと比較してみました。AirPods Max 2は低音から高音まで偏ることなく広がっていて、バランスの良さがわかると思います。対して、ソニーはボーカルとサイドギターがそれぞれ高音と低音方向に強調され、耳の近くで鳴っている感覚がわかります。 |
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こんな曲で聴きました!
堀梨恵「シネマ」
AirPods Max 2は曲全体を通してフラットからやや控えめな表現力ですが、高音域の煌びやか(きらびやか)に伸びる音やイントロのギターは繊細で美しさが感じられます。ソニーはセミアコースティックギターなどの音が豊かに表現され、リッチで厚みのある豊かなサウンドを楽しむことができました。
この楽曲は制作時のミックスチェックに私も参加しているため、使用している楽器などの詳細を把握できており、レビュー時によく使用しています。
Furui Riho「太陽になれたら」
シンセやギターなどの量感はソニーと比較して上がりますが、ボーカルはややあっさりとしたように感じます。音の配置などは前後左右上下と綺麗に広がっており非常に丁寧な音作りだと感じます。ソニーの場合は、R&Bらしい前に出てくるリズム帯とベースを主軸としつつも、前に出てくる中音域の特性によって女性ボーカルの存在感が失われず、楽曲全体の表現力をワンランク上のものにしてくれると感じました。
空間オーディオ
両機種の空間オーディオもチェックしてみました。今回はApple Musicで配信されているBUMP OF CHICKENの 「天体観測(2022 Recording Version)」(Dolby Atmos対応音源)を使ってチェックしていきます。(※)
AirPods Max 2(空間オーディオ Dolby Atmos)
立体感や音の分離は非常に優秀で、音の立ち上がりも鋭く、他社の空間オーディオを大きく上回る再現力だと感じました。ボーカルは中央にしっかり定位しつつ出過ぎずギターやベースはドラムと混ざらない、前後・左右だけでなく上下方向にも広がりをもって配置されます。
例えばBメロでは、ボーカルを中心に、右側のギターアルペジオが「右上のやや手前」に位置するように感じられ、非常に立体的です。一方で、高音域はやや刺さる傾向があり、空間オーディオではその特徴がさらに強調される点が気になりました。
ソニー 1000X THE COLLEXION(360 Upmix for Music)
過剰な演出を抑えた、自然でバランスの良い空間表現が特徴です。音の定位は、ボーカルをやや前に出して主役を引き立てるチューニングで、AirPods MAX 2に比べると伴奏はまとまりのある配置になり、空間全体をやさしく包み込むように広がります。ギターやドラムの立体感や定位の明確さは、規格で最適化されたAirPods MAX 2ほどのインパクトはありませんが、「自然な空間表現」という点ではこちらが優れている印象です。
試聴の際には聴き比べて、その違いを体験していただきたいですね。
※アップルミュージックの「空間オーディオ」はAirPodsシリーズでのみネイティブ再生に対応しています。SONYはAAC規格でヘッドホン側の機能「360 Upmix for music」でサラウンドに変換をして再生しています。
比較まとめ
まとめ
今回は話題となっているハイエンドヘッドホンの2機種を実際に試聴しながらそれぞれの特徴や違いをお届けしました。AirPods Max 2と1000X THE COLLEXIONのどちらも素晴らしいヘッドホンであるのは間違いありませんが、音作りには明確な違いがありました。「どちらの音が良いのか」ではなく「どちらが自分の好みに合うか」という基準でぜひ試聴をしていただくことをおすすめします。両モデルともビックカメラでは試聴が可能となっておりますので、ぜひご来店いただき体感してみてください。
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