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SIGMA 交換レンズ 14mm F1.8 DG HSM Art

SIGMA 14mm F1.8 DG HSM Artは、SIGMA Artライン7本目の35mmフルサイズ対応の単焦点レンズとして新しくラインナップに加わった超広角大口径レンズ。最高水準の超低分散ガラスFLDガラスなどを使用、超広角レンズで特に目立つ倍率色収差を補正し、画面の中心から周辺に至るまでの高画質を実現しています。SIGMAのこれまでの非球面レンズ加工のノウハウを生かし、14mm F1.8という今まで存在しなかったスペックの製品化が可能になったのです。

例えば、星は表面温度により異なる色(青・白・黄・オレンジ・赤)で輝くそうですが、このレンズがあれば、そんな夜空一杯に広がる星の輝きなども良好に表現できそうです。超広角で、色収差を抑えたF1.8という大口径レンズのメリットを活かし、質を追求した新しい表現が可能です。

まずは、夜景と早朝の2つの異なるシチュエーションにおいてテストシューティングを行いました。では、作例をご覧ください。




カメラ: Nikon Df
絞り値:f/6.3
ISO:400
露出時間:1/200秒
空の色が一瞬にして変わる日暮れ時。筆者にとって14mmという広角レンズは初体験。昨年この場所を訪れたのは、24mm-70mmのズームレンズを使用した人物撮影でした。その時のズームワイド端ではどうしても撮れなかった、迫力ある建物やビル群に再挑戦です。



カメラ: Nikon Df
絞り値:f/5
ISO:400
露出時間:1/250秒



絞り値:f/2.8
ISO:400
露出時間:1/15秒
切取った画角のダイナミックなスケール感は、さすが超広角レンズという他はありません。開放値F2.8での撮影です。描写は美しく、色収差は全く見られません。



絞り値:f/3.5
露出時間:1/8秒
ISO:400



絞り値:f/1.8
露出時間:1/15秒
ISO:400
露出補正:+1.3
実は、ほぼ真っ暗な陽が落ちる直前での撮影です。F値1.8の大口径レンズの恩恵により、実際よりかなり明るく調整できました。



絞り値:f/1.8
露出時間:1/15秒
ISO:800
露出補正:+1
超広角だからこそ表現できる空間の広がり。シャープさや階調も自然で美しい。この背景でしたら手前に人物を置いてのポートレート撮影なども行けそうです。



絞り値:f/1.8
露出時間:1/15秒
ISO:400
露出補正:+1



絞り値:f/1.8
露出時間:1/800秒
ISO:80
梅の開花が始まったばかりの近隣の山へ、レンズを携え登ってまいりました。頂上付近ではところどころに雪が少し残っていますが、中腹では一足早い春の息吹を感じることができます。開放値F1.8のこの14mmの画角で、ほぼ梅林の全景を切り取ることができました。開放でも解像度の高い素晴らしい描写力です。



絞り値:f/2.2
露出時間:1/640秒
ISO:80
奥行きのある撮影において、SIGMA 14mmF1.8 DG HSM Artの浅い被写界深度を活かすことで、手前の梅の木がグッと手前に見え、早朝の空気感のようなものが表現できたのではないかと思います。広角レンズでこのように背景をぼかす事自体、今まで試みようがなかったわけですが、上手く取り入れていけば新しい表現が可能になりそうですね。個人的には、より絵画的なテーマを探して作り込んで行きたいと思っています。


絞り値:f/3.5
露出時間:1/250秒
ISO:50
花を主題にするため出来るだけ花に寄り、背景をぼかしつつも花をしっかり撮るためには絞り数値をいくつにすべきかを探りつつ撮影しました。広角レンズなので周囲の広い風景を写しこむ事ができ、満足のいくイメージが撮れました。一枚の写真に程よく情報を入れる事でストーリーを語れる楽しさがあります。



カメラ: Nikon Df
絞り値:f/9
露出時間:1/40秒
ISO:50
少し絞り込んでの撮影です。明るいレンズは絞っても抜けが良く、空気感までもが描写されます。風景を撮るなら広角単焦点レンズは必須アイテム。やはり最高級レンズが良いですね。欲しい1本です。
  


絞り値:f/1.8
露出時間:1/800秒
ISO:80
梅林最上部の展望あずま屋からは、眼下に梅林が見渡せます。当日は曇天のため見られませんでしたが、冬の好天日には富士山や東京スカイツリーが見られます。日をあらためて、広角14mmレンズが捉える壮大な景色を撮りに再訪したいと思わせてくれたこの「SIGMA 14mm F1.8 DG HSM Art」は、風景や天体写真でその魅力を遺憾無く発揮してくれる筈です。光量不足の場所における室内やインテリア撮影、感度を上げずに速いシャッタスピードが求められる夕景の波打ち際など、超広角の特徴を活かした状況において存分にその魅力を発揮してくれる事でしょう。


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